【後悔しない共有持分の放棄】3つの注意点と賢い共有名義の解消方法

共有名義不動産

「兄弟や親族などと共有名義になっている不動産の権利関係の話し合いに関わるのが億劫…」
「いっそのこと、自分の共有持分を放棄してしまって共有名義から抜け出したい…」

共有名義の不動産を所有している場合、売却も活用も制限されたり、毎年かかる固定資産税の支払いを拒否されたりなど、さまざまなリスクが起こります。
そのため、共有持分の放棄を検討する方は意外にも多くいらっしゃいます。

そこで今回の記事では、共有持分を放棄する際に必要な以下4つの話題について解説します。

  • 共有持分を放棄する際の注意点
  • 持分放棄の法的効果(放棄後どのような状態になるのか)
  • 持分放棄にかかる費用と税金
  • 持分放棄時に必要となる各種手続き

ただ一つ注意点として、「とにかく他の共有者と関わりたくない」という一心で、何も考えずに共有持分の放棄を検討しているなら、一度冷静になるべきです。

共有持分を放棄をするにも、他の共有者の協力を得て登記手続きを行わなければならず、結局は他の共有者と顔を合わすことになります。
その上、持分を放棄するだけでは、あなたは1円も得しません。

共有トラブルからいち早く抜けたい気持ちはわかりますが、不動産の持分とはいえ高額な資産なのでもったいないです。

共有持分を放棄するくらいなら、あなたの共有持分のみを「専門の不動産業者」に売却することをオススメします。

共有持分のみの売却なら、他の共有者の合意を得る必要ないため、他の共有者と顔を合わすことなく共有持分から抜け出し、売却金も手に入るので断然お得です(本文で詳しく解説)。

なお、弊社(株式会社Albalink)は共有持分に強い専門の不動産買取業者です。

「早く共有状態から抜け出したいけど、やっぱり損もしたくないな」と感じられたなら、まずは弊社へ共有持分の買取についてご相談ください。
査定は「無料」です。
「自分の持分はいくらで売れるのか?」を知っておいて損はありませんので、気軽にお問い合わせください。

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共有持分を放棄したい5つの理由

共有持分を放棄したいと思う理由は人それぞれです。

弊社にも、共有持分を手放したいと相談に来るお客さまが数多くいらっしゃいますが、手放したい理由としては主に以下の5つが挙げられます。

  • 固定資産税を負担したくない
  • 共有不動産に使い道がない
  • 共有不動産を使いたくても共有者が反対している
  • 不動産の管理ができない
  • 共有者との仲が悪い

固定資産税を負担したくない

不動産の持分を所有している限り納税義務者となるので、固定資産税の支払いからは逃れられません。

不動産共有者には固定資産税の連帯納付義務あり

参照元:e-Gov法令検索「地方税法第10条の2第1項」

しかも、深刻なのはあなたが納税義務者の代表者になっている場合です。

固定資産税の納付書は代表者の元へ送られてきますから、共有者間で「誰が代表して支払うか?」を話し合わない限り、あなたが代表して固定資産税を納める必要があります。

【固定資産税納税通知書の見本】

固定資産税納税通知書

代表して支払った固定資産税については、他の共有者に持分割合に応じた金額を請求できます。

共有不動産の固定資産税の納付方法

持分割合
共有名義で所有している不動産に対する、共有者それぞれの所有権の割合のこと。

しかし、他の共有者が支払いに応じてくれなければ、あなただけが損をすることになります。

実際に弊社に相談された方で「他の共有者との関係が悪く、毎年固定資産税を請求するのも嫌だから、早く共有関係から抜けだしたい」とおっしゃっていたお客さまもいました。

固定資産税の支払いがきっかけで、共有持分を放棄したいと考える人は少なくありません。

共有名義不動産の固定資産税の負担義務は誰が負うのかについては以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

共有名義不動産の固定資産税は誰が払う?税負担から解放される方法も解説!
共有名義不動産に課される固定資産税を納付する代表者の決め方、固定資産税を負担したくないときの対処法を解説します。この記事を読めば、共有名義不動産にかかる固定資産税の支払い義務から解放される方法が分かります。

共有不動産に使い道がない

共有不動産を活用予定であり、理想的な収益が発生する見込みがあれば、持分を放棄したいとは思わないでしょう。

しかし、遠隔地や地方でどうやって活用したら良いかわからなかったり、林野や農地で使いたくても使えないといった共有不動産なら、共有持分を手放したいと考えるのは自然なことです。

収益が発生しない上に固定資産税の負担もあるなら、共有不動産はただの「負債」でしかないからです。

活用していない空き家でも 毎年固定資産税の支払いが必要

「負債になるくらいなら共有不動産を売却したい」と思うかもしれませんが、共有不動産を売却するには共有者全員の同意が必要であり、あなた1人の独断では売却できません(詳しくは後述します)。

共有不動産の使い道がなく、売りたいと思っても他の共有者からの同意が得られずに売れない状態なら、共有持分を放棄したいと思うのは当然でしょう。

共有不動産を使いたくても共有者が反対している

共有不動産は、共有者一人の独断で自由に売ったり貸したりできません。

【共有持分】共有不動産の売却には共有者全員の合意が必要

共有不動産は共同で所有しているため、誰か一人が勝手に売ったり貸したりできてしまうと、他の共有者の意向を無視する形となり迷惑となるからです。

上記については、民法第251条第252条で以下のように定められています。

共有不動産管理・保存・変更

共有物に対する行為の種類 概要 条件
保存行為 手入れや修繕など、共有物の現状を維持するための行為。 共有者それぞれが単独で実行可能
管理行為 他人に貸すなど、共有物を利用・改良する行為 共有者の過半数の同意が必要
変更行為 増改築や売却など、共有物の形・性質に変更を加える行為 共有者全員の同意が必要

したがって、あなたが共有不動産を売って共有関係を解消したいと思っていても、他の共有者に反対されてしまえば、その希望は叶いません。

このように、共有者同士の意見の対立により不動産が硬直化してしまっている場合、持分を放棄したいと思う方が少なくありません。

ただし、「共有持分のみ」の売却であれば、他の共有者の同意なしで売却が可能です。
共有持分は個々に認められた権利だからです。

共有持分は単独で売却可能!

よって、「共有不動産の売却は反対されているけど、権利関係からすぐに抜け出したい」とお考えなら、共有持分の売却を検討してください。

なお、弊社は共有持分を専門に扱う買取業者で、あなたが他の共有者と関わりを持たないように配慮することも可能ですので、気軽にご相談ください。

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共有持分の売却方法は以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

共有持分の売却に同意は不要!共有関係から一瞬で解放される5つの対処法
共有持分の売却に共有者の同意は不要です。この記事では、共有持分を売却する流れや共有者の同意を得られない場合の対処法を解説します。共有物売却時における民法の規定や共有持分売却時に起こり得るトラブルもご紹介します。

不動産の管理ができない

共有者の誰かが使用している共有不動産なら、その使用者が管理することで物件の状態は保たれます。

しかし、空き家や更地のまま放置されている共有不動産の場合、老朽化が早まって資産価値が下がったり、最悪は倒壊してしまうリスクが高まります

また、不動産を管理できないことで、近隣住民に迷惑をかけてしまうかもしれず、その上、放火など犯罪に利用される危険性もあります。

空き家を放置すると生じるデメリット

持分を放棄したからといって、放置された不動産の状況が改善されるわけではありませんが、少なくとも所有者としての管理義務はなくなります。

共有者との仲が悪い

「共有者との仲が悪いこと」で共有持分を放棄したいと考える人は多くいらっしゃいます。

不動産を共有していること自体が気に入らないほど険悪な場合、共有者間で話し合いができないので、共有不動産を売ることも貸すこともできません。
固定資産税を負担していくだけの「負動産」となりますから、持分を放棄したいと考えるのも無理はありません。

弊社にも「共有者と揉めているので共有関係を解消したいです」という理由で相談に来られるお客さまが少なくありません。
他の共有者と揉めている場合、共有持分放棄の登記手続きに対して協力を仰げないケースがほとんどです。

実際、弊社がおこなったアンケート調査によると、相続に際して家族や親族と揉めないかが不安と回答した方の割合は全体の3割以上にのぼっています。

相続アンケート

引用元:訳あり物件買取プロ|【相続に関する不安ランキング】男女500人アンケート調査

そのような状況のお客さまに対して、弊社は共有持分放棄ではなく共有持分買取を提案しています。
共有持分を弊社が買い取りできれば、相談者さまは共有関係から解消されながら、まとまったお金も手に入り、一石二鳥だからです。

「共有者と揉めているから早く共有関係から脱したい」とお考えなら、一度弊社にご相談ください。
これまでのお客さまと同様、あなたの共有トラブルも持分を買い取らせていただくことですぐに解決する可能性があります。

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なお、共有名義の不動産でよくあるトラブル事例と対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。

共有名義の相続トラブルと解決法を紹介!片方が亡くなった場合も解説!
売れない訳あり不動産の情報メディア

持分放棄とは?共有持分放棄の仕組みを理解できる3つのポイント

共有持分の放棄は、誰でも自由に行うことができるのでしょうか?

また、持分を放棄すると、法律上でどのような効果を伴うのでしょうか?

ここでは、共有持分を放棄することの法的効果について、民法の条文も交えて解説します。

  • 共有持分放棄は単独で可能
  • 放棄された共有持分は他の共有者に帰属する
  • 共有持分放棄は早い者勝ち

共有持分放棄で思わぬ失敗をしないように、仕組みをしっかり理解しておきましょう。

共有持分放棄は単独で可能

共有持分の放棄は「単独行為」とされており、本人の意思表示だけで持分放棄の効力が発生します。

単独行為
1つの意思表示により成立する法律行為。遺言、取消し、解除などである。
行政法では処分が挙げられる。

引用元:Wikipedia「法律行為」

そのため、他の共有者の許可は不要になり、いつでも自己判断で放棄するか決められます。

ただし、共有持分を放棄することを他の共有者に意思表示したとしても、登記上では共有状態であることに変わりありません。

そのため、共有持分を放棄したことを他の共有者へ知らせるだけではなく、登記も行わないと、対外的には何も変わらないということです(共有持分放棄に関する登記手続きについては後述します)。

放棄された共有持分は他の共有者に帰属する

民法の規定により、放棄された持分は他の共有者に帰属します。

(持分の放棄及び共有者の死亡)
第二百五十五条 共有者の一人が、その持分を放棄したとき、又は死亡して相続人がないときは、その持分は、他の共有者に帰属する。

引用元:民法第255条

この場合の「帰属」とは、他の共有者が放棄された持分を取得するのと同じことです。

他の共有者が一人なら、その共有者が単独所有することになりますが、他の共有者が複数いると、他の共有者は持分の割合に応じて放棄された持分を取得します。

持分の放棄

【Aが持分1/3、Bが持分1/3、Cが持分1/3で、Aが持分1/3を放棄した場合】

Bの持分1/3とCの持分1/3は、B:C=1:1なので、

Bが取得する持分=Aの持分1/3×1/2=1/6
Cが取得する持分=Aの持分1/3×1/2=1/6

となり、

持分放棄後のBの持分=1/3+1/6=3/6=1/2
持分放棄後のCの持分=1/6+1/6=3/6=1/2

に変わります。

共有持分の放棄は早い者勝ち

共有持分の放棄は「早い者勝ち」と言われています。

不動産が共有名義であれば持分放棄は共有者の誰でも可能ですが、最後の一人は不動産の単独所有者になります。
単独所有者が好き勝手に不動産を放棄できてしまえば、不動産を管理する者がいなくなってしまい、秩序が保たれなくなるため、単独所有者は不動産の所有権を放棄できないのです。

確かに、民法第239条第2項では「所有者のない不動産は国庫に帰属する」と定められています。

参照元:e-Gov法令検索「民法第239条第2項」

しかし、上記は「もともと所有者のいない不動産(自然現象によって海底から隆起した土地など)」に対する法律であり、通常の不動産を指す法律ではないので、不動産を好き勝手放棄できるわけではありません。

共有不動産を複数人で所有しており、共有持分を放棄したいと考えているなら、他の共有者が放棄する前に行動する必要があります。

共有持分を放棄する際の3つの注意点

共有持分の放棄を検討する際には以下3つの注意点があります。

  • 相続放棄は共有持分放棄よりも損をする可能性が高い
  • 分譲マンションならではの注意点
  • 共有持分放棄よりも共有持分売却のほうがいい

以下より解説する注意点を読めば、共有持分放棄に関連する失敗を回避できますので、必ず確認してください。

相続放棄は共有持分放棄よりも損をする可能性が高い

現在、不動産の相続が発生していて、共有名義で相続することになりそうなら、「共有持分放棄より、相続放棄をすればいいのでは?」と考えるかもしれません。

しかし、相続放棄は共有持分放棄よりも損失が大きくなる可能性があります。

相続放棄を行うと、すべての相続財産を放棄することになるからです。

相続放棄

相続放棄をすると、最初から相続人ではなかったとみなされ、他の共有者と顔を合わせて遺産分割協議に参加する必要がなくなったり、今後一切相続財産に関わらなくて良くなるのがメリットです。

しかし、相続放棄には「不動産は相続したくないけど、現金は相続したい」というように財産を個別に放棄できないというデメリットがあります。
そのため、相続財産の中にプラスの財産(現金、貴金属など)が多い場合、不動産を相続したくないからと言って相続放棄をしてしまうと、金銭的に損をしてしまう可能性あるのです。

もし、プラスの財産が多い場合、不動産を共有名義で相続してから持分放棄をした方が、プラスの財産を受け取れて、しかも共有関係も解消されます。

「不動産を共有名義で相続したくない」からといってむやみに相続放棄を選択するのではなく、まずは相続財産をすべて確認してから判断しましょう。

なお、相続放棄について詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

法定相続分の放棄と相続放棄の違いを日本一わかりやすく解説します!
売れない訳あり不動産の情報メディア

分譲マンションは専有部分や敷地部分だけ放棄することができない

一般的に、分譲マンションでは建物(専有部分)と敷地の利用権が一体となっているので、専有部分だけの持分放棄や、敷地利用権だけの持分放棄ができません。

分譲マンションの登記

上記については、「建物の区分所有等に関する法律」でも定められています。

(分離処分の禁止)
第二十二条 敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合には、区分所有者は、その有する専有部分とその専有部分に係る敷地利用権とを分離して処分することができない。ただし、規約に別段の定めがあるときは、この限りでない。

引用元:建物の区分所有等に関する法律第22条

つまり、専有部分の持分を放棄すると、一緒に登記されている敷地利用権の持分も放棄することになります。

しかし、全てのマンションでそうなるとは限りません。
古いマンションの中には、専有部分と敷地利用権が別々に登記されている物件があるからです。
このようなマンションの利用権をすべて放棄する場合は、「専有部分の持分放棄」と「敷地利用権の持分放棄」の両方を行う必要があります。

共有持分放棄よりも共有持分売却のほうが一石二鳥

記事の冒頭でお伝えしたとおり、共有持分を手放すなら「放棄」ではなく「売却」することを強くオススメします
共有持分の放棄を選択すると、他の共有者に登記手続きの協力を仰がなくてはならないからです(詳細は後述の「持分放棄の登記」にて解説)。

また、放棄するだけではあなたに1円も入ってきませんが、売却すれば売却金としてまとまったお金を受け取れるので一石二鳥です。

ただし、一般の不動産業者に共有持分の売却を依頼しても売れません。
共有持分を買い取っても不動産を自由に利用できるわけではないため、居住できる不動産を探している一般消費者は見向きもしないからです。

しかし、共有持分を専門とする買取業者なら問題なく買い取ってくれます。
専門の買取業者は共有持分を商品化するノウハウを豊富に持っており、共有持分を直接買い取ってくれるからです。

したがって、あなたは他の共有者に知られることなく共有持分を短期間で売却できます。

No685_共有持分を買取業者に売却するメリット

「一刻も早く共有関係から抜け出したい」とお考えなら、まずは専門の買取業者へ相談してみてください。

専門の買取業者に共有持分を売却するその他のメリットに関しては、後述の「共有持分の放棄に疑問を感じたら専門の買取業者へ」で詳しく解説しているので、そちらも併せてご覧ください。

共有持分放棄の登記に関する3つのポイント

持分放棄の登記は、売買と同じく「持分全部移転登記」によって行います。

【持分が移転された登記簿の見本】

持分移転登記

登記申請は慣れていないと難しい手続きとなるため、独断で行うのではなく司法書士へ代行してもらうのがベストです。

持分移転登記の申請には共有者の協力が必要

前述したとおり、持分放棄は自分一人の意思でできますが、登記手続きは他の共有者の協力を仰ぎ、共同で申請する必要があります。

持分移転登記を行う場合、必要書類を準備し、共有不動産の所在地を管轄している法務局へ提出する必要があります(必要書類に関しては後述します)。

合わせて、持分移転登記を行う際は、共有者全員分の「住民票」や「本人確認書類」「委任状」なども準備する必要があります。

よって、他の共有者との関係が良好であれば、必要書類を問題なく準備してくれるので、共有持分放棄の手続きを円滑に進められるでしょう。

反対に、共有者との関係が悪化している場合には、持分放棄の登記に協力してもらえない可能性もあります。
その場合の対処法は以下の章で解説していますので参考にしてください。

他の共有者が登記手続きに協力してくれない場合

共有持分の放棄に関する登記手続きについて、他の共有者から協力を得られないと、登記申請ができず登記上は共有のままとなります。

この場合、現実に起こった持分放棄と登記記録が合致しないため、登記の当事者(持分放棄者)から他方の当事者(他の共有者)に対し、登記を請求する権利が認められています。

この権利を主張することを「登記引取請求訴訟」と言います。

登記引取請求訴訟とは

登記引取請求訴訟
共同申請で行われる登記において、登記への協力を拒む当事者がいる場合、裁判所から「登記手続せよ」とする判決を出してもらうための訴訟。

具体的には、「登記引取請求訴訟」により確定判決を得られると、持分の放棄者が単独で登記申請できるようになります。

ただし、訴訟をしてまで持分を放棄したいのかを一度考えるべきでしょう。

「訴訟を起こす」とはつまり「裁判をする」ということです。
多額の裁判費用もかかりますし、手続きも煩雑で、判決が出るまでに半年から1年以上かかるケースもあります。

それなら、専門の買取業者に共有持分を買い取ってもらった方が多くのメリットがあります。
専門の買取業者に買い取ってもらえば、裁判費用をかけることなく、すぐに共有関係から抜けだせるからです。

上記の方法については「共有持分の放棄に疑問を感じたら専門の買取業者へ」の次の章で後述いたいます。

共有持分放棄の登記申請を行う際の必要書類

持分放棄による持分移転登記の必要書類は次のとおりです。

上記の書類を用意し、共有不動産の住所を管轄する法務局へ訪問して手続きを行ってください。

【登記識別情報通知の見本】

登記識別情報通知

【固定資産評価証明書の見本】

固定資産評価証明書

司法書士に代行をお願いすれば、上記の必要書類の準備から法務局への申請まですべて行ってくれます。

持分放棄時の登記申請書の書き方

前項で紹介した、持分移転登記を行う際に提出する「登記申請書」は以下のように記載します。

【持分移転登記の申請書】

持分移転登記の申請書(見本)

上記の内容を参考に、あなたの状況に合わせた情報を記載し直せば、問題なく申請書を作成できます。

しかし、登記内容に不備があるとのちのちトラブルに発展する可能性もあります。

確実に登記したい場合は、司法書士に手続きの代行を依頼することをオススメします。

共有持分放棄にかかる費用と税金

持分を放棄しても、登記をしなければ対外的には何も変わらないと説明しましたが、登記することで権利移転が生じます。

それに伴い、費用と税金がかかってきますので詳しく解説していきます。

  • 登録免許税
  • 固定資産税
  • 贈与税(放棄持分の取得者)

登録免許税

登録免許税とは、法務局にある登記簿に不動産(土地や建物)の所有権を記録する手続きのことです。

持分放棄による登録免許税は、次の計算式で求められます。

登録免許税額=固定資産税評価額×2%×持分割合

固定資産税評価額が1,000万円、持分割合が1/2だとすると、1,000万円×2%×1/2=10万円

その他に、登記を司法書士に依頼すると、3万円から5万円程度の報酬が発生します。

持分の放棄は、ある意味で持分を他の共有者に押し付ける結果となりますので、持分放棄者が負担するケースが多いようです。

固定資産税

共有持分を放棄したとしても、固定資産税の支払いは発生します。

固定資産税とは

固定資産税は、1月1日時点の所有者が納税義務者となるからです。
その年の1月1日以降に持分を放棄しても、その年の納税義務者であることは変わりません

そのため、持分放棄者が負担すべき固定資産税は「日割り計算」で精算するのが一般的です。

【Aが持分1/2、Bが持分1/2、固定資産税24,000円、3月31日にAが持分を放棄した場合】

Aが年間で負担する固定資産税=24,000円×1/2=12,000円
持分放棄までに負担すべき3か月分の固定資産税=12,000円×3/12=3,000円

Aが固定資産税12,000円を負担した後なら、BからAに9,000円を払う
Aが固定資産税12,000円を負担する前なら、AからBに3,000円を払う

固定資産税の納税通知書は該当不動産の所有者に届き、共有持分の放棄者に届くことはありませんから、他の共有者から固定資産税の支払いを請求されないケースもあるでしょう。

しかし、あとになって「支払ってなかった固定資産税を払え」と請求されてトラブルになる可能性もゼロではありませんから、支払っておいた方が無難です。

贈与税【放棄持分の取得者】

放棄された持分を取得した場合、贈与があったとみなされるため、取得者には贈与税がかかります。

贈与された共有持分の固定資産税評価額が、基礎控除110万円を超える場合は、翌年に申告して贈与税を納付しなければなりません。

例えば、以下の条件で共有持分の放棄があった場合、取得者に贈与税がかかります。

【Aが持分1/2、Bが持分1/2、固定資産税評価額1,000万円、基礎控除額110万円、Aが持分を放棄した場合】

Bが納付する贈与税
=(1,000万円-110万円)×税率40%-控除額125万円
=231万円

上記の計算式の「税率」と「控除額」は以下の速算表を参考にしてください。

贈与額(基礎控除後) 税率 控除額
200万円以下 10% なし
300万円以下 15% 10万円
400万円以下 20% 25万円
600万円以下 30% 65万円
1,000万円以下 40% 125万円
1,500万円以下 45% 175万円
3,000万円以下 50% 250万円
3,000万円超 55% 400万円

参照元:国税庁「贈与税の計算と税率(暦年課税)」

上記のように、贈与税は数百万単位でかかるケースがあります。

他の共有者との関係が良好で、贈与税の支払いを良しとしているなら問題なく持分放棄を行えるでしょう。

共有名義不動産にかかる贈与税に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

共有名義の不動産にかかる贈与税をおトクに抑える特例制度を易しく解説
この記事では、共有名義の不動産に贈与税が発生するケースや贈与税の節税に利用できる特例について解説します。夫婦・親子夫婦共有名義不動産の持分割合設定時に贈与税の課税を避けるためのコツも紹介しています。

不動産取得税【放棄持分の取得者】

贈与税の他にも、放棄された持分の取得者には、不動産取得税の納付義務が生じます。

放棄された持分の取得者にかかる不動産取得税は以下のように計算されます。

不動産取得税=固定資産税評価額×3%×持分割合
※本則税率4%、令和6年3月31日まで住宅と土地は3%

固定資産税評価額が1,000万円、持分割合が1/2の場合・・・。
1,000万円×3%×1/2=15万円

放棄された持分の取得者には、多額の贈与税に加えて不動産取得税もかかるので、持分を放棄したあなたに対して良い感情は生まれないでしょう。

共有持分放棄に伴う税金支払いが原因で、共有持分を放棄した人とされた人の関係がさらに悪化する可能性があります。

もし、「共有者との関係を悪化させたくない」という場合は、共有持分を専門の買取業者に売却するのが賢明です。

専門の買取業者が共有持分を買い取れば、他の共有者に税金支払いが発生することはありません。
あなたは他の共有者との関係悪化を回避しながら、共有関係から抜け出せます。

なお、弊社アルバリンクは共有持分を専門に扱う買取業者です。
共有持分の扱いに慣れているため、あなたは他の共有者と顔を合わすことなく共有持分を手放せます。

「他の共有者との関係をこれ以上悪化させたくないけど、共有関係からは抜け出したい」とお考えなら、まずは弊社に一度ご相談ください。

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共有持分の放棄に疑問を感じたら専門の買取業者への相談がオススメ

前述のとおり、共有持分を放棄するなら、他の共有者に登記の協力をしてもらわなくてはなりません。

対して、専門の買取業者に共有持分の売却する方法なら、他の共有者とのやり取りは一切不要です。

不動産買取業者が共有持分を買い取る

共有持分は、共有不動産と違って独断で売却することが認められているからです。

ただし、共有持分を買い取っても、共有不動産を個人の意思で自由に売却やリフォームなどはできないため、持分の買取価格は市場価格よりは低くなります。

それでも、あなたの手元に1円も残らない「持分放棄」と比べれば、数百万円のお金が残る「持分売却」の方が何百倍もメリットがあります。

さらに、専門の買取業者に共有持分を売却することには、以下3つのメリットがありますので、以下より詳しく解説していきます。

  • 早く確実に売れる
  • 他の共有者に知られることなく売れる
  • 共有者との人間関係から解放される

なお、共有持分を高額で買い取ってくれる業者については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

共有持分の高額買取業者を紹介!トラブル回避のポイントも解説!
共有名義の苦悩から手間なく解放されたい場合、専門の不動産買取業者に持分を買い取ってもらうのが最善策です。共有持分買取業者を選ぶ4つのポイント・おすすめの共有持分買取業者・高額で買い取ってもらう4つのテクニックについて解説します。

早く確実に売れる

一般の不動産業者では取り扱いが難しい共有持分でも、専門の買取業者なら、高確率かつスピーディーに買い取ってくれます。

専門の買取業者は、共有持分を買い取った後、共有不動産で利益を生み出すための手段を豊富に持っているからです

具体的には、以下のようにして利益を生み出します。

  • 他の共有者からも持分を買い取り、通常の不動産として再販する
  • 買い取った共有持分を、他の共有者へ販売する
  • 他の共有者と合意のうえ、共同で売却する

しかも、専門の買取業者なら、上記の提案と話し合いを他の共有者に対して穏便に進めてくれるので、あなたが他の共有者から恨まれる心配もありません。

このように、専門の買取業者は、買い取った共有不動産の権利トラブルを解消し、通常の不動産として活用するノウハウを豊富に持っているので、高確率であなたから買い取ることができるのです。

他の共有者に知られることなく売れる

専門の買取業者に共有持分の売却を依頼すれば、あなたは他の共有者と顔を合わす必要がありません。

専門の買取業者は、共有持分の買取に慣れているため、あなたと他の共有者に接点が生まれないように配慮できるからです。

そのうえ、専門の買取業者は弁護士や司法書士などの各種専門家と連携しているので、共有者との間で深刻なトラブルを抱えた共有持分でもまったく問題ありません

No924_専門の買取業者は各専門家と連携がある

各分野のスペシャリストがタッグを組み、あらゆる方面から売主であるあなたをサポートするので、安心して共有持分を売却できます。

なお、弊社は共有持分の買取に慣れているため、あなたと他の共有者を一切近づけさせずに共有持分を買い取ることが可能です。
また、共有持分に詳しい弁護士と提携しており、万が一のトラブルが発生したとしても、あなたの手を煩わすことなく解決が可能ですので、気軽にご相談ください。

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共有者との人間関係から解放される

他の共有者との人間関係から解放される点も、専門の買取業者に共有持分を売却する大きなメリットです。

共有持分を保有し続けていると、共有者同士の意見の食い違いから、人間関係が悪化することがあります。
裁判沙汰になる可能性も、決してゼロではありません

他の共有者とのやっかいなトラブルを回避するためにも、一日でも早く共有持分を売却して手放すことをオススメします。

なお、以下の記事では共有持分をできる限り高く売るためのテクニックをご紹介しています。
併せて参考にしてください。

共有名義の不動産を売却できないなら持分買取で共有関係から抜け出せる!
この記事では「共有名義の不動産を売却できない」とお悩みの方へ向けて、共有状態から抜け出す方法をご紹介します。共有持分の売却相場や、共有持分を売却するとどうなるのかなどについても解説しています。

共有持分を買い取った弊社の事例

この章では、弊社AlbaLink(アルバリンク)がお客さまの共有持分を買い取り、共有トラブルを解消した事例をご紹介します。

物件の所在地 東京都江東区
買取価格 300万円
買取時期 2023年9月

親が亡くなり、親が共有持分で所有していた不動産を相続しました。

私の持分は1/4でしたが、そこまで資産価値の高い不動産ではなかったため、持分放棄することを考えていました。

しかし、他の親族(共有者)とは疎遠で関係性も良くなかったので、登記に協力してくれないかと連絡しても返事がない状態が続き、持分放棄が一向に進められない状態が続きました。

どうしたらいいだろうと悩んでいた時に、アルバリンクさんの記事を見つけ、共有持分を買い取ってもらう方法があることを初めて知ったのです。

藁にもすがる思いで早速査定を依頼したところ、査定価格にも納得でき、担当者の方も親切に対応してくれたので、そのまま買取を決めました。

事前に言われたとおり、親族と一切会わずに共有持分を手放せたのはとても助かりました。おまけにまとまった資金も入ってきたので、大変感謝しています。

上記のように、共有持分の放棄を行いたくても、共有者間でトラブルが起こっていることで手続きが進まずに悩んでいるお客さまは他にもたくさんいらっしゃいました。

もし、あなたも同じような悩みを抱えているなら、上記のお客さまと同じように共有トラブル解決のためにサポートいたしますので、まずは弊社にご相談ください。

弊社は、共有持分をはじめとする訳あり物件を数多く買い取っており、お客さまからも高い評価をいただいておりますので、あなたのお役に立てる自信があります。

相馬桂子
相馬桂子
2023-09-29
担当してくれた方がとても優しく 迅速に処理していただけてるので助かっております
豊田直子
豊田直子
2023-09-04
役場から空家の適切な管理をお願いしますと通知が来ました。早くどうにかしないとご近所に迷惑がかかると思いネットでアルバリンクさんを検索し相談しました。担当の野間さんが丁寧な対応で「一緒に頑張りましょう」と言って頂き、心強かったです。買取りもスピーディで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
山本建夫
山本建夫
2023-09-01
二十数年前に四国(松山市内)の実家を相続しましたが、今後とも活用の予定がなく、処分(売却)する方向で地元(松山市)の不動産業者を中心に処分の相談をしていましたが、立地条件等の関係から話がまとまらず、困っていました。 そんな折、たまたまテレビ(フジテレビ系列)でアルバリンクさんの「空き家処分について」の放映が目に留まりました。早速、相談させていただこうと電話で土地と建物の現状を説明したところ、担当の方(池澤さん)が非常に親切で丁寧にご対応くださり、おかげさまで売買契約の締結に至りました。アルバリンクさんのテレビ放映を見るまでは、もう処分は無理かと諦めていたこともありました。 アルバリンクさん(担当:池澤さん)に出会えて本当に良かったです。感謝しております。ありがとうございました。
木村敏子
木村敏子
2023-08-12
このたびは、アルバリンク担当安藤様に大変お世話になりました。父の相続手続きで、一番ネックだったのが、10年近く空き家状態になっていた実家の処遇でした。地元の不動産屋数件にも現地確認に来てもらいましたが買い取りを断られ続け、更地にしてはどうか?と提案されましたが、数百万かけて解体しても、再建築不可の土地のため、売れるはずがないと途方に暮れていました。 そんな時、たまたまネット検索で訳あり物件買取プロがヒットし、安藤さんと数回お電話させていただき、とても親しみやすい方で親身に話を聴いていただいたことを覚えています。しかも、ラインで実家の写真や不動産関係書類を送信するだけで、こういった取り引きが成立することに、まずは驚きました。先祖代々引き継がれた、父母とも過ごした思い出の家でしたが、再建築不可の場所でもアルバリンクさんのおかげで、所有権移転登記することができました。誠に感謝申し上げます。 今回、アルバリンク様のおかげで売却できたこと、お盆のお墓参りで先祖にも報告できましたし、自分自身の気持ちもスッキリ軽くなりました。本当にありがとうございました!!
ちゃむ
ちゃむ
2023-07-28
再建築不可(家の側の道は原付が通れる幅しかない)、残置物あり、長年動物を飼育していたため家屋のダメージあり…と地元の不動産会社数件には相手にもされなかった実家の物件を藁にもすがる思いでアルバリンク様に相談させて頂きました。きっと断られるんだろうなと思いましたが、担当の池澤様から前向きな返答を頂きビックリした事を覚えています。 私が体調面で不安を抱えていた事も考慮して下さり、なるべく身体に負担のないようにスムーズに進めて下さいました。 リフォームするとしても数百万かかるだろうし、同じく数百万かけて解体しても使い道がなく税金が跳ね上がるだけの負の遺産を手放せた時には長年の悩みが無くなり肩の荷が下りました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。御丁寧に対応して下さり本当にありがとうございました。
森の熊
森の熊
2023-07-21
不動産の悩みは、同業多くあれどAlbaLinkさんは外さない方がいいです。担当者さんが親身で丁寧、LINEでリアルタイムに写真付きでやり取り出来て話も早い。安心して取り引き出来ます、たいへん助かります。
おはゆうちゃん
おはゆうちゃん
2023-06-28
再建築不可&傾いた古い家の処分で困ってました。 地元の不動産では相手にもされず、固定資産税の関係で更地にもできず、草抜きや隣家との対応など高年齢が近い夫婦ではとても日頃の管理は重労働でした。 こちらに相談したところ快く買い取っていただき、肩の荷がおりました。本当にありがとうございました。 担当いただいた菊池様の心遣いに感謝しております。
ウーティスメチウス
ウーティスメチウス
2023-06-09
横浜在住です。築50年以上の中国地方の再建築不可戸建てを相続し、不動産買取業者に聞いても断られ、処分に困っていました。必死の思いでネットで見つけたアルバリンクさんに査定依頼したところ、すぐに米長さんからご連絡をいただき、親身に相談にのっていただきました。一週間後には売買契約書に署名捺印の運びとなりました。本当に助かりました。

もちろん、無料査定・無料相談のみのお問い合わせでも大歓迎です。

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まとめ

共有持分の放棄は、他の共有者の同意を得ることなく、自己判断で放棄するかを決められます。

しかし、共有持分を放棄するには、他の共有者に登記の協力を仰がなくてはなりません

その点、専門の買取業者に共有持分の売却をすると、その業者が共有者との権利調整や交渉を行ってくれるので、あなたが他の共有者とやり取りする必要はありません

ちなみ、当サイトを運営している「株式会社AlbaLink(アルバリンク)」は、共有持分や共有不動産といった、いわゆる「訳あり物件」を積極的に買い取っております。

過去には、フジテレビの「Newsイット!」にも出演し、多くのお客さまにご支持いただいております。

イットで紹介されました

弊社は弁護士や司法書士など、各種専門家とも親密に連携しておりますので、深刻な共有トラブルを抱えた共有持分でも問題なく買取できます。

我々が責任を持って、共有者との権利調整や交渉を行いますので、「共有者と会わずに共有関係から抜け出したいけど、損もしたくない」とお悩みの方は気軽にご相談ください。
もちろん、査定や相談のみのお問い合わせでも大歓迎です。

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共有持分の放棄に関してよくある質問

共有持分の放棄が「早い者勝ち」と言われるのは、どういう意味ですか?
前提として、持分放棄をするには、他の共有者がいなくてはなりません。他の共有者がいるのであれば、自分の意思のみで放棄することが可能です。ただし、他の共有者が次々と放棄したことで、持分の所有者が一人になってしまうと、その人は持分を放棄できません。これが、共有持分の放棄が「早い者勝ち」と言われる所以(ゆえん)です。
共有持分の放棄者にかかる税金には、何がありますか?
共有持分の放棄者は、登録免許税と固定資産税を納める必要があります。登録免許税は「固定資産税評価額×2%×持分割合」によって算出される仕組みです。一方の固定資産税は、1月1日から放棄するまでの期間分を、日割り計算する形で負担する必要があります。
農地であっても共有持分の放棄は可能ですか?
農地であっても、共有持分の放棄は可能です。 持分はあくまで個人のものですから、単独でおこなえます。農地法による許可も不要です。
監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は地方の空き家などの売れにくい不動産に特化して買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取ナビ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社です。

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