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【ケース別解説】空き家掃除をスパッと解決!活用しないなら売却一択!

空き家

「親が亡くなり空き家となった実家を相続したけれど、室内に残された大量の荷物や遺品をどう整理したらいいのだろう…」

「空き家を所有しているけれど、活用するあてもないのに、毎月掃除しなくてはいけないのが面倒」

空き家は所有した瞬間から、室内の荷物の整理や、定期的な管理など「掃除」をし続けなければなりません。面倒だからと、掃除せずに空き家を放置してしまうと、それが原因で近隣住民とトラブルになったり、老朽化が進行して倒壊するなどのリスクがあります。

そこでこの記事では、

  • 掃除を自力でやるか業務委託費するかの基準
  • 掃除の種類別の委託先・費用相場・業者の選び方
  • 活用予定のない空き家は売却がお勧めなわけ

の3点について解説します。

この記事を読めば、所有する空き家の状況に応じた、掃除の対処法がわかり、すぐに行動を起こせるようになります。

しかし、自力で行うにしろ、業者に委託するにしろ、空き家の掃除には手間や費用がかかります。ですから、もし空き家を活用するあてがないのであれば、労力や費用をかけて掃除し続けるより、売却してしまう方が得です。

「売却するにも掃除が必要なのではないか」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。空き家専門買取業者に相談すれば、荷物が残っている空き家でも、掃除がされておらず、老朽化が進んでしまった空き家でも買い取ることができます。なぜ買取が可能なのか、その理由についても記事でお伝えしています。

弊社、株式会社Albalinkも空き家専門買取業者として10年以上の実績があります。その間、老朽化が進んでしまった空き家や、荷物が溢れてしまっているような空き家も多数、買い取ってきました。

活用されていない空き家の掃除でお困りの方は、ぜひ一度、無料の買取査定だけでもご利用ください(査定依頼だけで、実際に買取依頼をされなくても、無理な営業などは致しませんのでご案内ください)

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空き家の掃除を怠るとどうなるか&放置のリスク

空き家の掃除が必要になるのは、主に以下の2パターンです。

  • 親が亡くなり実家を相続し、室内に残された家具や日用品など(残置物)の処理や遺品の整理
  • 空き家の管理のための定期的な掃除

いずれの掃除も時間や労力がかかりますが、かといって掃除をせずに放置するのはNGです。掃除をせずに空き家を放置すると、急速に老朽化が進んでしまうからです。

なぜなら掃除がされないと換気が行われないため、室内に湿気がこもり、カビやシロアリによって柱などが腐食するためです。他にも、人の気配がないため、ネズミなど害獣の住処(すみか)にされやすく、糞尿で床板が劣化することもあります。

しかも、急速に建物が老朽化することで、空き家の所有者に様々なリスクが降りかかります。では具体的にどのようなリスクがあるのか、解説していきます。

空き家を放置するリスク

空き家を放置すると近隣トラブルが発生したり、高額の損害賠償を請求されるなど、様々なリスクがあります。さらに、もし行政から「特定空き家」に指定されてしまうと最悪、空き家を強制的に解体されてしまう恐れもあります。

空き家を放置するリスクについて詳しく知りたい場合はこちらの記事もご確認ください。

空き家放置には破産級のリスクあり!回避法とベストな対処法を解説
空き家を放置するのはNGです。放置すると強制的に解体されてしまうなど破産級の様々なリスクがあります。空き家の活用法は色々ありますが、一番お得なのは買取業者に売却することです。買取であれば仲介で売れないような空き家でも買い取ってもらえます。

不法侵入され、貴重品や遺品を盗まれる

空き家を放置すると人の目が行き届かなくなるため、窃盗犯などに不法侵入されやすくなります。もし室内に現金などの貴重品や、大切な遺品を置いている場合、不法侵入した窃盗犯に盗まれてしまう恐れがあります。

異臭・害虫発生で近隣トラブル

空き家を放置していると「ここなら捨ててもバレない」と思われ、ゴミを不法投棄されやすくなります。不法投棄されたゴミをそのままにし、ゴミから異臭が発生すれば、近隣住民からクレームが入り、トラブルに発展します。

また、空き家を放置すると庭に雑草が生い茂り、マダニが大量発生したり、アレルギーを発生させるブタクサなどの花粉が大量に舞い、これも近隣トラブルの原因となります。

空き家倒壊による高額損害賠償で破産のリスク

空き家を放置すると老朽化が進み、倒壊のリスクが高まります。もし空き家が倒壊したことによって、隣家を全壊させてしてしまうと、1500万円もの損害賠償を請求される恐れがあります。さらに、もし倒壊した空き家の下敷きになるなどして人が亡くなってしまった場合、損害賠償額は2億円近くにまでなります。

空き家発生による外部不経済の実態と損害額の試算

引用元:日本住宅総合センター「空き家発生による外部不経済の損害額の試算結果」

このような高額な損害賠償額はとても個人で払えるものではありません。しかも、支払いを逃れようと破産申請をしたとてしても、人に危害を加えたことへの損害賠償の支払い義務は残ります。実際、破産法でも下記のように、人へ危害を与えてしまったことへの損害賠償については、非免責債権(支払いが義務が残る債権)であると定めています。

【破産法253条1項3号】
故意または重過失により加えた人の生命または身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権

引用元:法務省(破産法について)

特定空き家に指定される

空き家を放置すると「特定空き家」に指定されてしまいます。特定空き家とは、倒壊の危険性が高く、ゴミからの異臭など衛星面での問題も大きいと行政から判断された空き家のことです。

特定空き家に指定される空き家の具他的な条件は下記の通りです。

  • 放置すれば倒壊など保安上の問題がある
  • 衛生上、有害となる恐れがある
  • 周辺住民の生活環境を妨げている
  • 地域の景観を乱している、その他地域のルールに沿っていない

 

特定空き家

なお、上の図にも載せていますが、もし特定空き家に指定されると「住宅用地の特例」が解除され、固定資産税が最大6倍になってしまいます。住宅用地の特例とは、固定資産税などを減税する特例措置です。

住宅用地の特例
住宅用の土地に適用される、固定資産税を最大1/6、都市計画税を1/3にする特例

また、もし改善命令に従わないと、罰金50万円を科せられ、空き家を行政代執行で強制的に解体されてしまいます。もちろん、解体費用は空き家所有者に請求されます。

行政代執行
所有者が行政上の義務を果たさないときに、行政(自治体など)が所有者の代わりに行政上の義務を果たすこと

しかも行政代執行での解体費用は所有者自ら解体業者に依頼するより高額になる傾向があり、解体費用として、数百万円を請求されることも珍しくありません。

自力で掃除するか業者委託するかの判断基準

空き家の掃除はもちろん自力で行っても構いませんが、業者に依頼することもできます。そこでこの章では「自力」・「業者委託」それぞれのメリットとデメリットを解説します。

また、具体的な状況を挙げて、どんな人がどちらに向いているかもお伝えします。ぜひご自身の状況と照らし合わせて、自力で行うか業者に委託するかの参考にしてください。

自力で掃除する場合

まずは自力で掃除するメリット・デメリットとどんな人が向いているかを説明します。

たった1つのメリット

正直、掃除を自力で行うメリットは下記の費用面以外には特にありません。また、自力で行えば費用は抑えられますが、その分、時間や労力はかかります。

  • 業者に委託費をを払わなくて済むので、掃除の費用を抑えられる

4つのデメリット

自力で行うメリットは1つしかないのに対し、デメリットは以下4つが挙げられます。

  1. 空き家から遠くに住んでいると、掃除に行くのに時間や交通費がかかる
  2. 掃除するための時間、労力がかかる
  3. 病気や怪我などで空き家に行けなくなると、結果的に空き家を放置することになってしまう
  4. 掃除した結果、大きなゴミが出た場合、処理するのが大変

上記の「2」の掃除のための時間や労力についてですが、たとえば不用品回収を自力で行おうとすると、1週間~1ヶ月ほどかかることがあります。また、「4」のゴミ処理については、家具などは自治体に依頼して引き取ってもらったり、リサイクルショップなどへ自分で持ち込まなくてはなりません。

自力で掃除するのが向いている人

デメリットでもお伝えしましたが、空き家掃除を自力で行おうとすると、時間や労力が非常にかかります。そのため基本的に自力で掃除をするのはお勧めしません。しかし、以下のような条件を満たす人は自力で掃除を行ってみても良いでしょう。

  1. 空き家の近くに住んでいて現地に行くのに時間や交通費がかからない人
  2. 仕事をリタイアしているなど掃除に時間や労力をかけられ、しかもそれが苦にならない人
  3. 掃除しなくてはいけない箇所や残置物が少ない人
  4. 遺品整理にこだわりがある人
    (遺品整理は自分で行い不用品回収のみ業者に委託することもできます)
  5. 掃除や遺品整理を手伝ってくれる親族などがいる人

空き家の掃除を自力で行う上で欠かせないのは、当たり前ですが(大変でも自分で行いたい)という気持ちです。その気持ちがなければ、結局途中で面倒くさくなって放置してしまうことになるでしょう。

ですから、上の条件でお伝えした「1」の「空き家までの距離が近い」ことや、「6」の「手伝ってくれる人」がいることは、自力で行うのに向いている条件にはなりますが、たとえその条件を満たしていたとしても(自分でやるのはしんどい)と思う方は業者に委託すべきです。

掃除を業者に委託する場合

続いて掃除を業者委託するメリット・デメリットと、どんな人が向いているかを説明します。

3つのメリット

空き家の掃除を業者に委託するメリットは以下の3つです。

  1. 空き家の掃除のために自分の時間や労力を使わずに済み、しかも掃除を短期間で完了できる
  2. 病気や怪我で空き家に行けなくなっても、掃除や管理をしてくれる業者もいるので、空き家を放置せずに済む
  3. 不要な残置物をまとめて回収してもらえるだけでなく、価値のある物については買い取ってもらえ、代金を受け取れる(買い取ってもらった分を回収費用の総額から差し引ける)

上記の「1」の掃除のための時間や労力についてですが、先ほど、自力で不用品回収を行うと1ヶ月かかることもあるとお伝えしましたが、業者に依頼すればたいてい数時間で完了します。

3つのデメリット

掃除を業者に委託するデメリットは以下の3つです。

  1. 委託費用がかかる
  2. 遺品整理の場合、業者が入るため故人を偲びにくい
  3. 悪徳業者を選んでしまうと、お金だけかかって思ったようなサービスが受けられない

「1」の委託費用と「3」の業者選びについては、次の章で改めて解説します。

また「2」に記載したとおり、第三者である業者が片付けを行うと、遺品をただの「物」のように雑に扱われ、故人をないがしろにされる恐れがあります。ですから、遺品を丁寧に供養してもらいたいのであれば遺品整理に特化した業者に依頼しましょう。そうした専門業者であれば、作業も丁寧ですし、故人供養なども一緒に行ってくれます。

業者委託するのが向いている人

基本的に先ほどお伝えした「自力で掃除するのが向いている人」に当てはまる人以外は、多少費用がかかっても業者委託をおすすめします。具体的には以下のような人になります。

  1. 住んでいるところが空き家から遠く、現地に行くのに時間や交通費がかかる人
  2. 仕事や家事などで忙しく、空き家掃除のために時間や労力をかけられない人
  3. 掃除しなくてはいけない箇所や残置物が多い人
  4. 遺品整理にこだわりがない人
    (遺品整理にこだわりがないのであれば、初めから業者委託すれば早く掃除が完了します)
  5. 掃除を手伝ってくれる親族などがいない人

【業者委託する場合】サービス内容・費用・業者の選び方

空き家の掃除を業者に委託する場合、掃除の種類ごとに委託先が異なります。そこでこの章では、空き家掃除が発生した具体的なケース挙げ、ケースごとに、どの業者に依頼すれば良いのか、サービス内容や費用はどのくらいかかるのかをお伝えします。また、業者選びのポイントも解説します。

なお、もし掃除を自力で行う場合、これからお伝えするそれぞれの業者の「作業内容」を自力で行わなくてはなりません。自力で行うつもりの方は、できそうかどうか、改めて検討してみてください。

遺品整理を業者委託するケース

遺品整理を業者に委託するケースとしては次のような場合が考えられます

【ケース 】
親が亡くなり、もともと親が住んでいた空き家を相続した
室内に色々物が残っているので、業者に遺品の仕分けと、不要品の回収を頼みたい

このケースの場合、依頼先と業者の作業内容は以下の通りとなります。

 【依頼先】
遺品整理業者

    • 【作業内容】
  • 依頼人の意向を聞きながらの遺品の仕分け作業
  • 現金や形見の品など貴重品の捜索
  • 遺品整理で仕訳けられた不用品処分

上記以外にも、業者によってはオプション作業として、「遺品の供養やお焚き上げ」「特殊清掃※」「自動車やバイクなどの処分」を行っているところもあります。

 ※特殊清掃
前住人が室内で亡くなり、死後、長期間放置されたことにより、ダメージを受けた床などの清掃作業のこと
費用は作業量や部屋の広さでによっても変わりますが、おおよそ以下の通りです。

【費用相場】

間取り 費用
2LDK 12万円~17万円
3DK 17万円~25万円
3LDK 25万円~30万円

空き家の残置物処理を依頼するケース

空き家の残置物処理を業者に委託するケースとしては次のような場合が考えられます

【ケース 】
親が亡くなり、もともと親が住んでいた空き家を相続した
遺品整理は済んだので、室内の残置物を業者に回収してもらいたい

このケースの場合、依頼先と業者の作業内容は以下の通りとなります。

【依頼先】
廃品回収業者

【作業内容】

  • 不要な家具や家電・ゴミなどの回収・処分

上記の作業内容は、文字で書くと一行で済んでしまいますがが、少し想像してもらえば、この作業を実際に自力で行うとなると大変であることがわかるはずです。

たとえば、大きな家具などはリサイクルショップに持ち込むにしても自家用車には乗らないことが多いため、運搬用のトラックを借りるか、回収に来てもらわなくはなりません。

自力で不用品を処分する方法として、リサイクルショップへ持ち込む以外にも、フリマアプリで売るという方法もあります。しかし、実際はフリマアプリで売ろうとしても、そう簡単に買い取り手が見つかるわけではありません。そのため、不用品を全て処分できるまでにどれだけ時間がかかるかわかりません。

不用品の回収費用は遺品整理と同様に、作業量や部屋の広さでによっても変わりますが、おおよそ以下の通りです。遺品の仕分け作業がなく、不用品の回収のみのため、遺品整理業者より若干安くなります。

【費用相場】

間取り 費用
2LDK 10万円~15万円
3DK 15万円~20万円
3LDK 20万円~25万円

定期的な掃除を依頼するケース

空き家を管理するための定期的な掃除を業者に委託するケースとしては次のような場合が考えられます

【ケース 】
所有している空き家が家から遠く、定期的に掃除に行くのが大変
掃除自体も手間や時間がかかるので業者に依頼したい

このケースの場合、依頼先と業者の作業内容、費用の相場は以下の通りとなります。

【依頼先】
空き家管理代行サービス

【作業内容】
月に1回~数回、空き家に行き以下の作業を行います

        • 換気
        • 通水
        • 庭木の確認
        • 床の簡易的な掃除
        • 雨漏りチェック
        • 雑草除去など

        【費用相場】
        月1万円程度

      • なお、空き家に不具合箇所が見つかった場合、空き家管理代行サービスでは所有者に報告はしますが、修繕は行っていません。そのため修繕は所有者が自ら行うか、改めて修繕を行ってくれる業者に依頼することになります。

もし、空き家の定期管理や、管理代行サービスについて詳しく知りたい場合はこちらの記事をご確認ください。

空き家管理は自力管理も業者委託も難あり。買取依頼で悩み解決!
空き家の適正な管理とはどのような作業が必要か説明したうえで、放置した際のリスクについても解説しています。また、業者に管理を委託した際の管理費用についても紹介しています。空き家の管理から逃れるためには不動産買取業者に売却するのが一番です。

委託業者の選ぶ際のポイント

委託業者を選ぶポイントは、「全ての業者に共通するポイント」と「業者ごとで特に気をつけるべきポイント」の2種類があります。

全ての業者共通で気をつけるポイント5選

まずは全ての業者選びに共通する5つのポイントをお伝えします。

  1. 複数の業者で見積を取る
    (先ほど業者の相場はお伝えしましたが、あの金額はあくまで目安なので、自分の空き家を作業してもらうための相場を知るには、複数の業者に見積もりを取ることが必要です)
  2. 料金体系が明確な業者を選ぶ
    料金体系が不明瞭だと、後から理由をつけて金額を上乗せされる可能性があります
  3. 値段の安さだけで選ばず、行ってもらいたいサービスが含まれているか、サービス内容を確認する
    (たとえば「空き家管理代行サービス」の場合、費用が安いサービスだと、空き家を目視でチェックするだけで、掃除などの作業が含まれない場合があります)
  4. 問い合わせた時のスタッフの対応が丁寧か
    (問い合わせた時の受け答えが対応がぞんざいな業者は避けましょう。気持ち良くやりとりできませんし、作業も雑な可能性があります)
  5. 口コミサイトの評価
    (口コミサイトの直近の書き込みを確認し、クレームなどが多い業者は避けるべきです)

遺品整理業者と廃品回収業者を選ぶ際に気をつけるポイント

次に、遺品整理業者と廃品回収業者を選ぶ際に気をつける2つのポイントをお伝えします。

  1. 一般廃棄物収集運搬許可証を所持しているか確認する
  2. 損害補償保険への加入の有無を確認する
    (保険に加入している業者であれば万一、家具などの搬出時に壁を傷つけられた場合でも補償してもらえます)

「1」の一般廃棄物収集運搬許可証とは、一般廃棄物を収集・運搬するための都道府県知事から交付される許可証のことです。この許可証がない業者は「無許可業者」となります。「無許可業者」には依頼しないようにと環境省も警鐘を鳴らしています。

参照元:環境省「無許可」業者を利用しないでください

また、廃棄物処理法でも以下のように、廃棄物の処理は許可を得た業者に委託するように定められています。

【廃棄物の委託について】
第12条5項
事業者(略)は、その産業廃棄物(略)の運搬又は処分を他人に委託する場合には、その運搬については第十四条第十二項に規定する産業廃棄物収集運搬業者その他環境省令で定める者に、その処分については同項に規定する産業廃棄物処分業者その他環境省令で定める者にそれぞれ委託しなければならない。

引用元:e-GOV法令検索【廃棄物の処理及び清掃に関する法律】

もし「無許可業者」に依頼した場合、委託基準違反として、依頼した側にも以下の通り5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

【委託基準違反 】
第25条
次の各号のいずれかに該当する者は、5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する
第6条の2第6項、第12条第5項又は第12条の2第5項の規定に違反して、一般廃棄物又は産業廃棄物の処理を他人に委託した者

引用元:e-GOV法令検索【廃棄物の処理及び清掃に関する法律】

遺品整理業者を選ぶ際に気をつけるポイント

遺品整理業者を選ぶ際の以下のポイントを頭に入れておきましょう。

・遺品整理士※が在籍しているか
※遺品の取り扱いの専門家(『一般社団法人 遺品整理士認定協会』が設立した民間資格)

遺品整理士に関しては、先ほどお伝えした一般廃棄物収集運搬許可証のように、この資格がないと事業を行う上で違法になることはありません。しかし、大切な遺品を誤って捨てられたりしたくないであれば、遺品の取り扱いに長けた遺品整理士が在籍する業者を選びましょう。

【掃除別】お勧めの業者6選

この章では業者選びの方法についてお伝えしてきましたが、それでも自分で業者を選ぶのは大変です。そこで、先ほどお伝えした資格なども満たすお勧めの業者を、それぞれの掃除ごとに2社ずつお伝えします。

お勧めの遺品整理業者2社

社名 株式会社エコプラネット
特徴 遺品の仕分けだけでなく、より時間のかかる貴重品の捜索にも力を入れている
対応地域 愛知・岐阜・三重
費用 2LDK:15万円 3LDK:20万円
公式サイト https://www.ecopla-aichi.com/

 

社名 エコピット(株式会社ルクス)
特徴 出張見積もり無料
対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉
費用 定額パック 69800円~(2K~2DKの広さ対応)
公式サイト https://www.ecopit-huyouhin.com/ih/
お勧めの廃品回収業者2社

社名 株式会社片付け堂
特徴 全国展開してるので広いエリアで対応可能/キャンセル料なし
対応地域 北海道・東北、関東、中部、近畿、四国、九州
費用  処分量軽トラ1台分:19800円~  処分量4トントラック1台分:61600円~
公式サイト https://www.katazukedou.com

 

社名  ハヤブサ
特徴 深夜・土日も対応可能
対応地域 東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・新潟
費用 3LDK程度:95000円~
公式サイト http://hayabusa-gomikaishu.com

 

お勧めの空き家管理代行サービス2社

日本空き家サポート

社名 日本空き家サポート
特徴 依頼者がWEBで管理作業を確認できる
対応地域 全国
費用 月1回管理:11000円 月2回管理:14300円
公式サイト https://xn--w8jvl3b6d9gz83xm5o0mc223e.jp/portal/

 

空き家・空地管理センター

社名 NPO法人空家・空地管理センター
特徴 100円から空き家管理可能
対応地域 全国
費用 月1回管理:4000円・月2回管理:7500円・月4回管理:15000円
公式サイト https://www.akiya-akichi.or.jp/kanri/

活用するあてのない空き家は掃除するより売却すべき

ここまで空き家の掃除について業者の選び方などをお伝えしてきましたが、そもそも、空き家を活用するあてがないのであれば、掃除に時間や労力をかけるのはもったいないことです。

活用するあてのない空き家は掃除を続けるより、売却してしまった方がお得です。なぜなら売却してしまえば、掃除の必要もなくなりますし、売却益も手に入るからです。

もし売却するのであれば、ならなるべく早めにすべきです。空き家は所有すればするほど、老朽化が進み、資産価値が下がり、売れにくくなってしまうからです。

不動産の売却には仲介と買取の2種類の方法がありますが、どちらがおすすめかは空き家の状態によって異なります。そこでまずは仲介と買取の違いについて簡単に説明します。

仲介と買取の違い

買取と仲介の違い (2)

不動産業者(仲介業者)はネットなどを使い、一般の個人の買い手を広く募る売却方法です。仲介の一番のメリットは需要と供給が釣り合った市場価格で売却できる見込みがあることです。反対に一番のデメリットは、買い手を探す必要があるため、売却するのに時間がかかることです。

一方、買取は専門の買取業者自身が買手となる売却方法です。買取の一番のメリットは買手を探す必要がなく、仲介では買手がつかないような老朽化した空き家などもスピーディーに売却できることです。なぜ買取業者は老朽化が進んだ空き家でも買い取れるのかというと、買取業者は空き家にリフォームなどを施し、運用することで利益を得ています。そのため、一般的な不動産仲介会社にはない、空き家の活用ノウハウを豊富に持っているためです。

買取のデメリットは、買取価格が仲介で売却した場合の市場価格より下がることです。理由は買取業者が買取後に行うリフォーム費用などが差し引かれるためです。

しかし、空き家は住むためには大規模なリフォームなどが必要なことが多いため、そもそも仲介で一般の個人には売れにくいです。そのため、多少価格が安くなっても買取業者に早めに買い取ってもらい、現金化した方が得なことが多いです。

弊社、株式会社Albalinkも空き家専門買取業者として、仲介で売れないような老朽化した空き家の買取を積極的に行っています。ぜひ無料の買取査定だけでもご依頼ください(査定依頼だけのご利用でも強引な営業などは行いませんのでご安心ください)。

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仲介がお勧めなケース

空き家を仲介で売る場合、以下のような好立地・好条件でないと、買い手が見つからない可能性があります。なぜなら、仲介の買手は一般の個人であるため、快適に住めて、暮らしやすい立地の物件を探しているからです。

【都市部・地方共通】

  • 築10年以内
  • 定期的な掃除を行っている
  • 大規模なリフォームをせずにすぐに人が暮らせる

【都市部】

  • 最寄り駅まで徒歩10分以内
  • 徒歩圏内にスーパーやコンビニ、病院など暮らしに必要な店や施設がある

【地方】

  • 車で10分以内に市街地まで出られる
  • 車で25分以内に高速のICがある
  • その地方特有のしきたりなどが少なく移住者などでも暮らしやすい

実際このような好条件の空き家は少ないですが、たとえば以下の【ケース1】・【ケース2】のような空き家は仲介で売りに出してみてもいいでしょう。

ただし、もし半年以上売れなければ、その後も売れる見込みは低いので、買取に切り替えるべきです。ずっと売れないとその間も空き家の資産価値は下がり続けていきますし、管理のための掃除も続けなくてはいけないからです。

 【ケース1】
直近まで親が住んでいた築浅の家屋を相続。空き家になった後も管理はしていた
築浅で管理も行っていたのであれば、まずは仲介で売りに出してみましょう。ただし、室内に残置物が残っている場合は買取依頼をすべきです。基本的に、他人の残置物がある物件を買いたいと思う個人の買い手はいないからです。
 【ケース2】
相続した時点で空き家で、残置物なし
定期的に管理しており、大規模な修繕をせずに住むことができる
主要駅から徒歩10分の立地にあり、周囲にスーパーや病院などもある
【ケース2】のように相続した時点で空き家でも、しっかり管理されており、残置物もなく、駅から徒歩10分など好立地の場合は仲介で売りに出してみましょう。

買取がお勧めなケース

先ほど、仲介がお勧め空き家の条件をお伝えしましたが、逆に、次のような空き家は初めから買取依頼することをお勧めします。

【都市部・地方共通】

  • 築10年以上
  • 定期的な掃除を行っていない
  • 住むには大規模なリフォームが必要

【都市部】

  • 最寄り駅まで徒歩10分以上
  • 徒歩圏内にスーパーやコンビニ、病院など暮らしに必要な店や施設がない

【地方】

  • 市街地まで車で10分以上かかる
  • 高速のICまで車で25分以上かかる
  • その地方特有のしきたりなどが多く、移住者がなじみにくい

たとえば、次の【ケース3】・【ケース4】のような空き家は最初から買取依頼すべきです。

 【ケース3】
相続した時点で空き家。管理はしているが築40年経っており、市街地へ車で30分以上かかる
【ケース3】のような、管理はしていても立地が悪い空き家は仲介では売れる可能性は低いため、最初から買取依頼をすべきです。
【ケース4】
相続した時点で空き家。放置されており、老朽化が進んでいる
人が住むには大規模なリフォームが必要

【ケース4】のような老朽化していて、住むのに大規模なリフォームが必要な空き家は最も一般の個人の買い手から敬遠されるので、買取一択といえます。

弊社、株式会社Albalinkでは長年放置され、老朽化が進んだ空き家など、仲介では扱えないような空き家の買取を積極的に行っています。老朽化した空き家の処分にお困りの場合は、無料の買取依頼だけでもお気軽にご利用ください(買取査定だけでのご利用でも強引な営業などはありませんのでご安心ください)。

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まとめ

この記事では空き家の掃除(遺品整理、残置物処理、管理のための定期的な掃除)についてお伝えしました。

空き家掃除は労力や費用がかかりますが、記事でお伝えした通り、掃除を怠ってしまうと空き家が老朽化で倒壊し、多額の損害賠償を請求されるなど、様々なリスクがあります。

そこで記事では、まず空き家掃除を「自力で行う」か「業者へ委託する」かの判断基準をお伝えした上で、業者へ委託する際の委託先や費用の相場、業者の選び方についても解説しました。

しかし、そもそも空き家を活用するあてがないのであれば、掃除のために労力や費用を費やすのはもったいないことです。掃除をしてもその先に何もなく、ただいたずらに、時間とお金が失われていくだけだからです。

ですから空き家を活用するあてがないのであれば、できるだけ早めに売却すべきです。なぜなら、空き家は所有すればするほど、たとえ管理していても老朽化が進み、資産価値が下がっていくからです。

売却には仲介と買取の2種類があり、どちらの売却方法が良いかは空き家の状態によって決まります。もし、所有している空き家が、残置物があったり、掃除がされていないような状態なのであれば、仲介では売れにくいため、買い取ってもらうことをお勧めします。

買い取ってもらえば、空き家掃除の手間から解放され、売却益も手に出来ます。

弊社、株式会社Albalinkも空き家専門買取業者として、仲介で売れないような老朽化した空き家や、大量の残置物がある空き家の買取実績があります。ぜひ、無料の買取依頼だけでもお気軽にご利用ください(査定依頼だけのご利用でも、そのあと、強引な営業などは行いませんのでご安心ください)

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空き家の掃除についてよくある質問

空き家掃除を自分で行うことはできますか?
自分で行うこともできます。しかし、自力で行うには時間と労力が非常にかかるため、その時間と労力を捻出できる人以外にはお勧めはできません。一方、業者に委託すれば費用はかかりますが、空き家の掃除に時間や労力をかけずに済みます。記事では自力で行うか、業者に委託するかの判断基準もお伝えしていますので、ぜひご確認ください。
空き家掃除の業者はどのように選べばよいのですか?
空き家掃除の業者は「遺品整理業者」・「廃品回収業者」・定期的な管理清掃行う「空き家管理代行サービス」の3種類があります。全ての業者に共通していえる業者選びのポイントは、複数社見積もりを取ることや、口コミを確認することなど、いくつかあります。また、それぞれの業者別で気をつけるべきポイントもあります。記事で詳しく説明していますので、ご確認ください。
空き家を掃除してもらう費用はどのくらいかかりますか?
定期的な掃除であれば月に1万円程度が相場です。遺品整理や不用品回収の場合は、作業量によっても変わりますが、10万円程度はみておいた方がいいでしょう。掃除別の費用相場については記事でも解説していますので、ご確認ください。
監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は地方の空き家などの売れにくい不動産に特化して買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取ナビ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社です。

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