株式会社AlbaLinkは東京証券取引所のTPM市場に上場している不動産会社です。
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田舎の実家処分を先送りにする4つのリスク
田舎の実家を処分せず先送りにすると、様々なリスクが積み重なり、後で取り返しのつかないコストやトラブルにつながる可能性が高いです。
田舎の実家処分を先送りにするリスクは、以下の4つです。
それぞれのリスクを理解して、早めに判断・対応することが必要です。
維持費用のリスク
実家をそのまま所有し続けると、毎年固定資産税および都市計画税という税金が確実に発生し、それが大きな負担となる可能性があります。
所有者である限り、土地・建物の所有に対する地方税は法律上の義務です。
たとえ住んでいなくても、空き家の状態であれば「住宅用地の特例」が適用されることがありますが、建物の劣化や管理不全などでこの特例が解除されると税額が大幅に上昇します。
居住用の土地にかかる固定資産税を軽減する制度のこと
また、維持費用として雑草の刈り取り、清掃・修繕、管理業者への委託など、税金以外の費用が毎年少なからず発生します。
「先送り＝所有を続ける」ことは、固定資産税・都市計画税などの税金が将来どんどん高くなる可能性を孕んでいるため、早めの処分や活用の検討が必要です。
なお、空き家の維持費については、以下の記事で詳しく解説しています。
建物・土地の劣化リスク
空き家を長期間放置すると、建物の老朽化が進み、倒壊などの重大な危険性が高まります。
住居として使われていない実家は、日々の換気・清掃・修理などの維持管理が行き届かないことが多く、柱・梁・屋根、基礎などの構造部分が劣化しやすいからです。
とくに木造住宅では、湿気・シロアリ・風雨の影響を受けやすく、地震や台風などの自然災害時に脆弱性が露呈します。
また、管理不足が続くと、実家の土地・建物の資産価値が著しく低下し、売却や活用が難しくなる場合があります。
建物の劣化・補修不足・景観の悪化・害虫や雑草の繁茂などが進むと、買い手にとって「手間・費用がかかる物件」と見なされ、需要が下がるためです。
将来売却や活用を考えるなら、手間・初期の修繕や維持管理を怠らず、「需要」「立地」「状態」を見据えた対応が必要です。
なお、空き家を放置するリスクについては、以下の記事で詳しく解説しています。
周辺環境とのトラブルリスク
実家を放置しておくと、近隣住民とのトラブルが発生しやすくなります。
建物や敷地の手入れ不足は、景観面・衛生面・安全面で近隣に悪影響を与えやすく、臭いや景観悪化や害虫の発生などが原因となって苦情につながるからです。
また、空き家が放置されていると、不法侵入、放火、盗難などの犯罪リスクが高まります。
人が住んでいないと見回りや定期的な管理がされず、敷地や建物が荒れ、隣接する住民や通行人の視線も少なくなるため、不法侵入や犯罪の対象になりやすいためです。
近隣トラブルや犯罪に利用されるリスクは、所有者にとって法的・精神的・金銭的な被害を伴うことがあるため、早めに売却や処分を検討するのが賢明です。
なお、空き家放置が招く近隣トラブルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
行政からのペナルティリスク
実家を放置しておくと、自治体や国の法律によって「特定空き家」に指定されたり、改善命令・行政代執行などのペナルティを受ける可能性があります。
2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、地域に悪影響を及ぼす以下のような空き家を、自治体が指定・指導・命令できるようになっています。
- 倒壊など保安上危険となる恐れのある状態
- 衛生上有害となる恐れのある状態
- 適切な管理が行われず、景観を損なっている状態
- 周辺の生活環境を保全するために空き家の放置が不適切である状態
所有者が指導や命令に従わない場合、さらに行政代執行で強制的に解体などを行い、高額な解体費用を所有者に請求されることがあります。
そのため、実家の処分を先送りせず、法制度や自治体対応をよく調べ、専門家の助言を得ながら適切な手続きを検討・実行することが必要です。
なお、行政代執行により空き家が取り壊されるリスクについては、以下の記事で詳しく解説しています。
田舎の実家を処分する際に検討すべき4つの方法
田舎にある実家の処分には、複数の選択肢が存在するため、所有者の状況や物件の状態によって最適な方法を選ぶことが重要です。
田舎の実家を処分する際に検討すべき方法は、以下の4つです。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選択しましょう。
なお、空き家の処分方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
仲介業者に依頼して売却する
田舎の実家処分で最も一般的な方法は、不動産会社に仲介を依頼して市場に売り出す方法です。
仲介業者に依頼することで、相場価格に近い価格での売却も見込める可能性があります。
たとえば、地方エリアでも地域密着型の不動産会社を活用することで、地元で家を探している購入希望者が見つかる可能性があります。
ただし、売却成立までに時間がかかるケースも多く、仲介手数料が発生するため、費用面での検討も必要です。
売買が成立した際に仲介業者に支払う成功報酬のこと
また、立地や建物の状態によってはリフォームや片付けが必要となり、売れ残るリスクもあります。
田舎の実家が駅に近いなど条件が良く、かつ売却に時間をかけてもより高く売りたい方に向いている方法です。
立地が悪いなど親の土地の条件が悪い場合は、「買取業者に直接売却する」ことをおすすめします。
なお、仲介と買取の違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
賃貸に出す
田舎の実家を売却せず、賃貸として活用することで、収入源として有効活用する方法もあります。
空き家を賃貸住宅として貸し出すことで、維持管理がしやすくなるだけでなく、毎月の家賃収入を得ることができ、固定資産税や都市計画税といった維持費の負担を軽減できます。
リフォームを施して地域の需要に合った物件にできれば、Uターン希望者や田舎暮らしを望む若年層に借りてもらえる可能性があるでしょう。
ただし、賃貸経営には修繕・契約・管理などの手間が発生し、借主とのトラブルリスクも存在します。
また、エリアによっては賃貸需要が極端に低く、空室リスクが高まる点も考慮が必要です。
地域の賃貸需要や物件の状態を正確に把握し、事前に賃貸条件や管理方法を明確にしておくことが成功のカギです。
自治体へ寄付する
相続した実家を売ることも貸すことも難しい場合、最終手段として自治体へ寄付するという方法があります。
自治体に無償で寄付することで所有権を放棄し、管理・税金の負担から解放される可能性があります。
ただし、すべての物件が受け入れ対象になるわけではなく、寄附できる可能性は低いといえるでしょう。
簡単に寄付を受け入れると、本来得られていた固定資産税が徴収できなくなる上に、自治体が管理コストを負担しないといけなくなるからです。
また、公的な利用が見込めない土地は、ほとんどの自治体が受け入れていないのが実情のため、自分の自治体が該当するかどうかを調べることをおすすめします。
「土地 寄付 自治体名」でインターネット検索すると、市のホームページなどで確認することが可能です。
さらに、基本的には実家を解体する必要があるため、たとえ自治体に寄付できたとしても100～150万円程度の解体費用がかかります。
実家が公的な利用を見込め、かつ解体費用が負担できる人に向いている選択肢です。
なお、自治体への寄付については、以下の記事で詳しく解説しています。
買取業者に直接売却する
処分を急ぎたい場合や、仲介では売れない実家は、不動産買取業者に直接売却する方法が有効です。
売主の所有する物件を不動産買取業者に直接買い取ってもらうこと
仲介と違って集客をする必要がないため、短期間での現金化が見込める
仲介売却とは異なり、買い手探しの必要がなく、物件の状態に関係なくスピーディーに現金化できるのが大きなメリットです。
ただし、買取価格は市場価格より安くなるのが一般的であり、「相場より2〜3割低くなる」ことを想定しておく必要があります。
価格重視よりも「処分の確実性・迅速性」を優先する方には、非常に有効な方法といえます。
なお、弊社アルバリンクも立地の悪い田舎の実家でも積極的に買い取っている業者です。
田舎の実家が売れなくてお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
2025年の不動産買取業者ランキングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
田舎の実家を処分せずに放置してしまう3つの原因
田舎にある実家を処分できずに放置してしまう背景には、感情・時間・人間関係といった複合的な要因が関わっています。
田舎の実家を処分せずに放置してしまう原因は、以下の3つです。
それぞれの原因を丁寧に掘り下げて理解し、放置によるリスクを最小限に抑えるための対策が求められます。
思い入れが強く処分に踏み切れない
実家への思い入れが強いと、客観的に見れば処分すべき状態でも決断できず、結果として放置状態に陥りやすくなります。
長年住んだ家や、親との思い出が詰まった家屋には、心理的な「財産」としての価値があります。
そのため、「売却」「解体」といった処分の選択肢が現実的であっても、感情がそれを受け入れられないケースが多いのです。
亡き両親との思い出が詰まった家をどうしても壊す気になれず、数年間空き家のまま放置するケースも少なくありません。
思い出が処分の妨げになるケースは多くありますが、建物の維持管理には限界があるため、感情に整理をつけ、家族や専門家と共に次の活用を前向きに考えることが大切です。
遠方に住んでいて時間がない
実家が遠方にあると、処分に必要な作業や手続きに手が回らず、つい後回しにしてしまう原因となります。
不動産の売却や賃貸、寄付などの処分には、現地での片付け・査定・契約・登記など多くの手続きが発生します。
そのため、仕事や家庭の都合で時間の確保が難しい人にとっては、大きな負担です。
たとえば、東京都在住で実家が和歌山にある場合は、不動産会社や解体業者などと打合せするために、片道6時間かけて通う必要があります。
このような負担を軽減するには、現地の不動産会社への依頼や、信頼できる親族との連携、オンラインによる手続き支援など、効率的な対応方法を検討すべきです。
処分について家族で話し合えていない
実家の処分について家族で意見がまとまっていないと、誰も主導権を持てず、結果的に放置されてしまいます。
相続人が複数いる場合、思い出や経済的な事情から意見が対立することも多く、合意が得られないまま時間だけが過ぎてしまうのです。
また、手続きや費用負担の不明確さも、話し合いを妨げる要因です。
このような事態を防ぐには、早い段階で家族全員が集まり、処分方針・役割分担・費用負担について話し合うことが重要です。
田舎の実家を確実に手放したいなら買取が最適な選択肢
田舎の実家を「確実に」「早く」手放したいのであれば、不動産業者による買取は非常に有効な選択肢です。
田舎の実家を不動産業者に買い取ってもらうメリットは、以下のとおりです。
状況に応じて仲介との比較検討を行った上で、最良の選択をしましょう。
なお弊社AlbaLink（アルバリンク）は、田舎の不動産を得意とする、専門の買取業者です。
田舎のご実家の売却を検討している方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
仲介では売れない物件も短期間で売却できる
仲介で売れない物件でも、買取なら短期間で現金化できる可能性があります。
一般の買い手に需要のない田舎の実家であっても、再生・再販させるノウハウがあるため、買い取ってもらえるのです。
また、仲介とは違って現地での内覧対応や仲介手数料は不要で、売主の手間や費用は最小限に抑えられるメリットもあります。
「需要がない」「価格がつかない」と諦める前に、一度買取業者に査定を依頼してみることをおすすめします。
契約不適合責任が免責される
買取では多くのケースで「契約不適合責任」が免責されるため、売主にとって大きな安心材料になります。
契約書に記載のない欠陥や不具合に対して売主が負う責任のこと
仲介による売却では、売却後に「雨漏りがあった」「シロアリ被害があった」などと指摘されると、契約不適合責任により修繕費や損害賠償を請求されるリスクがあります。
一方で、買取業者は現状の物件を調査し、そのリスクを織り込んだ価格で購入するため、基本的に売主の責任を免除してくれるのです。
田舎の実家の築年数が古く、トラブルを避けたい場合には、買取という方法を積極的に検討すべきです。
残置物そのままでも買取してくれる業者もある
近年では、実家に残された家具や家電、生活用品などの「残置物」をそのままにして買取してくれる業者も増えています。
相続した実家には、長年使われた家財道具やゴミがそのまま残っていることが多く、片付けには時間も費用もかかります。
通常は売却前に清掃や片付けが必要ですが、一部の買取業者では「現状買取」に対応しているため、売主の負担が大きく軽減されます。
実家の片付けがネックで処分に踏み切れない方にとって、残置物込みの買取は非常に魅力的な選択肢です。
なお、弊社アルバリンクも残置物そのままでも買取している業者です。
田舎の実家が売れなくてお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
田舎の実家処分に悩んだらアルバリンクに相談
弊社「株式会社Alba Link（アルバリンク）」は、日本全国の空き家などの売却しづらい物件を積極的に買い取っている不動産買取業者です。
これまでに、築年数が経過した空き家や老朽化が進んだ田舎の実家など需要がない物件でも積極的に買い取ってきた実績があり、「フジテレビ」をはじめとする各メディアにも取り上げられています。
また、弊社に物件の買取依頼をしていただいたお客様からは「他社から断られたのに買い取ってもらえた」などの感謝の言葉を多数いただいております。
以下は、弊社が実際に「買取を行った空き家」の事例です。
【買取した空き家の概要】
| 物件の所在地 | 和歌山県和歌山市 |
|---|---|
| 物件種別 | 戸建て |
| 売却が困難な理由 | 空き家 |
| 買取時期 | 2023年12月 |
参照元：株式会社アルバリンク「成約事例」
空き家などでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
弊社スタッフが、あなたのお悩みを解決できるよう、全力でサポートさせていただきます。
まとめ
田舎の実家を放置していると、維持費の負担や建物・土地の劣化、近隣トラブル、行政からの罰則など、さまざまなリスクが発生します。
こうしたリスクを回避するためには、早めに処分の選択肢を検討することが重要です。
ただし、処分方法によっては売却が難しかったり、契約や管理の手間が発生したりするため、注意が必要です。
とくに仲介による売却は時間がかかるうえ、買い手が見つからない可能性もあります。
そうしたリスクを避ける手段として有効なのが「買取業者への売却」です。
専門の買取業者なら、売却が難しい物件でもスムーズに現金化でき、契約不適合責任の免除や、残置物のままでも対応可能といったメリットがあります。
中でも「アルバリンク」は、田舎の実家など売却が難しい不動産の買取実績が豊富な専門業者です。
面倒な手続きも一任できるため、安心して相談できる点が強みです。田舎の実家処分に悩んでいるなら、まずはアルバリンクに相談してみることをおすすめします。
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