孤独死(孤立死)とは?
孤独死(こどくし)とは、主に一人暮らしの方が自宅などで誰にもみとられずに亡くなり、一定期間発見されないケースを指す言葉です。法律上の厳密な定義がある用語ではありませんが、日常語として広く用いられています。
これに対し「孤立死(こりつし)」は、独居かどうかに限らず、社会的なつながりの希薄さが背景となって起きる死亡を含む、やや広い概念として行政・研究の文脈で使われることがあります。
ただし、実務上は両者がほぼ同義で扱われる場面も少なくありません
孤独死
主に一人暮らしの方が自宅などで誰にもみとられずに亡くなり、一定期間発見されないケース
孤立死
独居かどうかに限らず、社会的なつながりの希薄さが背景となって起きる死亡を含む、やや広い概念
孤独死物件は事故物件に該当するか?
「事故物件」は法令上の定義はありませんが、国土交通省のガイドラインに基づき、心理的瑕疵の有無で実務上判断されます。孤独死の場合、状況によって事故物件に該当するかどうかが分かれます。
- 事故物件に該当する死因
- 殺人(他殺)/自殺/事故死/遺体の発見が遅れて物件に汚損が生じた自然死(病死・老衰)、孤独死
- 事故物件に該当しない死因
- 自然死(病死・老衰)/不慮の事故死(階段からの転倒や浴室内の転倒など)
事故物件に該当しないケース
- 病気や老衰による自然死
- 転倒・誤嚥など日常生活に起因する事故死
居室内での老衰・病死といった自然死や、転倒・誤嚥など日常生活の不慮の事故は、原則として事故物件に該当せず、告知不要とされています。ただし、社会的影響が大きい場合や、相手方からの質問があった場合には、判明している範囲での説明が望まれます。
事故物件に該当するケース
- 殺人・他殺
- 自殺
- 孤独死(発見が遅れ、特殊清掃や大型リフォームが必要な場合)
発見の遅れ等により腐敗・強い臭気が生じ、特殊清掃や大規模な原状回復を要したケースは、取引判断に影響し得るため原則告知が必要です。賃貸では発覚から概ね3年経過後、特段の事情がなければ告知不要とされますが、売買は画一的な年限がなく個別判断となります。
特殊清掃とは
通常のハウスクリーニングでは対応できない現場で、体液・血液等の除去、消毒・害虫処理、脱臭(機材使用を含む)まで行い、衛生・臭気を回復する専門清掃を指します。
特殊清掃が必要なケース
次のような状況では、通常、特殊清掃の対象と判断されます。
- 発見遅延により体液が床材・下地へ浸潤している
- 強い腐敗臭が残り、機材を用いた脱臭が不可欠
- 血液・体液の付着や害虫発生が見られる
- 清掃に加え、内装材の撤去・交換など原状回復工事が必要
なお、孤独死の特殊清掃必要については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

事故物件扱いとなった孤独死物件売却の注意点
孤独死が発生し、特殊清掃等により「事故物件」として扱われると、売却時には告知義務が発生し、価格が下がる傾向があります。ここでは、告知の考え方と価格への影響を中心に、売却時に注意すべきポイントを解説します。
告知義務の発生
事故物件扱いとなった場合は、買主の判断に重要な影響を与える事実として、告知が必要です。告知の範囲は、可能な限り正確かつ過不足なく、発生(発覚)時期・場所・死因(判明範囲)・特殊清掃や原状回復の有無と内容を中心にまとめます。
告知内容の裏付けとして、特殊清掃報告書・脱臭測定結果・施工写真・見積書や領収書などのエビデンスを準備しておくと、説明の一貫性が保てます。
なお、賃貸は概ね3年経過で告知不要となる場合がある一方、売買は個別判断です。売買では、事実の周知性や損傷の程度、原状回復の質など、事情に応じて丁寧に説明する姿勢が重要です。虚偽・不告知は後日の契約解除・損害賠償リスクにつながるため避けましょう。

告知義務
不動産の売買取引において買主の契約判断に重大な影響を与える瑕疵(不具合や欠陥)がある際は、売主が買主に対して説明しなければならない義務
なお、事故物件の告知義務の基準については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

売却価格が下がる
孤独死物件は、一般相場に比べ価格が下落する傾向があります。
影響を抑えるには、まず徹底的な原状回復(下地までの交換・脱臭)を行い、その施工内容や費用の記録を残しておくと安心です。あわせて、ホームインスペクションの実施や保証・負担範囲を整理し、親族や相続人とも相談しながら売却方法や依頼先を検討するとよいでしょう。
早期の現金化や手間の削減を優先する場合は、不動産買取業者への売却を選択する方法もあります。広告活動や内覧対応が不要なうえ、個人の買主に対する告知義務も免除されるため、心理的負担と手間を抑えながらスムーズに取引を完了できます。
孤独死物件を売却ならAlbalinkがおすすめ
孤独死物件の売却は、物件の状態や立地、法的手続きなどが絡むため、信頼できる不動産買取業者を選ぶことが非常に重要です。
Albalink(アルバリンク)は、数多くの空き家を取り扱ってきた実績と、上場企業としての高い社会的信用を持ち、専門性と対応力の両面で多くのお客様から選ばれています。
ここでは、Albalinkが空き家の買取で選ばれている主な理由をご紹介します。
上場企業としての高い信用力
Albalinkは、不動産買取業者の中では数少ない東京証券取引所に上場している不動産買取企業です。
不動産の売却、とくに空き家のような課題物件では、「本当に買い取ってもらえるのか」「売却後にトラブルが起きないか」といった不安を抱く方も少なくありません。そのため、買主となる企業の信頼性は非常に重要な判断材料となります。
Albalinkは、豊富な買取実績に加え、上場企業としての社会的信用を背景に、誠実で確実な取引を提供しています。
専門知識豊富な担当者が親身に相談
Albalinkでは、孤独死物件の売却に精通した担当者が、親身かつ誠実にご対応いたします。
孤独死物件の売却には、相続登記や建物の状態確認、近隣との調整など、専門的な知識が必要になる場面が少なくありません。
Albalinkにはこうした実務に強いスタッフが在籍しており、お客様一人ひとりの状況に寄り添いながら、丁寧にサポートしています。
「何から手をつければいいかわからない」といった初歩的なご相談から、費用や手続きの確認まで、どのような内容でも安心してご相談いただけます。
Albalinkは、無理な営業や一方的な提案は一切行わず、常に誠実な姿勢で対応することを大切にしています。
空き家の売却が初めての方でも、安心してご相談いただける体制を整えています。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

高い口コミで高評価
Albalinkでは、査定後の強引な営業やしつこい連絡は一切行っていません。
お客様のご事情やご判断のペースを尊重し、ご納得いただいたうえでお手続きを進めることを大切にしています。
空き家の売却は、物件の状態や権利関係など、慎重な判断が求められる場面が多くあります。だからこそ、無理な勧誘ではなく、わかりやすい説明と誠実な対応が大切だと私たちは考えています。
AlbaLink(アルバリンク)は、公平性の高いGoogle口コミでも多くの高評価をいただいております。
老朽化した空き家など、市場で評価されにくい不動産もご満足いただける価格での買取を目指しています。
「いきなり契約に進められたらどうしよう」といったご不安をお持ちの方も、まずはお気軽に無料査定をご利用ください。ご相談だけでも歓迎しています。
Albalinkの孤独死物件の買取事例
Albalinkは訳アリ物件専門の買取業者として、他社では断られるような事故物件を多数買い取ってきました。 実際、弊社は下記のように「孤独死」「自殺」「溺死」などさまざまな事故物件を全国から買い取っています。
上記の買取金額を見ていただけばわかる通り、Albalinkは事故物件であっても物件全体の価値を適切に評価し、適正価格で買い取っています。
買取業者の中にはホームページなどで「事故物件を買い取ります」とアピールしておきながら、実際はタダ同然の買取価格しかつけない業者も存在します。 弊社がそうした業者とは違うことが、この買取価格を見て頂けばわかっていただけると思います。
Albalinkでは孤独死物件というデリケートな対応が求められる物件も、売主様のプライバシーを守りながら、速やかに高値で買い取らせていただきます。
信頼できる買取業者に安心して事故物件を売却したい方はぜひ一度弊社の無料買取査定をご利用ください(査定依頼をしたからといって、無理な営業などは行いませんのでご安心ください)。
まとめ
孤独死(孤立死)が発生した物件は、状況によって事故物件として扱われることがあります。
特に発見が遅れ、特殊清掃や大規模な原状回復が必要になったケースでは、売却時に告知義務が発生し、価格にも影響します。
スムーズな売却のためには、まず現場を適切に原状回復し、施工内容や費用の記録を残すことが大切です。告知内容や説明資料を整え、トラブルを避ける姿勢を持つことが安心につながります。
早期売却や手間の削減を重視する場合は、不動産買取業者への売却も有効な選択肢です。広告や内覧の負担がなく、告知義務の説明も不要になるため、心理的負担を軽減しながら売却を進められます。
Albalinkでは事故物件に該当する孤独死物件でも、積極的に買い取っています。
無料相談や無料査定をしていますので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社AlbaLinkは東京証券取引所のTPM市場に上場している不動産会社です。





