空き家でゴキブリが発生しやすい理由とは?
空き家は人が住んでいないため、害虫が侵入しやすい建物となっており、ゴキブリも発生しやすくなっています。
ゴキブリは雑食のため、なんでも食べますが、放置されている空き家は、エサとなるホコリや虫の死骸が発生しやすく、ゴキブリが好む環境になっているのです。
とくに生ゴミが放置されている場合は、ゴキブリやハエなどが発生しやすく、また、繁殖しやすい環境となります。
また、放置されている空き家は、換気しないため、湿気がたまりやすくなります。
ゴキブリは、暖かく湿気の多い場所を好むため、換気をしない空き家は快適な環境となり、棲みついて繁殖しやすくなるでしょう。
部屋にゴキブリがいるか確かめる5つの方法
それでは、実際に空き家にゴキブリがいるか確かめる5つの方法を紹介します。
- 粘着シートを設置する
- 家具や家電の裏を確認する
- 照明を消して出てくるのを待つ
- 殺虫剤を吹きかけてみる
- ゴキブリのフンがあるか確認する
どれも簡単にできるので、ゴキブリがいるか確かめたい人は実践してみましょう。
粘着シートを設置する
空き家にゴキブリがいるか確かめる方法として、一番王道なのは、粘着シートを設置することです。
部屋の隅などゴキブリが潜んでいそうな場所や、通過しそうな壁側に設置すると効果的でしょう。
ゴキブリ用の粘着シートには、強力な誘引剤が使用されているため、潜んでいるゴキブリをおびき寄せることが可能です。
アース製薬の「ごきぶりホイホイ」は、昔から有名な商品なので、一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
ゴキブリの手足や体がめりこむデコボコ粘着シートで、もがけばもがくほど身動きできず、捕まえたゴキブリを逃がしません。
引用元:アース製薬|ごきぶりホイホイ
また、ゴキブリが捕まえられた場合は、そのままゴミ袋などに捨てられるため、ゴキブリが苦手な人でも安心です。
家具や家電の裏を確認する
ゴキブリは暗くて狭い場所を好む傾向にあるため、家具や家電の裏などを確認することも空き家にゴキブリがいるか確かめる方法の1つです。
たとえば、本棚、ベッドなどの大きな家具の裏や冷蔵庫、洗濯機の下などはゴキブリが潜むのに適した場所といえます。
家具や家電の裏などを確認する場合は、以下のような商品がおすすめです。
すき間、お部屋空間のどちらでも使え、家中のゴキブリ対策ができます。窓を閉めるなどの面倒な準備は一切不要です。
なお、家具や家電の裏は暗くなっているケースが多いため、懐中電灯などで照らしてみることをおすすめします。
光に反応してゴキブリが出てくる可能性があります。
照明を消して出てくるのを待つ
ゴキブリは夜行性であるため、電気を消して待ってみるのも、空き家にゴキブリがいるか確かめる方法になります。
電気を消して暗くなると家具や家電の裏などから、ゴキブリが出てくる可能性があるでしょう。
ただし、ゴキブリは警戒心が強いため、電気を消した後は動かずに少し待ってみることをおすすめします。
殺虫剤を吹きかけてみる
空き家にゴキブリがいるか確かめる方法として、殺虫剤を吹きかけてみることも効果的です。
空き家でいたるところに殺虫剤を吹きかけてみましょう。
殺虫剤の匂いを嫌がり、潜んでいるところから出てくる可能性があります。
ゴキブリのフンがあるか確認する
空き家でゴキブリのフンを見つけた場合は、棲みついている可能性があります。
ゴキブリのフンは、1〜3mmほどの大きさで、日本産のお米のサイズは約5〜6mmのため、米粒の半分ぐらいの大きさを目安にすると良いでしょう。
付着性が強いため、段ボールや壁紙などの表面に、ゴキブリのフンが付着していることがよく見られます。
また、ゴキブリのフンの色は、食べたものの色に影響を受けるといわれているため、黒や白などさまざまです。
仮にゴキブリのフンを見つけた場合は、サルモネラ菌などの病原菌が含まれているため、直接手に触れないように注意して拭き取り、アルコールスプレーなどで除菌することをおすすめします。
空き家のゴキブリを駆除する4つの方法
空き家でゴキブリを駆除する場合は、主に以下の4つの方法があります。
- 殺虫剤で直接駆除する
- くん煙剤を部屋に散布する
- 毒餌を設置する
- 専門業者に駆除を依頼する
それぞれ特徴があるため、詳しく解説します。
殺虫剤で直接駆除する
空き家でゴキブリを発見した場合の駆除方法として、まず殺虫剤で直接退治することが挙げられます。
先述したような方法でゴキブリが出てきた場合は、瞬時に退治できるため、おすすめの駆除方法です。
有効成分イミプロトリンの速効効果でゴキブリを秒速ノックダウンさせ、逃げる余裕を与えず駆除します。
殺虫剤はホームセンターやドラッグストア、スーパーなどで購入でき、価格も200〜500円ぐらいと安価なため、空き家に行く際は1本買っていくことをおすすめします。
ただし、空き家で発見したゴキブリが「チャバネゴキブリ」という種類の場合は、殺虫剤が効かない可能性があるため注意が必要です。
また、殺虫スプレーには、LPG(液化石油ガス)などの可燃性のガスを成分としている場合が多いため、取り扱いには注意が必要です。
「直射日光の当たる所やストーブ、ファンヒーター等の近くなど温度が高くなるところ」や「缶のさびを防ぐため、水回りや湿気の多い場所」には置かないようにしましょう。
火災の原因になってしまうことがないように、殺虫剤は空き家で保管せず、自宅に持ち帰ることをおすすめします。
ゴキブリの死骸の適切な処理方法
殺虫剤などでゴキブリを退治した後の死骸の処理には注意が必要です。
ゴキブリ自体も以下のような病原菌をたくさん持っており、それぞれ引き起こす可能性がある病気が異なります。
病原菌 | 病名 | 症状 |
---|---|---|
サルモネラ菌 | サルモネラ感染症 | 激しい腹痛、下痢、嘔吐、発熱 |
ピロリ菌 | ピロリ菌感染症 | 胃もたれ、吐き気、食欲不振 |
赤痢菌 | 細菌性赤痢 | 下痢、腹痛、発熱 |
O-157 | 腸管出血性大腸菌感染症 | 激しい腹痛、嘔吐、発熱 |
間違った処理をすると、上記のような感染症を引き起こす危険性があるのです。
ゴキブリを直接素手で触ることに抵抗感がない人であっても、上記のような病気以外にもぜんそくやアレルギーの原因となる可能性もあるため絶対にやめましょう。
適切な処理方法としては、ほうきとチリトリ、トングなどを使用してビニール袋に入れて、しっかり口を閉じてすぐに処分することをおすすめします。
殺虫剤をかけて、ゴキブリが動かなくなっても気絶しているだけの可能性があり、生命力が異常に強く復活することもあるため、すぐに処分して除菌しましょう。
また、ゴキブリが苦手な人は掃除機で吸い取る方法もありますが、すぐにゴミパックを捨てる必要があります。
退治したゴキブリのお腹に卵があり、孵化する可能性があるためです。
ゴキブリを退治した後も、適切に処理することが大切といえます。
くん煙剤を部屋に散布する
長期間放置している空き家などゴキブリが大量にいそうな場合は、くん煙剤を部屋に散布することも有効的な駆除方法です。
空き家は築年数が古く、建物が傷んでいることが多いため、壁のすき間や天井裏などにゴキブリが潜んでいることも少なくありません。
くん煙剤を利用すれば、薬剤が部屋の隅々まで行き渡り、ゴキブリをまとめて駆除できます。
薬剤がお部屋のすみずみまで行き渡り、ゴキブリ等にしっかり効きます。水を使うタイプなので、汚れ、ニオイ残りもありません。
くん煙剤は、使用する部屋の広さによって金額が異なりますが、600〜800円ほどで購入できます。
ただし、くん煙剤を使用した後は、2時間以上経過してから入室し、すぐに喚起する必要があります。
換気をする際は、蒸散した薬剤には強い刺激があるため、タオルなどで口や鼻を押さえて薬剤を吸い込まないように注意しましょう。
また、煙感知タイプの火災報知器には反応する可能性があるので、使用する際は火災報知器にはカバーをかけるなどの対策が必要になります。
毒餌を設置する
空き家でゴキブリを駆除する方法として、毒餌(駆除エサ)を設置することも選択肢の1つです。
毒餌をゴキブリに食べさせますが、食べてすぐに死ぬものではなく、徐々に死にいたらせます。
そのため、毒餌を食べたゴキブリは巣に帰ってから死ぬケースが多く、毒餌を食べたゴキブリのフンや死骸をその仲間が食べることにより、他のゴキブリも駆除できるのです。
優れた12の効果でメスの持つ卵、薬剤抵抗性ゴキブリ、巣のゴキブリにも置いたその日から効き、巣ごとまるごと退治できます。
設置するだけなので手軽にでき、駆除効果も高く、600〜800円で購入できるため、おすすめの駆除方法といえます。
専門業者に駆除を依頼する
長期間空き家を放置して大量のゴキブリなどの害虫がいる可能性が高い場合やゴキブリが苦手で見るのも嫌な方は、専門業者に駆除を依頼しましょう。
ゴキブリ駆除は、害虫駆除を専門に行っている業者のほか、掃除のモップで有名なダスキンやハウスクリーニング業者も行っています。
ゴキブリ駆除を専門業者に依頼するときの料金は、空き家の広さや間取り、依頼する業者などによって変動しますが、一般的な木造2階建ての空き家で、2〜5万円ぐらいが相場です。
たとえば、ダスキンの「お家のゴキさん撃退サービス」では、費用は27,500円からとなっており、ベイト剤(駆除エサ)を設置してゴキブリを駆除し、トラップを設置して生息確認を行います。
参照元:ダスキン|ゴキブリ駆除サービス
プロである専門業者に依頼すれば、素人が行うよりもゴキブリの駆除率は高くなるため、確実に駆除したい方にもおすすめです。
空き家に効果的なゴキブリ対策4選【害虫・害獣トラブルにも】
ここまでは、空き家でゴキブリ駆除の方法について解説しましたが、この章では空き家でゴキブリが発生しないようにする効果的な対策を4つ紹介します。
- 換気する
- 通水する
- 掃除する
- 侵入口を塞ぐ
ゴキブリが発生しないようにできれば、駆除する必要がなくなるため、実践することをおすすめします。
換気する
ゴキブリが発生しないようにする対策として、空き家を定期的に換気することが挙げられます。
ゴキブリは、湿気を好む傾向にあるため、定期的に窓を開け、空き家の空気を入れ替えて湿気を溜めないようにすると効果的です。
空き家を換気する場合は、窓や玄関などの開口部をすべて開け放ち、換気扇を回して、室内中の湿気を逃がすようにします。
換気をしても湿気が溜まりやすい場所には、市販の除湿剤を置くことでも効果があります。
押入れ、洋服ダンス、クローゼット、下駄箱、流しの下などの湿気とりに。コンパクトなのにたっぷり吸湿できる使い捨て貯水タイプ。
また、湿気を吸いやすい段ボールや新聞紙などを極力減らすことも大切です。
ゴキブリが外から侵入しても繁殖しにくい環境であれば、発生しにくくなるでしょう。
通水する
水道を使用して通水することもゴキブリが発生しないようにする対策の1つです。
通常、水道を使用していると排水トラップに水が溜まっている状態になります。
排水トラップとは、ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣の侵入を防ぐための排水設備の配管の途中に設けられている構造のことで、S字トラップがよく使われています。
しかし、空き家は基本的に水道を使用していないため、排水トラップに水が溜まっておらず、ゴキブリなどの害虫が侵入してくる経路を塞ぐ役目を果たせていないのです。
そのため、ゴキブリの侵入を防ぐためにも、定期的に水道を使い、排水トラップに水を貯めておく必要があります。
ゴキブリが発生しないようにするには、換気や通水のためにも定期的に空き家に通い、管理する必要があるでしょう。
掃除する
定期的に掃除することもゴキブリが発生しないようにする対策として重要です。
先述のとおり、放置している空き家は、ゴキブリのエサとなるホコリや虫の死骸が発生しやすくなるため、掃除をして極力ゴキブリのエサを減らす必要があります。
また、段ボールもゴキブリにとってはエサとなるため注意が必要です。
段ボールは湿気を吸いやすく、トウモロコシなどが原材料に含まれており、エサとなるため、ゴキブリにとって最高の住処といわれています。
さらに、断面が波形型の構造になっている段ボールは産卵するのに適しているため、繁殖しやすくなります。
一般的に空き家には多くの段ボールがあり、ゴキブリが発生して繁殖しやすい環境となっているため、できる限り部屋の中を片付け、段ボールを減らす必要があるでしょう。
部屋の中を片付けていない状態のまま空き家を放置している方は、ゴキブリが発生している可能性が高いため、一度まとまった時間を確保して、整理することをおすすめします。
なお、空き家の片づけが面倒な方は、以下の記事で家の中の物を処分しないで家を売る方法を詳しく解説していますので、参考にしてください。
侵入口を塞ぐ
ゴキブリが発生しないようにする対策として、侵入口を塞ぐことが最も重要といえます。
ゴキブリは数ミリでもすき間があれば侵入できるため、老朽化した空き家には、ゴキブリが侵入できる場所がたくさんあるでしょう。
たとえば、ひび割れた外壁や床、窓のサッシの隙間など、数ミリの隙間は数えだすとキリがないほどあります。
また、先述した排水トラップに水が溜まっていない排水管だけでなく、換気扇、換気口、エアコンの室内機と室外を繋げているドレンホースなどからもゴキブリは侵入します。
ドレンホースとは、室内にあるエアコンから屋外へと繋がっている排水用のホースのことで、以下のような商品も販売されているほど代表的なゴキブリの侵入口です。
形状+薬剤でWブロック。エアコンのドレンホースに差し込むだけで虫の侵入を防ぎます。
空き家の築年数や建物の状態にもよりますが、ゴキブリの外からの侵入を完全に防ぐことは難しいかもしれません。
空き家のゴキブリに悩まされたくないなら売却の検討を!
ここまでは、空き家に効果的なゴキブリ対策を解説しました。
正しく効果的な対策を行えば、空き家でもゴキブリなどの害虫を発生させないようにできますが、空き家を所有している限り、いつまでも対策・管理を続ける必要があります。
現在活用しておらず、ゆくゆくは空き家を手放そうと検討されている方は、売却することをおすすめします。
空き家を売却すれば、ゴキブリなどの害虫に二度と悩まされることはなくなり、管理することからも解放されるでしょう。
空き家を売却すればゴキブリの悩みから解消されて現金化も可能
空き家を売却すれば、ゴキブリなどの害虫の悩みから解放されるだけでなく、売却益を得ることが可能です。
ただし、空き家の特徴によって適した売却方法が異なり、大きく分けて、以下の2つの方法があります。
- 立地が良く築年数が浅いなら仲介業者に売却を依頼する
- 立地が悪く築年数が古いなら専門の買取業者に売却する
仲介と買取の違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
「できるだけ早くゴキブリの悩みから解放されたい」「できれば早めに現金化したい」
上記のような方であれば、仲介業者に空き家の売却を依頼するよりも専門の買取業者に売却することをおすすめします。
なお、空き家の特徴ごとのおすすめ買取業者については、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
立地が良く築年数が浅いなら仲介業者に売却を依頼する
空き家は、仲介業者に売却を依頼することも可能ですが、以下のような条件の場合に限ります。
- 都市部であれば、最寄りの駅まで徒歩10分以内
- 郊外であれば、生活利便性が高く、国道までのアクセスがいい
- 築年数が20年以内
空き家の売却を仲介業者に依頼すると、市場から一般の買い手を探すことになります。
そのため、一般の買い手からの需要が多い条件が必要となるのです。
実際に弊社が行った「家の購入で優先したこと」についてのアンケート(下図参照)によると、もっとも票が多かった条件は「立地」となっており、7割近くの人が好立地を希望しています。
さらに、一般の買い手は築年数にもこだわっている人が多く、弊社が上記とは別に行った【不動産を購入するなら築年数は何年までがベストか】のアンケート(下図参照)では、築20年以内を希望している人が、実に8割を超えています。
つまり、一般の買い手は、好立地なうえ、時間と費用をかけずに、すぐに住める住宅を望んでいるのです。
たとえば、築17年で最寄りの駅まで徒歩9分の空き家であれば、購入後リフォームをせずに、すぐに住むことが可能なため売れる可能性が高いでしょう。
また、一般の買い手は、基本的に住宅ローンを利用して、家を購入しますが、一定の条件を満たしていれば、住宅ローン減税が利用できます。
住宅ローンを利用して家を購入した場合に、所得税や住民税が還付される制度
参照元:国土交通省|住宅ローン減税
住宅ローン減税が利用できるかも一般の買い手にとっては、購入を左右する大きなポイントとなっています。
ただし、中古物件を購入して住宅ローン控除を利用するためには、新耐震基準を満たしている必要があるのです。
1981年6月1日以降に建築確認において適用される震度6強、7程度の地震でも倒壊しない耐震基準のこと
2022年度に行われた住宅ローン減税の税制改正によって、既存住宅の築年数要件については築20年以内である必要はなくなりましたが、一般的に1981年以降に建築された建物(新耐震基準に適合した住宅)ということになります。
参照元:国土交通省|住宅ローン減税 令和4年度税制改正のポイント
しかし、いくら新耐震基準を満たしている建物でも築年数が40年など古い場合は、老朽化が進んでおり、リフォームせずに住むことは難しいため、やはり「築20年以内」が目安といえるでしょう。
立地条件が良く、築20年以内の空き家であれば、仲介業者に売却を依頼することをおすすめします。
なお、空き家の売却を仲介業者に依頼する際には、建物を解体して更地として売ることも可能ですが、リスクが高い売却方法となります。
空き家を更地にして売却するリスクについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
立地が悪く築年数が古いなら専門の買取業者に売却する
最寄り駅まで徒歩30分かかるような立地で、築年数が古い空き家であれば、仲介業者に依頼して売却することが難しいため、専門の買取業者に売却することをおすすめします。
専門の買取業者であれば、一般の買い手が敬遠する空き家でも、そのままの状態で買い取ってくれます。
専門の買取業者は、空き家を再生させて、利益化できるノウハウがあるため、ゴキブリなどの害虫が棲みついた空き家でも買い取ることが可能です。
また、ゴキブリなどの害虫が棲みついた空き家は、老朽化していることが多く、目に見えない構造部などが損傷している可能性があります。
仮に仲介業者に売却を依頼して売れても、契約不適合責任を負う必要があるため、空き家を引き渡した後も不安は残るでしょう。
契約書に記載のない欠陥や不具合が見つかった場合に、売主が買主に対して負う責任
参照元:e-Gov法令検索|民法第566条(目的物の種類又は品質に関する担保責任の期間の制限)
しかし、空き家を専門の買取業者に売却する場合は、契約不適合責任を免責できます。
契約不適合責任はそもそも一般の消費者を守るためのものなので、不動産のプロである専門の買取業者に売却するときは免責できるのです。
そのため、ゴキブリなどの害虫が棲みついた空き家でも専門の買取業者であれば、契約不適合責任を免責したうえで、売買契約を締結するため、引渡し後も安心できます。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、ゴキブリなどの害虫が棲みついた空き家であっても契約不適合責任を免責して積極的に買い取っている買取業者です。
売れにくい不動産を専門に取り扱う弊社であれば、仲介で売れない家をスピーディーに、高額で買い取ります。
以下は、弊社が実際に買取を行った「20年間、相続したまま放置されていた空き家」の事例です。
上記の方以外にも、多くのお客様から感謝のお言葉をいただいております(下記Googleの口コミ参照)。
また、弊社はお客様から高い評価をいただいているだけでなく、「上場している不動産買取業者」でもあるため、社会的信用も得られていると自負しています。
査定依頼をいただいても、無理な営業は行いませんので、ぜひ一度弊社の無料買取査定をご利用ください。
>>【放置されていた空き家でも高額売却!】無料で買取査定を依頼する
なお、どの買取業者に相談するか迷っている方は、以下の記事で空き家の買取業者31社の特徴について詳しく解説していますので、参考にしてください。
まとめ
今回は、空き家のゴキブリ対策について詳しく解説しました。
空き家に棲みついているゴキブリは、この記事で解説した適切な方法によって駆除することが可能です。
また、定期的に適切な管理をすれば、ゴキブリなどの害虫が発生しにくくなるでしょう。
ただし、空き家を所有している限りは、適切な管理を定期的に続けていく必要があります。
遠方に空き家がある場合や、放置している期間が長くなっている場合などは、年齢を重ねるにつれて、さらに適切な管理を続けていくことは難しくなるでしょう。
空き家を売却すれば、ゴキブリなどの害虫の悩みを解消でき、大変な空き家の管理からも解放されます。
立地条件が良く、築20年以内の空き家であれば、仲介業者に売却を依頼すれば、売れる可能性は高いですが、仲介業者に依頼して売却できるような条件のいい空き家は少ないのが実情です。
最寄りの駅まで遠く、築年数の古い空き家であるケースがほとんどのため、専門の買取業者に売却することが適しています。
専門の買取業者は、空き家を最低限のコストで再生させて、再販することによって、利益を上げることが可能です。
たとえば、空き家を最低限の費用でリフォームして、入居者を見つけたうえで、販売ルート先である不動産投資家に売却します。
そのため、ゴキブリなどの害虫が棲みついた空き家であっても、そのままの状態で買い取ることが可能なのです。
なお、弊社アルバリンクも空き家の買取の実績が多い専門の買取業者です。
実際に空き家などの訳アリ物件を専門に買い取る業者として、「フジテレビ」をはじめとする各メディアにも取り上げられています。
一つの候補としてご相談くだされば、金額や日程なども含め、全力でご対応いたします。お気軽にご連絡ください。