近隣にゴミ屋敷がある場合の5つの相談窓口
冒頭でもお伝えしたとおり、ゴミ屋敷問題に対応してくれる相談窓口はいくつかあります。
まず始めに、「近隣のゴミ屋敷で悩んでいる人の立場」で、以下の5つの相談窓口について紹介します。
- 市役所・区役所
- 警察
- 消防署
- 管理組合
- 大家さん
ゴミ屋敷の所有者の方は、「ゴミ屋敷の相談をする際の2つの注意点」からご覧いただくと、所有者に関係のある話題から入れるので、読み飛ばしてください。
市役所・区役所
まずは、市役所・区役所にゴミ屋敷所有者への指導を依頼する方法です。
ほとんどの地方自治体ではゴミ屋敷問題を解決するための「ゴミ屋敷条例」が定められており、周辺住民の相談・苦情をきっかけにゴミ屋敷問題の対応を始めます。
ゴミ屋敷条例の詳細について見ていきましょう。
自治体によってゴミ屋敷条例が定められている
ゴミ屋敷の住所を管轄する市役所(区役所)によって「ゴミ屋敷条例」が定められています。
ゴミ屋敷条例とは、ゴミが屋内・屋外に積まれることで生じる悪臭・害虫・火災などの不良な生活環境を解消するための条約のことです。
参照元:横浜市|ゴミ屋敷条例
例えば、ゴミを片付けないゴミ屋敷の所有者を放置すると、周辺の生活環境は住み心地の良さを損ない、どんどん劣悪な環境へと化してしまいます。しかし、第三者が正当な理由なく、ゴミ屋敷所有者のゴミを撤去すると「所有権」や「住居侵入罪」などの法的な問題が生じ、撤去した側が罰せられてしまいます。
このような、ゴミ屋敷問題を解消するために定められたのが、ゴミ屋敷条例です。
自治体に相談するメリットは、自治体がゴミ屋敷所有者に改善命令などの措置をとってくれることです。
役所の担当者に被害の苦情を告げれば、改善に向けてゴミ屋敷所有者にコンタクトをとってもらえるので、直接近隣住民が動くことなく、最終的にはゴミの強制撤去まで行なってもらえます。
デメリットは、ゴミ屋敷条例が制定されていない自治体もあることです。そのため、ゴミ屋敷の住所を管轄する市役所に相談する前に、ゴミ屋敷条例の有無を確認しておく必要があります。
ゴミ屋敷条例でできる3つのこと
ゴミ屋敷条例でできることは、「調査・支援・排出」の3つがあります。
それぞれゴミ屋敷問題の解消に向けてどのようなアプローチがなされるのか詳しく見ていきましょう。
調査
まずは、ゴミ屋敷の所有者に関する調査が行われます。
ゴミ屋敷問題を解消するには、本人の親族関係・福祉サービスの受給状況など、ゴミ屋敷所有者についての実態を把握して改善計画を練る必要があるからです。
所有者について調べた情報を元に、相談・助言・支援など対応方法を決定します。
まずは、所有者の自力によるゴミの撤去を目指します。
ゴミ排出の支援
本人がゴミ問題の解消に同意しているのに自力で片付けられない場合は、ゴミ排出の支援を行います。
物が溜まってゴミ屋敷化した原因は本人にあります。しかし、その背景には身体機能の低下・精神病・認知症など、ゴミ屋敷所有者の致し方ない事情が関係していると考えられるからです。
具体的には自治体や関係機関が一体となって本人にカウンセリングを行い、介護支援・精神的支援・経済的支援などの福祉支援によるゴミ屋敷問題の解決を図ります。
その後、ゴミ屋敷所有者の合意の元、市職員・委託業者・関係機関職員らによるゴミ排出の支援が行われます。
排出
近隣住民に悪影響を与えているのに再三の働きかけに応じないケースでは、最終的に排出の措置が行われます。
排出の措置とは、自治体が所有者に代わってゴミを強制的に処分することです。いきなり撤去をするのではなく、指導・勧告・命令・行政代執行と段階を踏んで強制撤去に移行します。
参照元:国土交通省|「特定空家等に対する措置」に関する適切な実施を図るために必要な指針
行政代執行については以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方はご覧ください。
ゴミ屋敷条例によって行政代執行に至れば、ゴミ屋敷を強制的に改善できます。
次に、ゴミ屋敷解消の相談を自治体に依頼する際の流れを見ていきましょう。
自治体にゴミ屋敷解消を依頼する流れ
自治体にゴミ屋敷解消を依頼する流れは、おおむね下記のとおりです。
- ゴミ屋敷の住所を管轄する役所へゴミ屋敷条例があるかを確認する
- 自治体へ相談をする
- 自治体が現場確認を行い、ゴミ屋敷として認定する
- ゴミ屋敷所有者に支援または指導・勧告を行う
- ゴミ屋敷所有者に改善するよう命令を行う
- ゴミ屋敷所有者の氏名の公表・罰金を課す
- 行政代執行を実施する
このように多くの段階を踏み、ゴミ屋敷の強制撤去が実行されます。
行政代執行までにかかる時間が自治体によっても異なりますが、数年〜10年程度と長期間かかるケースがほとんどです。
一例として、京都市で行われた行政代執行は、自治体が124回の訪問を経て、行政代執行までに6年間かかった事例もあります。
自治体に相談してすぐ強制撤去が実行されるわけではないので、気に留めておきましょう。
地域包括支援センターを設置している自治体もある
自治体によっては、地域包括支援センターを設置してゴミ屋敷問題の解決に向けて活動しています。
地域包括支援センターとは、高齢者を支えるために設置された機関で、介護・医療・保健・福祉などさまざまな側面からサポートしてもらえる地域密着型の相談窓口のことです。
ゴミ屋敷に対しては下記のような支援をしてもらえます。
- 介護支援
- 自力でゴミを片付けられない原因が、身体的事情である場合。ゴミが溜まらないよう、ゴミ捨ての支援をしてもらえる
- 精神的支援
- 自力でゴミを片付けられない原因が、うつ病や認知症など精神的な症状である場合。介護・見回りなどの支援をしてもらえる
- 経済的支援
- 自力でゴミを片付けられない原因が、貧困など経済的な事情である場合。ゴミ屋敷の解消に必要な費用を支援してもらえる
このように、さまざまな事情からゴミ屋敷を自力で解決できない人を支援しています。
利用対象者は、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者、またはその家族や介護支援を担っている人です。
地域包括支援センターの支援は住民からも依頼できます。近隣のゴミ屋敷所有者が利用対象者であれば、地域包括支援センターに連絡しましょう。
警察
ゴミが道路にまで侵入して交通の妨げになっている場合は、警察に相談しましょう。
警察は公共の安全・秩序の維持のために犯罪を減らす公的組織であるため、ゴミ屋敷所有者が法律違反をしていればゴミ屋敷問題を取り締まってもらえるからです。
例えば、公道にまでゴミが溢れかえっていれば道路交通法・廃棄物処理法が適用されて、ゴミ屋敷所有者への取り締まりに対応してもらえます。
警察に相談するメリットは、法律に違反していれば公道にはみ出しているものに対して強制撤去をしてもらえる点です。
デメリットは、警察には民事不介入の原則があり、個人間の紛争に介入できないことです。そのため、明らかに有害なゴミ屋敷でも敷地内に荷物がしっかり収まっていると対応できない難点があります。
ゴミ屋敷を取り締まる法律はない
ゴミ屋敷は、各自治体でゴミ屋敷条例などがあるものの、取り締まる法律はありません。
そのため、すぐに強制撤去は行えず、再三にわたって所有者に指導・勧告を行う必要があるので、スムーズに行政代執行に至らない現状があります。
実際に、ゴミ屋敷を取り締まる法律はあるのかを「法テラス」で聞き取りしました。
2023年8月21日に、法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)にて担当者鈴木様へ確認した内容によると「現状、ゴミ屋敷を取り締まる法律はない」という回答でした。
理由は、不動産所有権が壁となり外部から取り締まることが難しいからです。
法令の範囲内で、所有権のある不動産を自由に使用・収益・処分ができる権利
簡単に言うと、所有者以外がゴミ屋敷の敷地内に入ったり、物を処分したりできないといった内容です。
ゴミ屋敷所有者が近隣住民に暴力をふるうなど直接的な被害があれば民事訴訟を起こせますが、ゴミ屋敷による間接的な被害を受けているだけでは、法律で取り締まるのは難しいのだそうです。
個人の間で発生したトラブルを裁判所の判決によって解決を図る手続きのこと
参照元:裁判所|民事訴訟
そのため、ゴミ屋敷問題の解決については、まずは自治体へ相談するのが基本的な手段となります。
消防署
ゴミ屋敷に火災の懸念があるのであれば、消防署に相談しましょう。
消防署は火災の発生時以外に、火災を予防するための活動も行っており、火災が起こる可能性が高いものに関しては対応してもらえるからです。
例えば、ゴミ屋敷に新聞紙など可燃性のゴミが置かれていて、火災や放火の可能性がありそうと判断されると、ゴミ屋敷所有者へ注意・指導を行ってもらえます。
ただし、基本的に消防法に違反していない限り直接取り締まりが行えず、また、強制撤去もできません。
ゴミ屋敷の敷地内にあるゴミが可燃物である場合は、消防署への相談が適していると言えます。
管理組合
同じマンション内にゴミ屋敷がある場合は管理組合に相談できます。
管理組合であれば、元々マンション内の住環境をよくする目的の団体であるため、区分所有者からの相談によって、ゴミの撤去要請を代行してもらえるからです。
管理組合に相談するメリットは、ゴミ屋敷所有者とのトラブルに発展しにくい点です。近隣住民の代わりに管理組合が注意をする、あるいは匿名で苦情があった旨の張り紙をしてもらえるので、揉め事への発展を防げます。
デメリットは、管理組合はゴミの管理を改善するよう注意・要請はできるものの、強制的に撤去はできない点です。
ただし、公的機関に比べてスピーディーに行動してくれる可能性がはるかに高いので、管理組合に相談しておくのは有効な手段です。
大家さん
同じ賃貸アパート内にゴミ屋敷がある場合は大家に相談できます。
前述した管理組合と同様に、住民からクレームがあれば大家さんからゴミ屋敷所有者に通告してもらえます。
例えば、ゴミ屋敷所有者へ直接ゴミの撤去を依頼する・改善が見られない時は退去勧告をするなどの対応が可能です。
大家さんに相談するメリットは、高確率でゴミ問題の解決に向けて動いてもらえる点です。なぜなら、ゴミ問題を抱えた入居者より、トラブルなく安定して居住してくれる入居者を大事にしたいからです。
デメリットは、ゴミ屋敷所有者の許可なしにゴミを勝手に撤去できないことが挙げられます。
ゴミ屋敷状態を改善する意思が少しでもあるゴミ屋敷所有者であれば、大家さんに相談するのも1つの有効な手段です。
ゴミ屋敷の相談をする際の2つの注意点
ゴミ屋敷の相談をする際の2つの注意点は、本人に直接クレームを入れないこと・勝手にゴミを片付けないことです。
詳しくは後述しますが、後々トラブルに発展する恐れがあるからです。
たしかに、風水的にもゴミ屋敷が近隣にあると運気が下がり、日常生活に悪影響が出るとされています。
物理的にも精神的にも損をした気になり、つい、強引な解決を目指してしまいがちですが、この章で解説するようなリスクがあるのでやめましょう。
本人に直接クレームを入れない
注意点の1つ目は、本人に直接クレームを入れないことです。
ゴミ屋敷所有者に話し合いをもちかけて解決するケースは稀で、多くは注意されたことに腹を立てて嫌がらせなどの近隣トラブルに発展しがちだからです。
実際に、家をゴミ屋敷化してしまう人の中には、精神的なトラブルを抱えている場合も少なくありません。
そのため、こちらが正論を述べていたとしても相手が激昂して、逆にゴミ屋敷問題の解決から遠ざかったり、暴力沙汰などに発展したりする恐れもあります。
近隣トラブルに発展させないためにも、必ず第三者を通して通告してもらいましょう。
勝手にゴミを片付けない
ゴミ屋敷の相談をする際には、勝手にゴミを片付けないよう留意しましょう。
そもそも、ゴミ屋敷で山積みになっている荷物などは、掃除・換気がされていない劣悪な環境で長期間放置されたものです。そのため、ゴミ屋敷のゴミにむやみに触れると、ケガや感染症など健康被害が生じる可能性があるからです。
例えば、長期間にわたってハウスダストやホコリを吸い続けると、大人であっても喘息になり、最悪の場合、肺炎になって命を落とす危険もあります。
自分に健康被害を及ぼさないためにも、他人のゴミをむやみに片づけないようにしましょう。
ゴミ屋敷を所有している場合の4つの相談窓口
ゴミ屋敷を所有している場合の相談窓口は、以下の4つです。
- 専門の清掃業者
- 家族や知人
- 弁護士
- 専門の買取業者
上記のように第三者へ相談することで、ゴミ屋敷所有者が自力で片付けられなくても、ゴミ屋敷問題の解決を目指せます。
それぞれの相談窓口にどのような特徴があるのか、具体的に解説します。
専門の清掃業者
ゴミ屋敷所有者の相談窓口の1つ目は、専門の清掃業者です。
専門の清掃業者とは、ゴミの分別・処分に加えて素人では落とせない汚れや悪臭も落とす掃除のプロのことです。清掃業者に依頼すれば、家の中にあるゴミをすべて処分してもらえます。
例えば、清掃業者に電話1本でゴミ屋敷清掃の予約だけしておけば、作業日時に大量の家財をまとめて処分してくれたり、害虫駆除をしてくれたりします。
ただし、撤去費用は高額になりやすいです。不用品回収の間取り別の料金相場は、一般的にワンルームで3万円〜8万円、3LDKで17万円〜50万円程度です。
専門の清掃業者へ依頼するのは、お金に余裕がある時の施策と言えます。
家族や知人
業者に頼むほどではないゴミの量であれば、家族や知人に協力してゴミの片付けができます。
一般個人の家族や知人に依頼することで、費用をかけずに片付けができるので、家族・知人の合意がとれれば、すぐに実現可能です。
ただ、ゴミの量が少なくても長年放置されて腐敗が進んだ生ゴミを片付けるのは体力的にも精神的にも厳しく、合意を得るのが難しい方法と言えます。
弁護士
実際に近隣住民から苦情が寄せられていれば、弁護士に相談できます。
警察は民事不介入の原則があり、個人間の紛争には介入できませんが、弁護士であれば民事事件に関わることができるからです。
具体的には、ゴミが隣地に侵入している・住人が騒音を出している・住民から嫌がらせを受けているなどあれば、弁護士が依頼者の代理人として、相手への連絡や交渉をしてもらえます。
ただし、弁護士が直接ゴミを撤去できるわけではないので、根本的な解決にはなりません。
専門の買取業者
今後、物件を売却する予定があるなら、ゴミ屋敷専門の買取業者に相談しましょう。
専門の買取業者であれば、ゴミ屋敷をそのままの状態で買い取ってもらえるからです。
例えば、ゴミが溢れかえった状態であっても、建物が老朽化を起こしていても、専門の買取業者が買い取った後に業者側で処分・修繕を行います。
そのため、ゴミ屋敷所有者が費用負担する必要がなく、むしろ売却金を受け取れます。
ゴミ屋敷問題から解放されて、おまけにまとまったお金も手に入るので一石二鳥な施策です。
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なお、ゴミ屋敷のおすすめの買取業者については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
ゴミ屋敷を買取してもらう4つのステップ
ゴミ屋敷を買取してもらうステップは、下記の4つです。
- ゴミ屋敷専門の買取業者を選んで査定する
- 査定結果と根拠を確認する
- 売買契約を結ぶ
- 決済・引き渡し
前章でお伝えしたとおり、ゴミ屋敷の売却は専門の買取業者がおすすめとお伝えしました。
しかし、買取業者であればどこでも良いわけではありません。できる限り好条件で売却するには、優良業者を選定する必要があるからです。
この章では、買取の流れと優良業者を選ぶポイントについてもお伝えします。
なお、ゴミ屋敷を高く売却する方法と流れについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
ゴミ屋敷専門の買取業者を選んで査定する
まずは、ゴミ屋敷専門の優良な買取業者を選ぶことが重要です。
悪徳業者にあたってしまうと、資産価値を無視した金額で安く買い叩かれる恐れがあるからです。
具体的には、査定依頼の段階ではゴミ屋敷の買取額を高値で提示してきたのに、契約直前になって難癖をつけて大幅に値下げするような悪質な手口もあります。
不動産業界には悪徳業者も混ざっており、このような手口で被害に遭うケースは珍しくありません。
悪質な手口にかからないためにも複数社に査定依頼をして、この段階で1社に絞らないようにしましょう。
ゴミ屋敷専門の優良買取業者の選び方
ゴミ屋敷専門の優良買取業者の選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- ゴミ屋敷を買い取りした実績が豊富
- 口コミやお客様の声の評価が高い
- 担当者が誠実
前述したとおり、ゴミ屋敷の売却は不動産会社の悪質な手口にかかる可能性もあります。
そのため、ゴミ屋敷を適正な価格で買い取ってもらうには優良買取業者の選び方を知っておく必要があります。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
ゴミ屋敷を買い取りした実績が豊富
まず、確認しておくポイントの1つ目は、ゴミ屋敷の買取実績が豊富かどうかです。
買取実績が豊富であれば、ゴミ屋敷に関するノウハウが豊富で高く買い取ってくれる可能性が高いからです。
ゴミ屋敷の買取実績は業者の公式サイトで確認できます。どのような状態の物件をいくらで買い取ったのか・得意な物件ジャンルはあるのか、などを確認しましょう。
まずは、実績をチェックして好条件での買取が見込める業者を選びましょう。
口コミやお客様の声の評価が高い
高額買取が見込めそうな業者をピックアップしたら、今度は口コミやお客様の声の評価が高い業者に絞りましょう。
お客様の口コミの評価が高いということは、悪徳業者ではないというなによりの証拠と判断できるからです。
実際にその業者を利用した人の口コミは、買取業者の公式サイトやGoogleの口コミにて確認できます。
ただし、業者の公式サイトに搭載されている口コミは業者側の編集が加わっている可能性があるので、参考程度に受け取りましょう。
弊社はお客様から寄せられた直筆のメッセージを「お客様の声」に搭載しています。実際に弊社を利用したお客様の生の声を多数搭載しておりますので、よければご覧ください。
>>【ゴミ屋敷も片付けナシで高額売却!】無料で買取査定を試す
担当者が誠実
査定依頼時には、担当者が誠実な対応をしてくれるかどうかを確認しましょう。
誠実に対応してくれる担当者であれば、売主の希望に応えられるよう全力で対応してくれるからです。
例えば、査定価格に納得がいかなかった場合も、売主が値段交渉をすれば、誠実な担当者は期待に応えようと上司に相談などをしてくれます。
もちろん、価格交渉にすべて応じてもらえるわけではありません。しかし、親身になって対応した結果の回答をもらえられれば、売主にとって納得感のある売却になるはずです。
ゴミ屋敷専門の買取業者3選
ゴミ屋敷専門の優良買取業者を選ぶには、前述したような3つのポイントを確認する必要があります。
かといって、「ゴミ屋敷 買取」などで検索してヒットした無数の業者からピックアップするのは大変な作業です。
よって、この章ではゴミ屋敷専門のおすすめ買取業者3社をご紹介します。
業者名 | おすすめ度 | エリア | 実績 |
---|---|---|---|
★★★★★ | 全国 | 買取実績 年間600件超 相談件数 年間5000件(※) |
|
★★★★☆ | 全国 | 相談件数年間3000件超 累計買取件数1500件超 |
|
★★★★☆ | 全国 | 東京都世田谷区アパート 大阪府大阪市戸建 福岡県北九州市戸建 |
※株式会社Albalink:2023年1月1日~2023年10月25日現在の実績:相談/5,555件:買取/600件
また、以下の記事では、ゴミ屋敷専門の買取業者6選のサービスを比較しています。あわせて業者選びの参考になさってください。
株式会社AlbaLink(アルバリンク)
当サイトを運営しております、弊社「株式会社Alba Link(アルバリンク)」は、ゴミ屋敷や事故物件など、全国の訳あり物件を積極的に買い取っております。
年間600件の買取実績(※2023年1月~10月の実績)があり、数多くの訳あり物件を再生して運用・再販をしてきた経験があります。ゆえに、一般的に「価値がない」と安価に値付けされやすい不動産に対しても、本質的な価値を見出し、適正価格で買い取ることができるのが特徴の一つです。
また、弊社では「売主とWin-Winの関係であること」を重要と考えております。
そのため、訳あり不動産をなるべく高く買い取るだけではなく、査定額の内訳を明朗提示する・売主様に納得いただけるまでご説明するなど、売主様が売買の過程でご不安な気持ちを抱かないよう、納得感をもった売却が可能です。
実際に、弊社に売却依頼をしてくださった売主様から、このようなお喜びの声も寄せられています。
弊社スタッフが売主様の心の負担を軽減できるよう、全力でサポートすることをお約束します。
>>【ゴミ屋敷も片付けナシで高額売却!】無料で買取査定を試す
会社名 | 株式会社 Alba Link |
---|---|
本社所在地 | 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町 6F |
営業時間 | 10:00~19:00 (日曜日 定休) |
創業 | 2011年 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)第10112号 |
公式HP | https://wakearipro.com/
買取実績はこちら |
株式会社あきんど/事故物件買取センター
株式会社あきんど(事故物件買取センター)は、年間相談実績3,000件を超える訳あり物件の買取業者です。
ゴミ屋敷以外にも、再建築不可・自殺物件・シロアリ被害など、さまざまな売れにくい事情を抱えた不動産を取り扱っています。
株式会社あきんどの強みは、スピード買取が可能な点です。通常、仲介業者で不動産を売却する際には約3ヶ月〜6ヶ月ほどかかると言われている中、あきんどは最短2日という脅威のスピード買取を実現しています。
「一刻も早くゴミ屋敷を手放したい」とお考えの方は、株式会社あきんどに相談しましょう。
会社名 | 株式会社あきんど |
---|---|
本社所在地 | 大阪府大阪市浪速区稲荷1-5-3 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
創業 | – |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)第9946号 |
公式HP | https://www.jikobukken.jp/
買取実績はこちら |
株式会社なにわ工務店/トラブル物件買取センター
株式会社なにわ工務店(トラブル物件買取センター)は、ゴミ屋敷にも対応している事故物件専門の買取業者です。
全国エリアに対応しているので、地方部に住むゴミ屋敷の所有者も、株式会社なにわ工務店であれば売却依頼ができます。
また、人の死が発生して住む人に心理的抵抗感を与える「心理的瑕疵物件」の買取に特化しており、特殊清掃・遺品整理・相続手続きなど、不動産売却における豊富なサポートプランを用意されているのが特徴です。
専門家の手厚いサポートを受けながら慎重に売却を決めたい方におすすめできる優良買取業者です。
会社名 | 株式会社なにわ工務店 |
---|---|
本社所在地 | 大阪市浪速区稲荷1-5-3 |
営業時間 | 9:00~18:00(水曜日 定休) |
創業 | 2013年 |
宅建番号 | 国土交通大臣(1)9655号 |
公式HP | https://jobutsu.jp/
買取実績はこちら |
査定結果と根拠を確認する
買取業者を選び、査定を行ったら、その結果と根拠を確認してください。
買取業者に売却する場合、査定額がそのまま買取価格になります。そのため、査定結果・査定額の根拠を確認した上で、納得できる価格で買い取ってくれる業者を見つけましょう。
前述したように査定額の時点では高額だったのに、契約の段階で極端な値切りをしてくる悪徳業者もいます。そうした悪徳業者はそもそも最終的に安く買い叩くことを目的にしているので、提示する査定額に根拠がありません。
そのため、悪徳業者かどうかを見極める1つの指標として、過去の取引事例・周辺相場など、「査定額を算出するための根拠となったデータはなにか?」を聞くという方法があります。
査定の根拠を明確に答えられる担当者であれば、適正な価格をつけて買い取ろうとしている優良業者と判断できます。
売買契約を結ぶ
売主・業者の間で価格の合意が取れたら売買契約を締結します。
【不動産売買契約書】
一般的に売買契約は買取業者のオフィスで行われ、業者からの手付金の受領もこの日に実行されます。
売買契約にかかる平均的な所要時間は2時間〜3時間程度です。
決済・引き渡し
約束した引き渡し日に司法書士も立ち会い、3者で引き渡しの手続きを進めます。
所有権移転登記などゴミ屋敷の引き渡しに必要な手続きを済ませます。
一連の手続きを終えて、引き渡し完了を確定した「売買完了確認書」を取り交わし、買取業者から売却金を受け取って買取完了です。
ゴミ屋敷を放置する4つのリスク
ゴミ屋敷の所有者の中には、相談窓口や買取業者を選ぶのが面倒に感じる方もいるでしょう。
しかし、ゴミ屋敷は放置してはいけません。ゴミ屋敷の放置には下記のようなリスクがあり、売りにも売れず一生所有し続けなければならなくなる恐れがあるからです。
- 健康被害を受ける
- 近隣トラブルに発展する
- 犯罪の温床となる
- 片付け費用が増額する
それぞれ詳しく解説します。
健康被害を受ける
ゴミ屋敷に住み続けると健康被害を受けます。
十分な換気も掃除も行われない家は空気中にホコリが舞いやすく、そのホコリにダニが繁殖してしまうからです。
部屋の中がホコリやダニで充満すると、前述した喘息以外にも結膜炎・アトピー性皮膚炎・気管支炎など、さまざまなアレルギー症状が生じます。
ダニは糞や死骸もアレルゲンになるため、ゴミ屋敷の掃除をしない限り、健康被害のリスクが減ることはありません。
近隣トラブルに発展する
当然ですが、ゴミ屋敷を放置すると高確率で近隣トラブルに発展します。
ゴミから発生する生ゴミ臭や雑菌・カビが繁殖した臭いは近隣の家にまで広がるからです。
また、その臭いにつられてハエ・ゴキブリ・ネズミのような害虫・害獣が大量発生し、さらに臭いの出る糞尿をされるため、ますます悪臭が強力になります。
言うまでもありませんが、害虫・害獣はゴミ屋敷だけではなく、棲家を求めて近隣の家にまで繁殖するので、クレームが生じやすいのです。
ゴミ屋敷を空き家として放置すると、どのような近隣トラブルのリスクがあるかについては、以下の記事を参考にしてください。
犯罪の温床となる
ゴミ屋敷を放置すると、犯罪の危険性が高まります。
家の外にまで溢れかえったゴミの堆積は燃えやすいことから放火犯のターゲットにされやすいからです。
実際に、千葉市では令和2年に1,654件の火災が発生しており、出火原因の1位は「放火・放火の疑い」です。
参照元:千葉県|出火原因別火災件数
このデータはゴミ屋敷ではない一般住宅も対象にしていますが、放火のリスクは身近な存在であることがわかります。また、ゴミ屋敷は不法投棄の標的にもされやすいので、ますます放火されやすい環境が出来上がってしまいます。
ゴミ屋敷が放火されて近隣住民に死傷者を出してしまわないためにも、ゴミ屋敷を放置してはいけません。
片付け費用が増額する
ゴミ屋敷を片付けないまま放置すると、ゴミが増えて片づけ費用が増額します。
清掃業者に依頼する際の費用の内訳は、人件費・車両費・処分費などで構成されているため、ゴミの量と比例して費用は高くなるからです。
なお、トラック1台あたりの回収量で計算する料金体系だと、軽トラック1台で3万円〜4万円・2トントラックだと1台で5万円〜8万円程度が相場です。
片付けしようと思った時に、高額な清掃費とならないためにも早期にゴミ屋敷の清掃に着手する必要があります。
なお、ゴミ屋敷を自力で片付けることも可能です。以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
まとめ
今回の記事では、ゴミ屋敷問題を解決するための相談窓口をメインにお伝えしました。
ゴミ屋敷問題に対応してくれる相談窓口は、ゴミ屋敷の近隣に住む人・ゴミ屋敷を所有している人の両方に対して適切な相談先があります。
ゴミ屋敷を放置するとさまざまなリスクが発生してしまうため、1人で抱え込まず、早期に適切な相談窓口に相談することをおすすめします。
もし、ゴミ屋敷の所有者様であれば、専門の買取業者に相談してみてください。専門の買取業者であれば、ゴミ屋敷をそのままの状態で買い取ってもらえるので、所有者様が費用を一切かけず、なおかつ売却金も得られます。
専門の買取業者の多くは、無料相談を実施しているので問い合わせてみましょう。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)はゴミ屋敷などの問題を抱えた不動産を年間600件(※2023年1月~10月の実績)買い取ってきている実績があります。
実際に、フジテレビの「イット」で家財やゴミで溢れかえったボロ物件を買い取る業者として紹介されました。
ゴミ屋敷問題など、さまざまな問題を抱えた不動産を豊富に扱ってきた弊社だからこそ、所有者様に費用の負担をかけず、なおかつ適正な価格での買取が可能です。
「ゴミ屋敷を抱えるストレスから早く解放されたい」「できる限り高額で売却したい」とお考えの方は、一度弊社にご連絡ください。
もちろん、売却前提のお話ではなくても大丈夫です。弊社の無料サービスの一環として相談は随時受け付けております。いつでもお問い合わせください。