千葉の別荘を早期に手放すべき理由
千葉県には南房総・鴨川・館山などの有名な別荘地が複数あり、バブル期は別荘が飛ぶように売れていたといわれています。
しかし、年間を通して利用頻度が少ない、もしくは訪れる予定がない別荘であれば、早期に手放すのが賢明です。
千葉の別荘を早期に手放すべき理由は、以下の4つです。
- 固定資産税や管理料金が定期的に発生する
- 空き家状態になっていると、放火・不法投棄などの被害に遭いやすくなる
- メンテナンスを怠ると家屋の老朽化が急速に進行する
- 家屋の一部が破損して他人にケガをさせた場合、損害賠償を請求される恐れがある
とくに、海沿いの別荘は潮風による塩害の影響で建物が劣化しやすくなります。
不動産の買い手・貰い手が付きやすい物件に共通するのは、建物の状態が良好であることです。
建物の老朽化が進行し、多額の修繕費用がかかる状態になると無料であっても貰い手が付きづらくなるので、早期の行動が必要です。
別荘を空き家にしてはいけない理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

千葉で「別荘あげます」を実現する4つの方法
千葉で「別荘あげます」を実現する方法は、以下の4つです。
隣地の別荘オーナーに譲る
別荘を手放す方法として、隣地の別荘オーナーに譲渡を打診する方法があります。
隣地の別荘オーナーに敷地を広げたい・別棟を建てたいなどの希望がある場合は、提案を受け入れてもらえる可能性があります。
交流がない場合は、法務局で登記簿謄本を取得すると土地・建物の所有者がわかるので、手紙を送るなどなどで連絡を取ってみるとよいでしょう。
【土地登記簿謄本の見本】
一般企業のマッチングサイトを利用する
一般企業が運営する空き家マッチングサイトで、貰い手を募る方法もあります。
空き家マッチングサイトとは、空き家の所有者と空き家を必要としている人をつなげるサービスです。
代表的な民間マッチングサイトとして、みんなの0円物件・家いちば・空き家ゲートウェイなどが挙げられます。
所有者自身で物件の掲載・買主との交渉を行う必要がありますが、その分、取引相手を自由に選べるメリットがあります。
別荘を譲る相手を慎重に選びたい場合は、一般企業のマッチングサイトを利用しましょう。
相続土地国庫帰属制度で国に返す
令和5年4月に開始した「相続土地国庫帰属制度」を活用して、別荘を手放す方法もあります。
相続土地国庫帰属制度とは、相続または遺贈で取得した土地を一定の要件を満たした場合に所有権を国に移転させられる制度です。
審査には約半年から1年程度かかりますが、承認されれば負担金約20万円を納付することで土地を国に引き渡せます。
ただし、相続土地国庫帰属制度を利用するには、申請前に建物の解体を済ませておく必要があります。
建物の解体以外にも、他人の生活道路として使われていたり境界が不明瞭だったりする土地は申請を受け付けてもらえません。
また、「相続・遺贈で取得した土地」が制度の対象であるため、自ら購入した別荘の場合は別の選択肢を検討する必要があります。
相続土地国庫帰属法については、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産有料引き取りサービスを利用する
譲渡先が見つからない場合は、不動産有料引き取りサービスを利用する選択肢もあります。
不動産有料引き取りサービスとは、手放したい不動産を所有者が費用を負担して専門業者に引き取ってもらうサービスです。
貰い手が見つからず、相続土地国庫帰属制度も利用できない別荘でも、ほぼ確実に引き取ってもらえます。
ただし、引き取り費用の相場は50万円〜100万円程度と高額です。
詳しくは後述しますが、所有者が価値を感じていない別荘でも、依頼先によっては売却できる可能性があります。
不動産有料引き取りサービスは、売却方法を検討した後の最後の切り札として考えておくのが得策です。
千葉で「別荘あげます」を実行する際の注意点
千葉で「別荘あげます」を実行する際の注意点は、0円であっても取得する側に税金が発生する点です。
別荘の無償譲渡は受け取る側に税金が課せられます。
たとえば、不動産評価額が1,000万円だった場合、受け取る側が負担する税金は、以下のとおりです。
税金の種類 | 税額 |
---|---|
贈与税 | (1,000万円 – 110万円) × 40% – 65万円 = 291万円 |
所有権移転登記費用 | 1,000万円 × 2% = 20万円 |
不動産取得税 | 1,000万円 × 3%(軽減税率の適用あり) = 30万円 |
上記の場合は、別荘を受け取る側が341万円の税額を負担しなくてはなりません。
後々トラブルが起きないよう、受け取る側が負担する税金について事前に説明しておくのが安全です。
また、個人間取引だと間に不動産会社が介入しないケースがほとんどです。
言った・言わないの水掛け論を防ぐためにも、契約書を作成して別荘の現況・責任の所在・家財の取り扱いについても明記しておきましょう。
千葉の別荘を適正価格で売却する2つの方法
ここまで、無償譲渡の方法をご紹介しましたが、別荘を0円で譲るのは非常にもったいないといえます。
所有者が価値を感じていない別荘でも、依頼先を変えるだけで金額をつけて売却できる可能性があるからです。
まずは売却を試みて、難しそうであれば無償譲渡を検討するのが効率的でしょう。
千葉の別荘を適正価格で売却する方法である、以下2つをご紹介します。
空き家バンクで売却する
千葉県内の多くの自治体も参画している「空き家バンク」で売却を試みるのも一つの手段です。
空き家バンクとは、空き家の売主と買主・借主をつなげるマッチングサービスを指します。
たとえば、千葉県勝浦市では市内に存在する一戸建ての空き家を対象に、空き家バンクの登録申請を受け付けています。
勝浦市の空き家バンクに登録した物件のうち、83%が売買物件・平均希望金額は807万円となっています。
ただ、空き家バンクは営利目的のサービスではないため、自治体が積極的に営業活動を行うわけではありません。
別荘の売却には時間がかかる可能性が高いことを念頭に置いておきましょう。
空き家バンクを有効活用する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産会社に依頼して売却する
不動産会社に依頼して売却する方法には、以下2つがあります。
結論からお伝えすると、別荘の立地・建物の状態がよいなら「仲介」、よくない場合は「買取」がおすすめです。
仲介・買取の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

仲介業者に売却を依頼する
仲介業者とは、不動産売買において売主・買主の仲介役として成約をサポートする不動産会社です。
仲介は幅広く広告宣伝をしてもらえるため、内覧希望者・購入希望者が多く集まりやすい別荘は市場相場に近い価格で売却できる可能性があります。
建物の状態・立地条件が共によい別荘の場合は、価格交渉もしやすくなるでしょう。
ただし、仲介での売却は販促活動を行うため、引渡しまでに平均3ヶ月程度かかります。
くわえて、問い合わせがない不動産に関しては年単位で売れ残るケースも珍しくありません。
販売活動の過程で購入希望者が多く集まりそうであれば、仲介業者に売却を依頼するのがおすすめです。
買取業者に買い取ってもらう
買取業者とは、物件を仲介せずに自社で直接買い取る不動産会社です。
買取業者は販売活動のステップがないため平均1ヶ月程度、書類が揃っていれば最短数日というスピード感で売却手続きが完了します。
とくに、「維持費が高くてすぐに手放したい」「引っ越しの日が迫っている」など、急ぎで売却したい方に適した方法です。
ただ、買取業者は購入した物件にリフォームなどを施し、運用・再販することで利益を得るビジネスモデルです。
商品化コストが差し引かれたものが買取価格になるため、仲介売却の7割程度が売値になるといわれています。
しかし、売却を依頼する買取業者によっては、そこまで値引きの影響を受けません。
訳あり物件に強い買取業者なら、築年数が古い・立地条件が悪いなどの別荘でもコストを抑えた商品化が実現できるからです。
余分なコストを削減できる分、買取価格に反映できるのです。
次項では、訳あり物件に強い弊社アルバリンクの買取事例をご紹介します。
空き家に強い買取業者ついては、以下の記事で特徴別に紹介しています。

アルバリンクなら売れない別荘も高額売却できる
弊社アルバリンクは訳あり物件専門の買取業者として、他社では断られるような不動産も数多く買い取ってきました。
たとえば下記のように「20年以上放置されて老朽化が進んだ家」を買い取った実績もあります。
【20年以上放置された家の買取事例】
引用元:Albalinkの空き家買取事例
上記は780万円で買取らせていただき、所有者には「雨漏りもするような家だったが、思ったより高い金額で買い取ってもらえた」と、金額についても満足していただけました。
上記のような訳あり物件を弊社が比較的高く買い取れる理由は、商品化コストを最小限に圧縮できるからです。
たとえば、リフォームを施して再販する際には、提携している業者に直接依頼することで仲介料をカットし、浮いた金額を買取価格に上乗せする形で還元します。
弊社に買取依頼をしていただいたお客様からは「肩の荷が下りた」「色々不安だったがスムーズに売却できた」といった感謝の言葉を多数いただいております(下記Google口コミ参照)
また、弊社はお客様からの評価が高いだけでなく、不動産買取業者としては数少ない上場企業でもあり、社会的信用も得ています。
信頼できる買取業者に安心して別荘を売却したい方はぜひ一度弊社の無料買取査定をご利用ください(査定依頼をしたからといって、無理な営業などは行いませんのでご安心ください)。
まとめ
別荘を所有した当初はよくても、生活を取り巻く環境が変わると「維持するのが負担になってきた」と感じる方も多いでしょう。
別荘の譲渡方法には、個人間取引をしたり国の制度を利用したりする方法があります。
ただ、依頼先を変えることで別荘の売却が実現する場合もあるので、無償譲渡は最終手段にするのがおすすめです。
「別荘をすぐに手放したい」「売却できるなら高値で売りたい」とお考えであれば、弊社AlbaLink(アルバリンク)までお問い合わせください。
全国の需要が低い不動産を積極的に買い取っており、フジテレビをはじめとした各メディアでは「訳あり物件専門の買取業者」として特集されています。
活用しない別荘を売却して、日々の体力的・精神的な負担から解放されましょう。