ゴミ屋敷は不動産買取業者でそのまま買い取ってくれる
初めに結論を言うと、ゴミ屋敷は「不動産買取業者」がそのままで買い取ってくれます。
ゴミ屋敷を処分する際に関わる業者には以下の3業種がありますが、その違いを簡単に説明すると以下のとおりです。
業者の種類 | 業務内容 |
---|---|
ゴミ屋敷清掃業者 | ゴミ屋敷のゴミを処分し部屋を清掃してくれる |
ゴミ屋敷買取業者 | ゴミ屋敷をそのままの状態で買い取ってくれる |
不動産仲介業者 | 「今すぐ住める家」を探している買主を探し、売却の仲介をしてくれる |
ゴミ屋敷のゴミを撤去してから再利用や売却をしたい場合は、ゴミ屋敷清掃業者にゴミの処分を依頼します。
ただし清掃業者ができるのはゴミの撤去と処分までで、家屋自体の処分はできません。
ゴミ屋敷自体を売却するには、ゴミ屋敷買取業者か不動産仲介業者に依頼する必要があります。
ただし、不動産仲介業者が取り扱うのは「その家を買ってすぐに住みたい」人に売却できる家が基本です。
ゴミが残った家だと買主に間違いなく敬遠されるので、仲介は断られます。
従って、売却を依頼するには事前にゴミを自分で撤去するか、清掃業者に依頼しなければなりません。
その点ゴミ屋敷買取業者は、ゴミがそのままでも家ごと買い取ってもらえる点が、他の2者との違いです。
なお、ゴミ屋敷をそのまま買い取ってくれるおすすめ業者を知りたい方は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
ゴミ屋敷は専門の買取業者に売却するべき3つの理由
以下の理由により、ゴミ屋敷は専門の買取業者にそのままの状態で売却するのがおすすめです。
専門の買取業者へ売却すれば、結果的にゴミ屋敷をもっともコスパよく手放せます。
自分でゴミの処分や清掃・リフォームをしなくて済む
ゴミ屋敷を専門の買取業者に売却するべき1つ目の理由は、自分でごみの処分や清掃、リフォームをせずに済むことです。
専門の買取業者は「清掃やリフォームを施した後に運用する」前提でゴミ屋敷を買い取るので、ゴミがそのままでも問題なく買い取れるのです。
売却依頼者はゴミ清掃業者に依頼する費用やリフォームをする費用を節約できるので、その分コスパよくゴミ屋敷を処分できます。
最短1週間でゴミ屋敷を手放せる
ゴミ屋敷を専門の買取業者に売却するべき2つ目の理由は、最短1週間ほどでゴミ屋敷を手放せるからです。
一般的な不動産仲介では売却活動が必要なため、依頼から売却までに通常3ヵ月~6ヵ月程度かかります。
その点買取では業者が買主のため、依頼者が査定金額に合意できればそのまま契約へと進み、短期間で引き渡しと決済までを完了できます。
そのため専門の買取業者に売却すれば、1週間~1ヵ月程度でゴミ屋敷を手放せるのです。
後で見つかった瑕疵の責任を負わずに済む
ゴミ屋敷を専門の買取業者に売却するべき3つ目の理由は、後で見つかった家の瑕疵に対し、売主が責任を負わずに済むためです。
不動産の売買契約においては、引き渡し後に家の不具合(瑕疵)が見つかった場合に、売主が買主に対し「契約不適合責任※」を負うとされています。
※契約不適合責任とは
売買契約において、目的物が契約どおりの種類・品質・数量を満たしていないと判った場合に、売主が買主に対して負うべき以下の責任のこと。
- 目的物の修補・代替物の引渡し・不足分の引渡し
- 代金の減額
- 損害賠償(売主に責任がある場合)
- 契約解除
不動産に精通していない一般の買主にとって、契約前に物件の瑕疵を見抜くことは困難です。
そのため契約後にトラブルが生じないよう、民法で契約不適合責任が定められ、売主が買主に瑕疵を告知する義務が生じたのです。
しかし専門の買取業者が買主の場合、瑕疵を把握したうえで物件を買い取るので、売主が「契約不適合責任」を負う必要はありません。
ただし中には契約不適合責任の免責のない買取業者もいるので、買取依頼する前に確認しましょう。
なおゴミ屋敷のような瑕疵のある物件を売却するポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ゴミ屋敷をそのまま買い取ってもらう以外の4つの方法
ゴミ屋敷は専門の買取業者にそのまま買い取ってもらうのがベストである理由を解説しました。
もちろんゴミ屋敷をそのまま買い取ってもらう以外にも手放す以下の方法がありますが、前述のメリットを踏まえると正直あまりおすすめはできません。
とはいえ「仲介で高く売却したい」など、それぞれに事情もあると思いますので、注意点を確認のうえ最適な方法を選択してください。
ゴミを撤去してから買い取ってもらう
ゴミ屋敷を高く売却したい場合は、ゴミを撤去してから仲介業者に売却を依頼するのがおすすめです。
ゴミの撤去費用を節約したい場合は、自力でも撤去できますが、ゴミの量によっては膨大な労力と時間が必要です。
ゴミ屋敷の片付けにかかる時間は1R・1Kでも3~4日程度、4LDK以上になると10~15日程度必要で、仕事をしている方は休暇を取るのが困難でしょう。
自力で撤去できなければ、ゴミ屋敷清掃業者に依頼することになります。
なお清掃業者を選ぶ際には「一般廃棄物処理業」許可のある業者を選び、不用品の買取も希望する場合は「古物商許可」を持つ業者を選ぶ必要があるので注意しましょう。
なお、ゴミ屋敷の片付け方と費用について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ゴミ屋敷の片付け費用は1軒20万円~60万円
ゴミ屋敷の片付け費用の相場は、ワンルームの床一面で3〜5万円程度です。
これが一軒まるごと片付けると20万円以上、ゴミの量が多いと60万円以上にも及ぶことがあります。
以下が基本的な清掃・撤去費用の内訳です。
- 車両費(軽トラ1台3,000円~5,000円)
- 人件費(2tトラック1台1万円〜1.5万円)
- ゴミ処分費(1時間1万円〜1.2万円)
撤去費用はゴミが「床一面」「腰まで」「天井まで積み上がっている」など、ゴミの量にも左右されます。
このほかハウスクリーニングや害虫駆除、除菌・消臭などはオプションで、必要な場合に追加でかかることも覚えておきましょう。
違法業者によるトラブルにも注意
ゴミ屋敷片付け業者の中には残念ながら悪徳業者がおり、「高額請求」「金品の盗難」「ゴミの不法投棄」といったトラブルもたびたび発生しています。
特に多いのが「不用品をトラックに積み込んでから、見積もり以上の金額を請求された」という被害です。
また「ゴミ屋敷清掃や遺品整理は儲かる」と最近新規参入した業者の中には、ゴミ・不用品回収業に必要な許可を取っていない業者も散見されます。
もし「一般廃棄物処理業」許可のない違法業者に依頼してしまうと、ゴミを指定場所以外へ不法投棄されてしまい、依頼者にまで責任が及ぶこともあるので注意が必要です。
ゴミ屋敷を解体してから買い取ってもらう
ゴミ屋敷の家屋自体が劣化している場合は、家屋を解体し更地にして売却するのも1つの方法です。
築年数の古い家の場合は、一般に建物がある状態よりも解体して更地にした方が売却しやすいといわれます。
更地なら買主側が古い家を解体する必要がなく、土地を自由に活用できるためです。
ただし当然ですが、家屋の解体には高額な費用がかかり、目安は以下とおりです。
家屋の構造 | 坪あたりの解体費用 |
---|---|
木造 | 3~5万円/坪 |
鉄骨造 | 4~6万円/坪 |
鉄筋コンクリート造 | 6~8万円/坪 |
40坪の木造住宅の場合、解体費用相場は120~200万円ほどになるでしょう。
ただし上記はあくまで目安であり、ほかにも重機の駐留可否やアスベストの有無、浄化槽の有無などによっても解体費用が異なるので注意しましょう。
また解体業者は家庭ごみ(一般廃棄物)を回収できないので、事前にゴミを撤去してから解体業者を依頼する必要があります。
なお高額なゴミ撤去費用+解体費用をかけたからといって、更地が売れる保証はありません。
更地にして売れなければ翌年の固定資産税が最大6倍に跳ね上がるリスクもあるので、ゴミ屋敷の解体は慎重に判断すべきです。
古家を解体すべきかどうかの判断については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
「古家付き土地」として買い取ってもらう
ゴミ屋敷を解体すべきかどうか悩む場合には、解体せず「古家付き土地」として買い取ってもらう方法もあります。
古家に厳密な定義はありませんが、一般に築20年以上の木造一戸建てなどに対し使われます。
売主が解体費用を出せない場合などに「売ってるのは『土地』だけど『古い家』が付いてますよ」と、買主にアピールするために使うケースが多いです。
売主にとっては更地にするよりも、住宅並みの安い固定資産税のまま売却活動ができるメリットがあります。
また、古家付土地の建物については契約不適合責任も免除されます(※免責事項に対する説明は必要)。
半面、買主に解体を委ねる分だけ、更地よりも低い価格設定となるので、メリットとデメリットを秤にかけて慎重に検討しましょう。
古家付き土地を売却するポイントを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
リフォームしてから買い取ってもらう
ゴミ屋敷の家屋が劣化している場合に、家屋をリフォームしてから買い取ってもらう方法もあります。
室内の汚れや建物の腐食が進んでいる場合は、リフォームしないと売却は難しいです。
ゴミだけ撤去しても、家の傷みや臭いが残っていれば、内覧で悪い印象を与えてしまいます。
そこでゴミ屋敷をリフォームして物件の資産価値を高め、現状のままより買い手を付きやすくするのも1つの方法です。
ただし解体と同様、リフォームにも高額な費用がかかります。
参考までに、国土交通省の調査に基づくリフォーム費用の目安相場を挙げておきます。
リフォーム箇所 | 費用相場 |
---|---|
基礎工事 | 100万円~200万円 |
スレート屋根の塗り替え | 20万円~80万円 |
内窓の設置 | 6万円~30万円 |
システムバスの交換 | 60万円~150万円 |
タンクレストイレへの交換 | 30万円~50万円 |
太陽光発電システム | 200万円~300万円 |
躯体以外の全面リフォーム | 500万円~2,500万円 |
古民家再生 | 1,200万円~3,000万円 |
とはいえ、これだけ高額な費用をかけてゴミ屋敷をリフォームしたとしても、必ず売れるとは限りません。
また、たとえリフォームしても、ゴミ屋敷だった事実は買主に伝える義務があります。
伝えなければ告知義務違反で契約不適合責任を負う可能性があるため、注意が必要です。
ゴミ屋敷のリフォームや解体に多大な時間と手間、高額な費用をかけるくらいなら、ゴミ屋敷専門の買取業者にそのまま買取を依頼するほうが得策です。
ゴミ屋敷買取業者を選ぶ5つのポイント
ゴミ屋敷は専門の買取業者にそのまま買い取ってもらうのがベストです。
とはいえ不動産買取業者といってもさまざまで、どの業者でもゴミ屋敷を適正に買い取れるわけではありません。
ゴミ屋敷の買取業者を選ぶ際に押さえておきたいポイントが5つありますので、紹介します。
ゴミ屋敷の買取実績が多い
ゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントの1つ目は、ゴミ屋敷の買取実績が多いかどうかです。
一口に不動産買取業者といっても、「マンションに強い」「共有物件専門」など、業者によって対応範囲や得意分野は異なります。
もしゴミ屋敷の買取実績がないか少ない業者を選んでしまうと、ゴミ屋敷を買い取ってくれない可能性があります。
また買い取ってくれたとしても、実績のない業者はゴミ屋敷の買取価格相場を知らないため、安く買い叩かれてしまうので注意が必要です。
ゴミ屋敷の買取に強いかどうかを調べるには、業者のホームページでゴミ屋敷の買取実績をチェックする方法がベストです。
実際にゴミ屋敷を買い取った事例が多い業者を選びましょう。
査定価格の根拠が明確である
ゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントの2つ目は、査定価格の根拠が明確かどうかです。
買取業者の中には根拠なく高い査定額を提示し、契約時に「後から瑕疵が見つかった」などと値下げしてくる悪徳業者もいるので注意が必要です。
このような業者は、査定金額に根拠がないので、理由を聞いても「大体これくらいです」としか説明できません。
しかし優良な買取業者ならば、周辺の取引相場や再生にかかるコストなど、買取価格の根拠をきちんと説明してくれるので安心です。
査定価格と明確な査定根拠を聞き出せれば、査定に納得できるだけでなく、ゴミ屋敷を最も高く買い取ってくれる買取業者を見つけられます。
どの業者に対しても、査定の根拠はしっかり確認しましょう。
弁護士など専門家と連携している
ゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントの3つ目は、弁護士などの専門家と連携しているかどうかです。
特に相続によってゴミ屋敷を所有することになった場合、家に複雑な権利関係が絡んでいることも多いでしょう。
共有持分のような難しい権利関係があるために家を処分できず困っている方は、弁護士や税理士などの法律専門家と連携している買取業者を選ぶようおすすめします。
弁護士と連携している業者を選べば、買取業者の担当者を通じて相続や権利関係の問題を解決できるので、自分で弁護士を探さずに済みます。
逆に、不動産買取業務だけで専門家との連携がない業者に依頼すると、相続や権利関係などを相談したい場合には自分で専門家を依頼しなければなりません。
権利トラブルなどでこれ以上手間や心理的負担を負わないためにも、法律や税金の相談までワンストップで対応してもらえる買取業者を選びましょう。
なお家の売却目的別に相談できる専門家を知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
担当者の対応が迅速・的確である
ゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントの4つ目は、担当者の対応が迅速・的確であるかどうかです。
いくら優良な業者でも担当者の対応が不誠実だったら、納得のいくゴミ屋敷売却は不可能です。
信頼できる担当者かどうかは、以下のポイントでチェックしましょう。
- 電話やメールのレスポンスが速い
- 売却価格や時期など売主の希望条件を丁寧に聴いてくれる
- 質問には明確に応えてくれる
- メリットと同時にデメリットやリスクも教えてくれる
もし担当者の対応がルーズだと、売却時期や査定金額の根拠を詳しく教えてもらえない可能性があります。
また売主が売却を考えるに至った経緯や状況、売却の希望条件を丁寧に聴いてくれるかどうかも、担当者のチェックポイントです。
担当者が売主の置かれた状況を明確に把握できて初めて、売主の身になって売却プランと査定のメリット、起こり得るデメリットを的確に説明できるからです。
担当者の評価については、業者のホームページの買取事例や口コミサイトで、担当者に対する満足度からチェックできます。
担当者の対応に高評価が付いている買取業者を選ぶようにしてください。
複数の買取業者に査定してもらう
ゴミ屋敷買取業者を選ぶポイントの5つ目は、複数の買取業者に査定してもらうことです。
ゴミ屋敷の買取実績が豊富な買取業者をチェックしたら、最低3社以上の業者から査定を取って比較することをおすすめします。
1社しか査定を受けていないと、提示された査定額が適正かどうかが分かりません。
3社以上の査定額を比べれば適正価格が分かるので、最初から値下げする前提でわざと高い査定額を提示してくる業者に騙されずに済みます。
また同じような買取実績のある業者でも、買取後の再生・活用方法がそれぞれ異なるため、査定額にも差がつくのが一般的です。
先述した4つのチェックポイントに適う買取業者の中から、必ず複数の業者に査定を依頼し、その中でもっとも査定額が高く、根拠に納得できる業者を選んで売却しましょう。
ゴミ屋敷専門買取業者5選
ゴミ屋敷の買取に強い買取業者を選ぶには、前のポイントを押さえて選ぶ必要があります。
しかし買取業者の数は多く、その中から前のポイントをクリアした業者を探すのは簡単ではありません。
そこで、前項で解説した買取業者選びのポイントを踏まえ、ゴミ屋敷の買取に強い買取業者を5社紹介します。
それぞれに特色や強みがありますので、あなたのゴミ屋敷を売却するのに最適な業者を選んでください。
株式会社AlbaLink
株式会社AlbaLinkは「訳あり物件買取ナビ・プロ」を運営する、訳あり物件専門の買取業者です。
「どんな物件にもニーズがある」ことを把握している同社は、ゴミ屋敷以外にも共有持分や狭小地、再建築不可物件など多彩な訳あり物件を買い取ってきました。
弁護士などの専門家とも連携しているので、難しい共有関係などもワンストップで相談が可能です。
そして物件を最小コストで再販売するための独自ノウハウを蓄積している分、他社よりも高額でゴミ屋敷を買い取ってもらえる点が魅力です。
株式会社AlbaLinkは高額買取を希望する方、他社で断られるなど物件の条件が難しい方におすすめです。
会社名 | 株式会社 AlbaLink |
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本社所在地 | 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町 6F |
営業時間 | 10:00~19:00 (日曜日 定休) |
創業 | 2011年1月 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)第10112号 |
公式HP | https://albalink.co.jp/realestate/
買取実績はこちら |
マークスライフ株式会社
画像出典:成仏不動産
マークスライフ株式会社(旧 MARKS)は、孤独死などの事故物件を総合的に扱う「成仏不動産」を運営する東京都の買取業者です。
ほかにも事故物件を扱う「正しい買取」、生前整理の不動産買取「おまもり不動産」などの幅広いサービスを展開しています。
特殊清掃や遺品整理、ご供養や相続手続きなども依頼できる点が同社の特徴です。
マークスライフ株式会社は遺品整理や生前整理をしながら家を売却したい方におすすめです。
会社名 | マークスライフ株式会社(旧MARKS) |
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本社所在地 | 東京都中央区日本橋本石町3-1-2 FORECAST新常盤橋4階 |
営業時間 | 9:30~18:30 |
創業 | 2016年 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)10129号 |
公式HP | https://jobutsu.jp
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株式会社ウィントランス
画像出典:空き家パス
株式会社ウィントランスは、空き家買取サービス「空き家パス」を運営する東京都渋谷区の会社です。
同社は協業者との連携により、全国の空き家を売りたい人と買いたい人を直接つなぐことを可能にしています。
LINE・メールのみでやり取りを完結でき、手軽に連絡を取り合える点が「空き家パス」の魅力です。
同社は対応の早さと丁寧さに定評があり、最短3日で現金化できる売却スピードにも特徴があります。
株式会社ウィントランスは、ゴミ屋敷を1日でも早く手放したい方におすすめです。
会社名 | 株式会社ウィントランス |
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本社所在地 | 東京都渋谷区代々木2-20-2 |
営業時間 | 10:00~20:00(土日定休) |
創業 | 2011年4月25日 |
宅建番号 | 東京都知事(2)第102329号 |
公式HP | https://akiya-pass.jp
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株式会社雅家(みやびや)
画像出典:事故・訳あり物件買取センター雅家
株式会社雅家(旧あきんど)は「事故・訳あり物件買取センター」を運営し、訳あり物件や事故物件を専門に高額買取している大阪府の会社です。
累計買取件数は4,000件超、自殺・殺人物件やゴミ屋敷、傾き物件などの事故・訳あり物件を取り扱ってきた実績があります。
買取後のリフォームを自社施工できるため、その分を買取価格に上乗せできる点が魅力です。
不動産コンサルティングに力を入れている点と、不動産業歴20年以上のベテラン社員が多数在籍している点も安心できるポイントです。
株式会社雅家は、高額買取を希望する方、経験豊富な担当者に相談に乗ってもらいたい方におすすめです。
会社名 | 株式会社雅家(旧あきんど) |
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本社所在地 | 大阪府大阪市浪速区稲荷1-5-3 4階 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
設立 | 2016年8月 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)第9946号 |
公式HP | https://www.jikobukken.jp
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株式会社三条工務店
画像出典:トラブル物件買取センター
株式会社三条工務店は「トラブル物件買取センター」を運営する大阪府の買取業者です。
完済・西日本エリアだけでなく首都圏や東北エリアでも、多数のトラブル物件を買い取ってきた実績があります。
同社では現地調査や売主への聞き取り調査にもとづいた、根拠ある査定価格を提示してくれるので安心です。
全国の弁護士や税理士、司法書士と連携していて、買取後まで相続問題や権利関係の相談に応じてもらえる点も同社の魅力です。
株式会社三条工務店は、複雑な権利関係が絡む物件を売却したい方におすすめです。
会社名 | 株式会社三条工務店(旧 なにわ工務店) |
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本社所在地 | 大阪市浪速区稲荷1-5-3 |
営業時間 | 9:00~18:00(水曜日 定休) |
創業 | 2013年 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)9655号 |
公式HP | https://trouble-bukken.com
買取実績はこちら |
ゴミ屋敷の買取価格を左右する4つの要素
買取業者による買取相場は「市場価値の〇〇%」などと言われますが、実際の買取価格はそのように簡単には決まりません。
ゴミ屋敷の買取価格を決める要素は、再生までにかかる以下のコストと業者の采配です。
再生コストとノウハウは業者によって大きな差があり、最終的に買取価格の差として現れます。
なお物件の買取価格損場の調べ方や高く売るコツなどを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ゴミ処分費用
ゴミ屋敷の買取価格を左右する1つ目の要素は、ゴミの処分費用です。
ゴミの処分費用は先述したようにゴミの種類や量にもよります。
1件あたり数十万円~100万円近くに及ぶ場合もあり、この処分費用が買取価格から引かれます。
一般的な「床から膝までの高さのゴミ」の撤去にかかる費用目安は以下のとおりです。
広さ | 費用相場 |
---|---|
1R、1K | 3万〜5万円 |
1DK、2K | 5万〜9万円 |
1LDK、2DK、3K | 9万〜14万円 |
2LDK、3DK、4K | 14万〜18万円 |
3LDK、4DK | 18万〜21万円 |
4LDK〜 | 21万〜 |
これが「腰まで」「天井まで」のゴミとなるともっとかかります。
ただしあくまで目安であり、ゴミ屋敷買取業者の依頼する片付け業者によっても変動します。
業者同士の提携関係があれば、個人でゴミ撤去を依頼するよりも安価に実施でき、その分買取価格へ上乗せが可能です。
消臭・特殊清掃費用
ゴミ屋敷の買取価格を左右する2つ目の要素は、消臭・特殊清掃にかかる費用です。
ゴミ屋敷はゴミを撤去しても、カビや臭いが残る場合があり、その場合は物件再生のためにオゾン消臭などの特別な処理や特殊清掃※が必要です。
※特殊清掃とは
物件の過度な汚れや臭いに対し、原状回復のために清掃や消臭、除菌、害虫駆除、不用品の処分などを行うこと。
家主が亡くなったケースでは供養や遺品整理を行うことも多い。
消臭費用は数千円から数万円、特殊清掃は6万円~10万円前後が一般的ですが、死後日数が経って発見されたなど、臭いや汚れの程度によって異なります。
ゴミ屋敷の買取実績が豊富な業者の場合、物件の査定段階でどの程度の清掃が必要かを判断できるので、必要な清掃・消臭作業だけを効率よく手配でき、その分費用を抑えて買取価格に転嫁できます。
当然、買取スピードのアップも可能です。
リフォーム費用
ゴミ屋敷の買取価格を左右する3つ目の要素は、リフォーム費用です。
ゴミ屋敷のゴミを撤去し清掃した後、再生用途によっては買取業者が家のリフォームを行います。
ゴミ屋敷は住み着いた害獣の糞尿や、長年のゴミから染み出た液体などにより、特殊清掃でも除去できない汚れや腐食が生じることがあります。
そこまで汚れや損傷が進むと壁やユニットの交換が必要で、古い家屋であれば水回りはほぼ交換です。
「リフォームしてから買い取ってもらう」でも解説したとおり、リフォーム費用は数十万円から、改修が躯体に及べば1,000万円以上になることもあります。
リフォーム費用もゴミ屋敷の買取価格から引かれますが、優良な買取業者であれば個人でリフォームするよりも費用を抑えられ、買取価格に上乗せできる場合が多いです。
買取業者のノウハウ
ゴミ屋敷の買取価格を左右する4つ目の要素は、買取業者の再生・再販ノウハウです。
ゴミ屋敷に特化した優良な買取業者なら、独自のノウハウやネットワークで清掃・消臭・リフォーム費用を安く抑えられるため、その分買取価格に上乗せできます。
しかも、物件を再販する販路・ノウハウも豊富であれば、高く売れることが分かっているので、ゴミ屋敷でも高額で買い取ることが可能です。
弊社AlbaLink(アルバリンク)も、そのようなゴミ屋敷の再生・再販ノウハウが豊富な買取業者です。
これまで他社で買い取りを断られたようなゴミ屋敷でも、多数買い取って生成・再販してきた実績があるため、あなたのゴミ屋敷も高い価格で買い取ることが可能です。
「片付けられなくてゴミ屋敷を売却できない」「仲介を断られた」と、ゴミ屋敷の処分にお悩みの方は、ぜひ弊社へご相談ください。
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ゴミ屋敷を直接買い取ってもらうときの税金と費用
ゴミ屋敷をそのまま買い取ってもらうときに、かかる税金と費用は基本的に以下の3つだけです。
- 印紙税
- 譲渡所得税
- 相続登記費用(未登記だった場合)
ゴミ屋敷の買取価格に応じた「収入印紙」を購入(納税)する必要があります。
また売却益(外客額から取得費を引いた額)がある場合は、確定申告を行い「譲渡所得税」を支払う必要があります。
譲渡所得税の税率はゴミ屋敷の所有年数により異なり、要件を満たせば譲渡所得から3,000万円控除できる特例もあるので、チェックしましょう。
なお不動産は登記簿上の名義人でないと売却できないため、もし登記していなければ事前に登記しておく必要があります。
もし不動産仲介で売却する場合は、仲介手数料やハウスクリーニング費用、物件価値を上げるためのリフォームや解体の費用、土地の測量費などがかかります。
しかし専門の買取業者に売却すれば、先述の税金以外に費用が生じないので、売却に費用をかけたくない場合には特におすすめです。
なお不動産売却時の税金や節税方法について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
ゴミ屋敷を直接買い取ってもらうときの流れ
ゴミ屋敷を専門の買取業者に直接買い取ってもらう時の流れは、以下の4ステップで完結します。
- 査定依頼
- 買取条件の調整
- 売買契約の締結
- 決済と引き渡し
まず「業者選びのポイント」を参考に、複数の業者に査定依頼をします。
そして、査定の結果をもとに、各社に自分の希望条件を伝えて調整してもらい、その中から条件が良く査定額の高い売却先を選びます。
売主と業者の双方が買い取り条件に合意できたら、売買契約を結んで、一連の売却活動は終了です。
買取は手続きの流れがスピーディーなので、早めに登記識別情報などの必要書類を取り寄せておきましょう。
決済と引き渡しは買取業者のオフィスにて、売主・業者・司法書士の3者で行います。
ゴミ屋敷を買い取ってもらわず放置する6つのリスク
ゴミ屋敷をお持ちの方の中には「物件が遠方で片付けや売却の手配が面倒」「仕事が忙しくてついそのままに」といった方も少なからずいるでしょう。
しかしゴミ屋敷の放置は、以下の理由によりすべきではありません。
このあと解説するトラブルによって、ゴミ屋敷の所有者は高額な代償を支払う可能性が高いです。
放置してトラブルや賠償沙汰になるくらいなら、一刻も早くゴミ屋敷を売却して、管理や心労から解放されましょう。
放火に遭う
ゴミ屋敷を放置する1つ目のリスクは、放火に遭いやすいことです。
建物や敷地の外にゴミが散乱している家は、放火犯から「放火しても見つかりにくい」と思われてターゲットにされやすいのです。
ただでさえゴミ屋敷のゴミには紙類や布類など可燃性の物が多く、一度火が付くと燃え広がりやすい傾向にあります。
しかも敷地にゴミが堆積していると、火の手が小さいうちに気づきにくいため、あっという間に近隣住宅へ延焼してしまうでしょう。
周囲へ被害が及べば、高額な損害賠償を請求される恐れがあります。
そうなる前に、早急にゴミ屋敷を手放すべきです。
周囲に健康被害を及ぼす
ゴミ屋敷を放置する2つ目のリスクは、周囲に健康被害を及ぼす恐れがあることです。
ゴミ屋敷の生ごみが腐敗すれば周囲に悪臭を放ちます。
夏になると腐敗の進みが早くなるので、被害がより大きくなる可能性が高いです。
さらにゴミの腐敗と換気不足によって繁殖したカビは、ぜんそくや鼻炎、結膜炎などのアレルギー症状などの引き金にもなります。
ゴミ屋敷のカビが原因で近隣住人へ健康被害が及んだら、ゴミ屋敷の所有者はクレームを受け、慰謝料を請求されるでしょう。
ゴミ屋敷のゴミは放置して良いことは何もありません。
ゴミを撤去できなければ家ごと売却してしまいましょう。
損傷が進んで資産価値が下がる
ゴミ屋敷を放置する3つ目のリスクは、家の損傷が進んで資産価値が下がっていくことです。
ゴミ屋敷のゴミを放置していると、以下の原因で家屋の劣化が進みやすくなります。
- ネズミやハクビシンが住み着き、排泄物で天井や床が腐食される
- シロアリが発生したことに気づかず、いつの間にか建物の基礎を食い荒らされる
- 餌が多いためゴキブリが大量に卵を産んで繁殖する
害獣や害虫の影響によって家の劣化が進めば、家の資産価値は急激に下がることは確実です。
さらにこうした害獣や害虫が増え続ければ、近隣の家にまで繁殖し被害を及ぼす恐れがあります。
ゴミが原因で近隣の家に害獣・害虫が広がったら、ゴミ屋敷の所有者が損害賠償を請求されても仕方がないでしょう。
住まない家はなぜ傷みが進みやすいのか、詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
周辺の物件価値も下げてしまう
ゴミ屋敷を放置する4つ目のリスクは、周辺の家の物件価値まで下げてしまうことです。
近所にゴミ屋敷がある事実は、周辺に悪影響を与える「瑕疵」に当たるため、周辺の家の価格相場までが下がってしまいます。
近隣住人が家を売却する際に、近所のゴミ屋敷の存在は買主に告知する義務がある「告知事項※」となります。
※告知義務・告知事項とは
物件に瑕疵がある場合は、売買契約前にその事実を伝えなければならない。
告知事項は、伝える義務がある項目のこと。
告知事項のある「訳あり」の家は、売却時に値下げを余儀なくされる場合がほとんどです。
こうしてゴミ屋敷が原因で、周辺の物件相場まで下落させてしまうケースが後を絶たず、クレームの元になっています。
高額な強制撤去費用を請求される
ゴミ屋敷を放置する5つ目のリスクは、高額な強制撤去費用を請求される恐れがあることです。
ゴミを放置していると、自治体の条例により指導を受け、従わないと「行政代執行」でゴミを強制撤去されてしまうことがあります。
行政代執行の費用は、ゴミ屋敷の所有者に請求されます。
というのもゴミの撤去は本来、ゴミ屋敷の所有者が行うべき管理だからです。
なお行政代執行のゴミ撤去費用請求額は数十万円〜数百万円にも及び、たとえ自己破産しても支払いは逃れられません。
そうなる前にゴミを撤去するか、家ごと売却してしまいましょう。
なお行政代執行になる家の特徴については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
集合住宅では下階にも損害が及ぶ
ゴミ屋敷を放置する6つ目のリスクは、マンションなどの集合住宅の場合に下の階にも被害が及ぶことです。
マンションやアパートの場合、放置したゴミが下の階に損害を与える恐れがあるので注意が必要です。
例えば、ゴミの重さで問題の部屋の床が抜けた結果、下の階の天井に貫通してしまうケースは意外とあります。
また、ゴミに起因する汚染した液体が、下の階の天井や柱を腐食させる被害も少なくありません。
下の階にこのような被害を与えた場合、ゴミ屋敷化した部屋の所有者は下の階の分まで床・天井の損傷や腐食を修繕する費用を支払う必要があるため、注意が必要です。
「木造戸建てよりも鉄筋コンクリートのマンションは頑丈だから大丈夫」と油断は禁物です。
一度でも下層階に被害が及べば、高額な修繕費用や賠償金が降りかかってくることは、戸建てにはないリスクとして覚えておきましょう。
まとめ
今回はゴミ屋敷をそのまま売却する方法と買取業者の選び方、おすすめの業者について解説しました。
ゴミ屋敷を通常の仲介で売却するのは困難で、すぐに住みたい家を探している一般の買主からは見向きもされず、まず買い手が付くことはないでしょう。
しかしゴミ屋敷専門の買取業者ならば、清掃・リフォームして再販する前提で買い取るので、そのままの状態で買い取ってもらえます。
買取業者の中でも、業者選びのポイントを押さえてゴミ屋敷に強い業者を選べば、ゴミが残ったままのゴミ屋敷でも、高値で売却できる可能性が高まります。
弊社AlbaLink(アルバリンク)はゴミ屋敷の買い取り実績が豊富な買取業者です。
弊社は通常では売れない「訳あり物件」を専門に買い取っており、その実績がフジテレビをはじめとする数々のメディアで紹介されています。
弊社にはゴミ屋敷をはじめ、一般の買主に敬遠される共有不動産や再建築不可物件、孤独死などの事故物件など、多彩な買取実績があります。
そのため物件にまつわる各種の難しい条件をクリアするノウハウがあり、どんなゴミ屋敷でも価格を付けて買い取ることが可能です。
他社で買い取りを断られた物件でも買い取れる可能性がありますので、ゴミ屋敷を今すぐ手放したい方は、ぜひ一度弊社AlbaLinkへご相談ください。