不動産買取業者には悪質な会社がある?
不動産買取業者の中には悪質な会社が確かに存在します。
不動産買取を利用する人は早く物件を手放したい人が多く、他社と比較せずに業者を決めることが多いからです。
他社と比較しないと、相場よりも低い見積もりなどを提示されても気づくことができません。
詳しくは、「悪質な不動産買取業者が存在する理由」で説明しているのでご覧ください。
実際に2020年には、「富士建設株式会社が行う取引」で消費者の利益を不当に害する恐れのある行為が確認できたと消費者庁から注意喚起されています。
そのため、悪質な買取業者に依頼することがないように比較して慎重に検討する必要があります。
なお、不動産買取業者ランキングについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
買取と仲介との違い
不動産を売却する方法には、不動産買取と不動産仲介の2種類があります。
不動産買取は、先述のとおり、住宅や土地などの不動産を直接買取業者に売却する方法です。
仲介よりも短期間で現金化でき、仲介で売却が難しい物件でも買い取ってもらえる可能性があります。
買取業者に直接売却するため仲介手数料はかかりませんが、売却金額は相場の5~7割程になります。
不動産売買を仲介する不動産会社に支払う報酬のこと
売却を急いでいる場合や仲介での売却が難しい場合などは不動産買取が適しているでしょう。
一方、不動産仲介は、一般の市場から買い手を探してもらう売却方法です。
一般的に不動産を売却する場合は、買取よりも高く売れるため、仲介を選択されることが一般的です。
しかし、仲介で不動産を売却する場合は、3~6ヶ月の期間がかかり、仲介手数料をはじめとした諸費用が発生します。
また、不動産買取も確実に買い取ってもらえるわけではありませんが、仲介でも確実に売れる保証はありません。
なお、買取と仲介の違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
不動産買取の種類
不動産買取には、即時買取と買取保証の2種類があります。
即時買取
即時買取とは、買取金額など不動産買取業者と交渉がまとまれば、買い取ってもらえる方法です。
一般的な不動産買取は即時買取のことで、短期間で現金化できるメリットがありますが、売却金額は安くなります。
買取保証
一方、買取保証は、はじめに仲介での売却活動を行ったが、いって期間経過しても売れない場合はあらかじめ提示された金額で買い取ってもらう方法です。
買取保証には、買取と仲介双方のメリットがあるため、売却を急いでいない場合で買取も視野に入れているケースで採用されることが多い方法といえます。
悪質な不動産買取業者が存在する理由
不動産買取業者は、不動産を一旦買い取り、リフォームなどで再生させて高く再販することによって利益を得ています。
はじめに不動産を買い取るリスクがあり、少しでも利益を多く出そうと安く買い取る必要があります。
少しでも安く買い取り、できるだけ高く売却したいため、売り手や買い手を騙す業者が現れるのです。
2013年頃から不動産市場は活発になり、売却価格が上昇しているため、不動産を売却する人が増えています。
また、相続で実家などの不動産を所有することになったが住む予定も活用する予定もない人が売却するケースも増えています。
駅に近いなど条件が良い物件は仲介でも売れますが、需要が少ない物件は売れません。
そのため、不動産買取を利用する人が多くなり、買取におけるトラブルが増加しています。
悪質な不動産買取業者を見極めるためにも詐欺手口や悪質な業者の特徴を理解する必要があるでしょう。
なお、弊社アルバリンクは上場している買取業者のため、安心して取引できます。
悪質な不動産買取業者の詐欺手口7選
悪質な不動産買取業者が行う詐欺手口は、以下の7つです。
それぞれの詐欺手口について詳しく解説します。
最初だけ高い査定額を提示する
悪質な不動産買取業者が行う詐欺手口として、最初だけ高い売却査定額を提示することが挙げられます。
高い売却査定額を提示することによって、売り手に期待を持たせ契約を締結しようとします。
このような会社は査定書に但し書きが書いてあり、契約後に色々な理由をつけて値段を下げてきます。
複数の不動産会社に査定を依頼して比較すれば、極端に高い売却査定額を提示してくる悪質な買取業者を見つけられるでしょう。
相場よりも安い金額で買い取ろうとする
高い売却査定額を提示することとは反対に、相場よりも安い金額で買い取ろうとすることも悪質な不動産買取業者が行う詐欺手口の1つです。
売却相場を把握しておらず、不動産に詳しくない売り手の場合は、相場よりも安い金額で買い取ろうとする悪質な買取業者がいるのです。
実際に高齢者を狙って自宅売却トラブルが増加していると産経新聞のHPに記事が載っています。
参照元:産経新聞|リースバック悪用、高齢者狙う 安く買い取り、高い賃料請求 自宅売却トラブル増
他社に査定を依頼されると安い買取金額がばれてしまうため、何かと理由をつけてすぐに契約を締結しようとするのも特徴といえます。
できるだけ早く売却したいからといって、比較せずに依頼する買取業者を決めることはおすすめできません。
仲介手数料を要求する
悪質な不動産買取業者は仲介手数料を要求する場合があります。
そもそも不動産買取は仲介ではないので仲介手数料が発生しません。
不動産に詳しくない売り手の場合では仲介手数料を請求するケースがあるため、発生する諸費用をあらかじめ質問しておくことをおすすめします。
また、不動産買取業者の中には自社で買い取らず、買取業者を紹介することを買取としている業者もあります。
買取会社に仲介すると仲介手数料は発生するため、自社で買取を行っているか確認する必要があるでしょう。
高額な測量費を要求する
悪質な不動産買取業者からは高額な測量費を要求されることもあります。
隣地との境界があいまいな場合では確定測量を行うことによって土地の境界を全て確定させることがありますが、測量費は以下の条件によって大きく異なります。
- 土地の面積
- 土地の形
- 隣地との高低差の有無
- 庭木などの障害物の有無
- 関係する権利者の人数
- 地域など
一般的な住宅における確定測量費は、40〜50万円が相場で、道路との境界で役所の立会いが必要な場合はプラスされます。
ただし、測量費は地域によっても大きく異なるため、不動産を売却する場合に測量が必要な際は複数の土地家屋調査士に査定を依頼して相場観を把握しましょう。
相場よりも明らかに高額な測量費の場合は悪質な不動産買取業者の可能性が高いといえます。
支払いを小切手で行おうとする
不動産買取の支払いを小切手で行うことも悪質な不動産買取業者の詐欺手口です。
小切手とは、現金の代わりにやり取りできる有価証券の1つです。
小切手を使用するためには銀行で当座預金口座を開設して審査に通る必要があるため、信用の高い有価証券と思われがちです。
しかし、当座預金口座に現金がない場合は小切手の決済ができずに不渡りとなります。
悪質な不動産買取業者は、わざと不渡りにして現金を払わずに物件を奪うのです。
そもそも一般の住宅などの不動産取引では銀行振込が一般的です。
買い手の取引銀行にて決済手続きを行い、振込の確認が取れた後に物件の引渡しが行われます。
小切手での支払いを提案された業者とは、取引しないほうが無難でしょう。
宅地建物取引業の免許を持たず買い取ろうとする
悪質な不動産買取業者は、宅地建物取引業の免許を持たず無免許で不動産を買い取ろうとする場合があります。
買取業者は買い取った不動産を再販することがほとんどなので、宅地建物取引業の免許が必要です。
無免許で買い取った不動産を再販することは、宅地建物取引業違反に該当します。
宅地建物取引業の免許を持っているかは調べればすぐにわかるため、忘れずに確認しましょう。
他社の査定を取らせない
他社の査定を取らせないことも悪質な不動産買取業者がよく行う詐欺手口といえます。
不動産に限らず、車などの買取でも他社との買取金額の競合を嫌う傾向にあります。
利益を出すためには少しでも安く買い取りたいため、悪質な業者でなくても他社の査定を妨害する会社もあるのです。
また、先述したような詐欺手口は他社との査定を比較すれば、詐欺だと発覚することが多いため、悪質な業者はなんとしてでも他社の査定を取らせないようにするでしょう。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)では無料相談・無料査定のみの問い合わせも歓迎しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
悪質な不動産買取業者の特徴6選
悪質な不動産買取業者には、以下のような6つの特徴があります。
どれか1つでも該当する場合は、悪質な業者の可能性があるため、しっかり把握しましょう。
アポなしで飛び込み訪問してくる
悪質な不動産買取業者の特徴として、アポなしで飛び込み訪問してくることが挙げられます。
飛び込み訪問では過去にトラブルが多発していたため、2013年に特定商取引法が改正されて販売目的の飛び込み訪問は禁止されています。
そのため、アポなしで飛び込み訪問してくる業者自体少なくなっていますが、ゼロではありません。
飛び込み訪問しているだけで悪質な業者と見なしていいでしょう。
決断を急がせる
不動産買取の決断を急がせてすぐに契約を締結しようとすることも悪質な不動産買取業者の特徴です。
決断を急がせるのは、他社へ査定を依頼させないことが大きな理由でしょう。
先述のとおり、他社の査定と比較されると詐欺だとばれてしまうからです。
また、冷静に判断させないことも決断を急がせる理由といえます。
しかし、買取会社に限らず、不動産取引においては強引に決断させる営業がいることも事実です。
購入する場合と異なり、買取自体はなくならないため、一旦冷静になる時間を設けることをおすすめします。
しつこく何回も電話してくる
営業電話がしつこいことも悪質な不動産買取業者の特徴といえます。
そもそも宅地建物取引業法でしつこい電話や長時間による電話勧誘は禁止されています。
また、飛び込み訪問と同様にしつこい電話はトラブルになっており、2009年の特定商取引法の改正によってはっきりと勧誘を断っているにもかかわらず、業者が引き続き勧誘することが禁止されました。
そのため、しつこく電話してくる業者も減っていますが、決断を急がせることと同様に契約のためにまだ続けている業者もあります。
仮にしつこい営業電話がかかってきた場合は、「結構です」「興味がありません」などはっきりと断ることが重要です。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)はしつこい営業は一切いたしません。
無料相談・無料査定のみの問い合わせも歓迎しておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
おとり広告を使用している
おとり広告を行っている業者は悪質な不動産買取業者の特徴の1つです。
おとり広告とは実際には購入できない物件を一般消費者が購入できると誤認する恐れがある広告のことで、宅地建物取引業法で禁止されています。
物件情報の更新を忘れているケースもありますが、景品表示法にも違反する行為のため、おとり広告を行っている業者には依頼しないほうが無難といえるでしょう。
物件情報をレインズに登録しない
意図的に物件情報をレインズに登録しない業者は、悪質な不動産買取業者といえます。
不動産会社が物件情報を交換するためのネットワークシステムのこと
不動産仲介において、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」を締結する場合は、物件情報をレインズに登録することが宅地建物取引業法にて義務付けられています。
売却における業務を1つの不動産会社だけに依頼する媒介契約
依頼する不動産会社は1つだが、自分で買主を見つけることも可能な媒介契約
買い取った不動産はレインズに登録する必要はありませんが、登録義務がある物件情報を登録していない場合は宅地建物取引業法違反に該当するため、悪質な業者の可能性があります。
ただし、レインズへの登録は一般の人は確認できないため、仲介を行っている買取業者であっても判別ができません。
いいことばかりでデメリットをいわない
メリットばかりでデメリットをいわない業者も悪質な不動産買取業者の特徴です。
不動産を売却する人は不動産に詳しい人は少ないため、基本的に業者のことを信じることになりますが、いいことばかりしかいわないため騙されるケースがあります。
いいことばかりで契約しそうになった場合は、一旦冷静になってデメリットはあるのか聞いてみましょう。
悪質な業者は質問の答えをはぐらかしてデメリットをいわないため、見極める材料となるでしょう。
悪質な不動産買取業者を見極める方法6選
悪質な不動産買取業者を見極めるための方法は、以下の6つです。
悪質な不動産買取業者に依頼して後悔しないようにしっかり把握しましょう。
事前に口コミや評判をチェックしておく
悪質な不動産買取業者を見極める方法として、査定を依頼する前に口コミや評判をチェックしておくことが挙げられます。
最近ではSNSやGoogleマップの口コミなどで評判を調べられるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
ただし、不動産仲介と比較すると買取の利用者は少ないため、査定を依頼する業者の口コミが見つからない可能性もあります。
また、口コミや評判はあくまで主観的な意見が多いため、担当者の対応などは自分の目で判断する必要があります。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、お客様から多数の感謝のお言葉をいただいております(下記Googleの口コミ参照)。
無料相談・無料査定のみの問い合わせも歓迎しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
宅地建物取引業の免許を持っているか確認する
悪質な不動産買取業者を見極めるために宅地建物取引業の免許の有無を確認しましょう。
国土交通省が運営している建設業者・宅建業者等企業情報検索システムでは、簡単に免許の有無を調べられます。
また、一般的な不動産買取業者であれば、宅地建物取引業の免許番号がホームページに記載されていることがほとんどです。
宅地建物取引業の免許の有無はすぐに確認できるため、忘れずに調べましょう。
過去に行政処分を受けているか確認する
過去に行政処分を受けているかサイトで確認することも悪質な不動産買取業者を見極めるための方法の1つです。
国土交通省が運営しているネガティブ情報等検索サイトで過去の行政処分歴を検索しましょう。
行政処分を受けたことがあれば、処分内容を確認できるため、どのような違反を行ったか確認できます。
事前に買取相場を把握しておく
査定を依頼する前に買取相場を把握しておくと悪質な不動産買取業者を見極めやすくなります。
先述のとおり、悪質な業者は相場よりも極端に高い売却査定額や相場よりも安すぎる買取査定額を提示してくる可能性があります。
事前に買取相場を把握できれば、悪質な業者に依頼することを回避できるでしょう。
国土交通省が運営している「不動産情報ライブラリ」や国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営する「レインズマーケットインフォメーション」で実際の成約事例が確認できます。
成約事例の相場の5~7割が買取相場です。
また、不動産ポータルサイトなどで近隣の類似物件が販売されている場合は、販売価格も確認しましょう。
ただし、掲載されている物件情報は、あくまで販売価格になるため、実際の成約価格ではありません。
事前に不動産買取の流れを把握しておく
買い取ってもらう前に不動産買取の流れを把握しておくことも悪質な不動産買取業者を見極めるためには重要です。
実際の流れを把握しておけば、トラブルが発生した場合でも対応しやすくなるでしょう。
不動産買取の流れは、以下のとおりです。
- 買取相場を調べて不動産買取業者を探す
- 買取査定を依頼する
- 提示される査定額を検討する
- 買取契約を締結する
- 引渡しの準備をする
- 決済と引渡しを行う
決済と引渡しが完了するまでの期間は買取業者によって異なりますが、1ヶ月程度が一般的です。
複数の不動産買取業者に買取査定を依頼する
悪質な不動産買取業者を見極めるために複数の買取業者に買取査定を依頼することが効果的です。
複数の買取業者に査定を依頼すれば、査定の平均額も把握でき、悪質な業者を特定しやすいでしょう。
最低3社に査定を依頼して比較することが重要です。
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【お客様のお声】
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なお、アルバリンクの評判や口コミについては、以下の記事で詳しく書き設していますので、参考にしてください。
まとめ
今回は、悪質な不動産買取業者について詳しく解説しました。
紹介した悪質な不動産買取業者の特徴や詐欺手口などを参考に優良な買取業者を見つけましょう。
なお、弊社アルバリンクも訳あり不動産を全国から積極的に買い取っている業者で、「フジテレビ」をはじめとする各メディアにも取り上げられた実績があります。
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