建売住宅に後悔して引っ越したい6つの理由
建売住宅を購入後に後悔して引っ越したい理由は、以下の6つです。
それぞれの理由について詳しく解説します。
隣家とトラブルになった
建売住宅に後悔して引っ越したい理由として、隣家とトラブルになったことが挙げられます。
建売住宅に限らず、分譲マンションや賃貸であっても隣人がどんな人かは実際に住んでみないとわかりません。
また、マンションと違い、建売住宅などの戸建ては隣家と深く関係する傾向にあります。
そのため、隣家とトラブルになった場合はストレスになり、後悔してしまう人が多いのです。
実際に弊社が行った「近所付き合いは得意か」のアンケートでは、「とても苦手」「どちらかといえば苦手」と答えた人が合わせて84.8%と多数を占めています。
トラブルの原因によっても変わりますが、建売住宅から引っ越さない限り、ストレスから逃れるのは難しいでしょう。
なお、ご近所トラブル事例については、以下の記事で詳しく解説しています。

騒音で迷惑している
周辺の騒音トラブルも建売住宅に後悔して引っ越したい理由の1つです。
隣人トラブルと同様に、騒音トラブルも実際に住んでみないとわかりません。
立地が大きく関係しますが、車や人の通行量が多い道路に面している場合や、飲食店などの店舗に近い場合は騒音がストレスになります。
とくに小さい子どもがいる家庭では、騒音は睡眠の妨げになるため、建売住宅から引っ越したいと思う人が多いでしょう。
なお、隣人の騒音トラブルへの対処法については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

学校区がよくなかった
購入した建売住宅の学校区がよくなかったことも後悔して引っ越したい理由といえます。
結婚や出産を機に建売住宅を購入した家庭では、通勤などを考慮して立地を決めているケースもあります。
子どもが成長するにあたって確認してみると、学校区がよくなくて後悔することもあるのです。
また、通学や通勤が不便で後悔する人もいます。
建売住宅に限らず、家を購入する場合はすべての希望を叶えることが難しいため、妥協する必要があります。
立地を妥協して建売住宅を購入した場合は、通学や通勤が不便で引っ越したいと思う人もいるでしょう。
思っていたより住みにくい
内覧で確認したものの実際に建売住宅に引っ越しして住んでみると、思っていたより住みにくくて後悔する人もいます。
建売住宅はリーズナブルな価格帯であることが多く、リビングや居室は狭めの間取りになる傾向になるため、家具や家電を置くと思っていたよりも狭く感じる人が多いのが実情です。
なお、狭小地が売れない理由は、以下の記事で詳しく解説しています。

建売住宅の価格や立地を優先して購入した場合によくみられるケースで、引っ越しして住んでみて後悔するパターンです。
また、マンションから建売住宅に引っ越した人は、日当たりや眺望が悪くて後悔する人もいるでしょう。
やっと手に入れたマイホームが思っていたよりも住みにくくて引っ越したい人もいるでしょう。
急に転勤になった
建売住宅に限らず、家を購入したのに急に転勤になって後悔するケースもあります。
共働きの場合は単身赴任をする家庭もありますが、近年子どもとの時間を大切にしたい家族が増えているため、家族全員で引っ越ししたいと思う人も多いのが実情です。
せっかく時間や費用をかけて手に入れたマイホームを転勤によって手放すことになるため、後悔する人も多いでしょう。
とくに建売住宅を購入して短期間しか住んでいない場合は、手出ししないと住宅ローンを完済できない可能性が高いため、後悔する要因となります。
同居する家族構成が変わった
同居する家族構成が変わることも建売住宅に後悔して引っ越したい理由となります。
たとえば、離婚した場合は購入した建売住宅が重荷となってしまいます。
また、高齢の親と同居することになった場合は、建売住宅では部屋数が足りず、引っ越しを余儀なくされることもあるでしょう。
賃貸とは違って家を購入していると、同居する家族構成の変化に柔軟に対応できないため、後悔する人もいるのです。
建売住宅に後悔して引っ越したい場合の対処法
建売住宅を購入後に後悔して引っ越したい場合の対処法は、以下のとおりです。
それぞれの対処法について詳しく解説します。
賃貸住宅として貸し出す
建売住宅に後悔して引っ越したい場合は、賃貸住宅として貸し出す方法があります。
資産として考えていて売りたくない場合や、売却資金で住宅ローンが完済できない場合は賃貸住宅として貸し出しましょう。
戸建て賃貸は子どもが小さいファミリー世帯に根強い人気があるため、一定の需要があります。
マンションに比べて戸建て賃貸は数が少ないため、十分貸し出せる可能性があります。
また、築年数によっても変わりますが、戸建て賃貸は比較的高い家賃をとりやすいため、住宅ローンの返済費用や固定資産税を考慮しても収支におけるプラスが期待できるでしょう。
ただし、せっかくのマイホームを他人に貸すことになるため、傷や汚れなどある程度の覚悟は必要です。
タバコを吸われたり、犬などのペットを飼われたりすることもあるため、賃貸借契約書にしっかり禁止事項として記載することをおすすめします。
売却する
建売住宅に後悔して引っ越したい場合は、売却する方法もあります。
再度住宅を購入したい場合や、転勤になった場合などは売却するのも選択肢の1つです。
ただし、住宅ローンが残っている場合は完済することが必須なため、売却資金で完済できない場合は、自己資金から手出しが必要になります。
後悔している建売住宅が売却できるか不安に思っている人もいますが、家を購入する際の条件は人によって違います。
家族構成もライフスタイルも違うため、売り出し価格の設定を間違えなければ、売れる可能性はあるでしょう。
住宅ローンが完済できない場合は住み替えローンを利用する
建売住宅を売却する際に住宅ローンが完済できない場合で自己資金がないときは、住み替えローンを利用しましょう。
住宅売却後のローンの残債と新しい家の購入資金を一緒に借りられる住宅ローンのこと
住み替えローンは通常の住宅ローンの審査に比べると通りにくい傾向にあり、ローンの残債と新居の購入費用によって決まります。
住宅ローンが完済できないため後悔した建売住宅から引っ越すことを断念している場合は、審査してみることをおすすめします。
後悔した建売住宅から引っ越す前に確認すべき4つのポイント
建売住宅を購入後に後悔して引っ越す前に確認すべきポイントは、以下の4つです。
住み替えスケジュールを確認する
建売住宅を購入後に後悔して引っ越す際は、まず住み替えスケジュールを確認する事が大切です。
建売住宅から住み替える場合は、家の売却と新居への引っ越しを同時に進めていく必要があります。
建売住宅の売却には一般的に6ヶ月程の時間がかかる反面、新居が見つかれば1ヶ月程で入居できます。
売却を先に進めて、ある程度目処がたった時点で新居探しをはじめましょう。
ローン残高を確認する
住宅ローンが残っている場合は、ローン残高を確認する必要があります。
住宅ローンを完済しないと抵当権を抹消できないため、建売住宅の売却資金で完済できるか確認する必要があるからです。
住宅ローンを借りるときに購入する不動産に金融機関が設定する権利のこと
建売住宅の売却資金で完済できない場合は自己資金で不足分を補う必要があります。
いくらぐらいで売却できるか確認する
実際に建売住宅がいくらぐらいで売却できるか確認します。
いくらぐらいで売却できるかわかれば、住み替えローンを組む必要があるか判断できるでしょう。
売却価格を調べる方法は、いくつかありますが、不動産会社に査定依頼すると現実的な売却価格がわかります。
査定方法は不動産会社によって異なるため、複数の不動産会社に依頼して査定の平均額を把握することをおすすめします。
弊社アルバリンクは査定だけでも受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
後悔しない新居を探す
建売住宅で後悔した反省を活かして新居を探します。
予算次第で条件は変わりますが、後悔したポイントをカバーできるような物件を探しましょう。
たとえば、広さに後悔している場合は、将来の家族構成まで考慮したうえで広めの間取りがおすすめです。
再度後悔することがないように、不動産会社に相談しながら慎重に検討することをおすすめします。
後悔した建売住宅から引っ越したい場合の3つのデメリット
後悔した建売住宅から引っ越したい場合は、以下の3つのデメリットがあります。
それぞれのデメリットを理解して慎重に決断することをおすすめします。
諸費用がかかる
後悔した建売住宅から引っ越したい場合のデメリットとして、諸費用がかかることが挙げられます。
まず建売住宅を売却する費用がかかりますが、一般的に売却金額の5~7%程の諸費用が必要になります。
建売住宅を売却する際の諸費用の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 費用 |
---|---|
仲介手数料 | 売却金額×3%+6万円+消費税 |
印紙税 | 1~10万円程度(売却金額によって異なる) |
抵当権抹消費用 | 5,000~20,000円程度(司法書士報酬) |
一括返済手数料 | 1~3万円 |
次に新居にかかる費用です。
賃貸の場合であれば家賃4~5ヶ月分が相場なので、家賃15万円の新居に引っ越す場合は60~75万円かかります。
購入する場合は購入金額の7、8%程の諸費用が必要になり、内訳は以下のとおりです。
項目 | 費用 |
---|---|
仲介手数料 | 売却金額×3%+6万円+消費税 |
印紙税 | 1~10万円程度(購入金額によって異なる) |
住宅ローン手数料 | 3~5万円、もしくは融資金額の1~2%前後 |
火災保険料 | 数十万円(地震保険は別途加入が必要) |
上記のように住み替えには多額の費用がかかるため、断念する人もいるのが実情です。
売却する際には手出しが必要である可能性が高い
後悔した建売住宅から引っ越したい場合は、売却する際に自己資金の手出しが必要である可能性が高いこともデメリットの1つです。
建売住宅に限りませんが、一般的に戸建て住宅はマンションと違って、たとえ築年数が浅くても購入した金額よりも高く売れることはほとんどありません。
購入した金額には新築プレミアムといって、新築物件のみに発生する特有の価値が付加されているからです。
そのため、一度でも住んでしまうと新築プレミアムがなくなるため、価格が下がってしまうのです。
諸費用に加えて、住宅ローンの完済のために自己資金が必要になります。
売却するには時間がかかる
売却するには時間がかかることも後悔した建売住宅から引っ越したい場合のデメリットといえます。
建売住宅に限らず、一般的に住宅を売却する場合は3~6ヶ月程度の時間がかかります。
また、不動産会社との媒介契約の締結や内覧のための準備などの手間も必要です。
さらに新居を同時進行で探す必要があるため、大変な労力がかかることになるでしょう。
建売住宅に後悔して引っ越したい場合はアルバリンクへ売却!
建売住宅に後悔してできるだけ早く引っ越したい場合は、一度アルバリンクにご相談ください。
弊社アルバリンクは売却が困難な建売住宅でも買い取れるノウハウがあるため、短期間で現金化できます。
「独自の再販経路を確保」や「集客の自動化による広告費削減」などの企業努力によって、売却が困難な建て替えが決定したマンションを他社より高く買い取ることが可能です。
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以下は、弊社が実際に「買取を行った築年数が浅い戸建て」の事例です。
【買取した共有持分の概要】
物件の所在地 | 千葉県木更津市 |
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物件種別 | 戸建て |
築年数 | 築12年 |
買取時期 | 2023年4月 |
参照元:アルバリンク「買取事例」
また、アルバリンクでは弁護士などの士業と提携しており、相続関連の手続きや残置物撤去など売却に付随する手間もすべて引き受けられます。
後悔した建売住宅を売却できずに悩んでいる方は、アルバリンクに売却して一刻も早く負担から解放されましょう。
まとめ
今回は、建売住宅に後悔して引っ越したい場合の対処法について詳しく解説しました。
建売住宅を購入後に後悔して引っ越しすることは可能ですが、住み替えするには多額の費用がかかります。
また、建売住宅の売却資金によって住宅ローンを完済できない場合は、自己資金を手出しするか住み替えローンを組む必要があります。
建売住宅に後悔してできるだけ早く引っ越したい場合は、買取業者に売却することも選択肢の1つです。
なお、弊社アルバリンクも後悔した建売住宅などの訳あり不動産を全国から積極的に買い取っている業者で、「フジテレビ」をはじめとする各メディアにも取り上げられた実績があります。
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