土地の整地費用は経費にできる?勘定科目や仕上げ別の費用相場を徹底解説!

土地

「整地費用の勘定科目が知りたい」
「土地の整地費用は経費にできる?」

上記のように所有する土地の整地費用について悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

整地費用は土地の取得費に加算されますが、必要経費として減価償却できません。

また、整地にはさまざまな仕上げ方法があるため、適切に節税するためには土地の整地についての理解を深める必要があります。

そこで今回は、所有している土地を活用したり、売却したりするために土地の整地費用の勘定科目が知りたい人に向けて、以下の内容を解説します。

この記事を読むことで、土地の整地費用を経費にできるかどうかが深く理解できるようになります。

所有している土地を整地するのが面倒な人は、売却することも選択肢の1つです。

なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は整地が必要な土地を含めた訳あり不動産を積極的に買い取っている業者です。

無料相談・無料査定のみの問い合わせも歓迎しておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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整地とは土地を平坦にする作業

土地の整地とは建築などに適するように地面を平らにする作業のことです。

具体的には、不要な草木の撤去、地面の凹凸をなくす作業、土地をきれいに固める作業などがあります。

整地の仕上げにはさまざまな種類があり、建物を建てる場合には基礎工事のために行う「粗仕上げ」、駐車場として活用する場合は「アスファルト舗装」など目的に合った仕上げ方法を選択する必要があります。

整地を行うことで見た目がよくなり、活用しやすくなるため、所有している土地を売却する際には必要な工事といえるでしょう。

造成との違い

整地と似ている言葉で「造成」がありますが、規模が大きく異なります。

造成は土地を活用するために形状や区画を変更して平坦に整える開発工事のことです。

造成のイメージ

たとえば、森林の木々を伐採したり、山を切り崩したりする工事が造成に該当します。

造成は大きな分譲地や商業施設を作るなど大規模なプロジェクトになる際に使われることが一般的なため、個人規模で行われる整地とは大きく意味が異なります。

なお、災害の恐れのあるエリアでは宅地造成及び特定盛土等規制法によって造成が規制されており、都道府県知事の許可が必要です。

更地との違い

更地とは建物を解体した跡地のことで、土地だけになった状態のことを指します。

不動産取引では「更地渡し」という言葉が使われますが、建物・物置などを解体・撤去して、更地にしたうえで引き渡すことを意味します。

更地は建物などを撤去しただけで地面にはまだ凹凸がある状態なので整地されていないのが一般的です。

そのため、整地まで行うかどうかでトラブルになるケースも多く、更地渡しで契約を締結する際は詳細を確認する必要があります。

土地の整地費用の勘定科目は?

整地費用は土地の取得費に加算される

整地費用の勘定科目は土地の取得費に該当することが国税庁の所得税基本通達によって規定されています。

参照元:国税庁|所得税基本通達38-10

埋立て、土盛り、地ならしなどの整地は土地の取得費に算入しますが、地質調査、地盤改良などの工事費用は建物を建てるための費用となるため、建物の取得費に算入することになります。

なお、土地の測量費は、各種所得の金額の計算上必要経費に算入されたものを除き、土地の取得費に算入します。

空き地の整地費用の取扱い

空き地を駐車場として活用する場合の整地費用も原則として土地の取得費に該当します。

しかし、駐車場として活用するためにアスファルト舗装する場合は簡易舗装費に含めて減価償却資産とすることが可能です。

傾斜している土地を切り崩して平坦にしたり、道路よりも低い土地に盛土したりするものでなければ、アスファルト舗装するための費用は構築物の取得費として減価償却することになります。

土地の造成費用の勘定科目は?

土地の造成を行う場合は、整地費用のほか、外構工事、土留め工事など土地状況によって、さまざまな工事の種類があります。

外構工事にも種類があり、土地の掘削や切下げ、残土の処分などは整地費用に該当するため土地の取得費になりますが、構築物関連の外構工事であれば構築物の取得費として減価償却できる可能性があります。

また、土留め工事において隣接地との境界にコンクリートブロックを新設する場合は整地費用として土地の取得費に該当しますが、既存のコンクリートブロックを一部撤去して積直しした場合は必要経費として減価償却が可能です。

土地の整地を行うメリット

土地の整地を行うと、以下のようなメリットがあります。

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

維持しやすい

土地の整地を行うメリットとして、土地のきれいな状態を保ちやすくなることが挙げられます。

土地を圧縮することで地盤を強化したり、雑草を生えにくくしたりする効果があるからです。

相続で田舎の土地など遠方にある土地を所有することになった場合は、整地をしておくことにより、管理がしやすくなるでしょう。

また、所有する土地が高台にある場合などは、整地をしておくことによって大雨や台風、地震などで土砂災害が起きるリスクを軽減できます。

高く売却できる可能性がある

土地の整地を行うと、高く売却できる可能性があることもメリットです。

雑草が生い茂っている土地よりもきれいに整地された土地のほうが印象が良くなるため、購入検討者から好まれます。

一般的には注文住宅を検討している人が購入することが多く、費用がかからず、建物が建ったときのことを想像しやすくなるため、整地された土地のほうが高値で売却できる可能性があるのです。

ただし、売却が成功するかは立地が大きく関係するため、整地したからといって所有する土地が売れるとは限りません。

土地の整地にかかる費用相場

整地の仕上げ方法別の費用相場は、以下のとおりです。

仕上げの種類 坪単価 ㎡単価
粗仕上げ 1,000〜2,000円 300〜600円
砂利整地 3,000~5,000円 1,000〜1,500円
砕石舗装 7,000〜2万2,000円 2,000〜7,000円
真砂土舗装 1万~1万4,000円 3,000〜4,000円
防草シート仕上げ 4,000〜2万円 1,000〜6,000円
アスファルト舗装 1万~〜2万円 3,000~6,000円
コンクリート舗装 1万7,000~3万3,000円 5,000〜1万円

整地の仕上げ方により費用が大きく異なるため、目的によって最適な仕上げ方法を選択する必要があります。

なお、各費用の詳細は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

【保存版】土地の整地にかかる費用を施工方法別にご説明
土地の整地にかかる費用相場や整地をするメリット、整地をせずに土地を売却する方法について解説します。100坪の整地にかかる費用相場や整地をしていない土地を専門の不動産買取業者へ売却するメリットもお伝えします。

土地の整地にかかる費用は条件によって異なる

整地費用は仕上げ方法だけでなく、土地の状況によって大きく異なります。

たとえば、地盤が軟弱で地盤改良が必要な場合は100~200万円ほどの費用がかかることもあります。

土地の状況別の整地相場は、以下のとおりです。

土地の状況 費用相場
地盤改良が必要な場合 1〜3万円/坪
傾斜がある場合 1〜2万円/坪
石の撤去が必要な場合 30〜40円/kg
植栽の伐採が必要な場合 3,000〜5,000円/本

土地の広さによっても異なりますが、上記の要素が複数重なると整地費用は高額になってしまうでしょう。

相続などで所有することになり、整地費用を負担したくない場合は、売却することも選択肢の1つです。

整地をしなくても土地は売却できる

整地をすれば高く売れる可能性がありますが、売却するためには必須な条件ではありません。

先述のとおり、注文住宅の検討者が購入することが多く、整地されているかよりも立地を重視する傾向があるからです。

実際に弊社で行った「家の購入で優先したこと」のアンケート調査では、立地を重視した人がダントツで1位となっています。

家の購入での優先事項 

引用元:訳あり物件買取プロ|【家を購入する際に優先したことと妥協したこと】経験者493人アンケート調査

「駅まで近い」「周辺に利便施設が多い」「学校区がいい」など立地が良くなければ、整地しても売却は難しいといえます。

また、再建築不可物件の場合でも、整地しても売却は難しいでしょう。

再建築不可物件
建築基準法の規定を満たしていないため建て替えできない物件のこと

再建築不可物件

整地しても売れるとは限らないため、売却を検討している場合は自己判断で整地するのはおすすめできません。

なお、再建築不可物件については、以下の記事でわかりやすく解説していますので、参考にしてください。

再建築不可物件とは?所有するメリット・デメリットと売却のコツを紹介
再建築不可物件とは建て替えができない土地を指します。本記事では、再建築不可物件の概要・再建築不可物件を所有するメリットとデメリット・再建築不可物件を売却する2つの方法を解説します。

買取業者であれば短期間での現金化が可能

立地が悪い土地や再建築不可物件の場合は不動産買取業者に売却することをおすすめします。

不動産買取業者であれば、整地をせずにそのままの状態でも直接業者が買い取ってくれるため、短期間での現金化が可能です。

さらに、整地していない土地や再建築不可物件など訳ありの不動産を専門に扱う業者であれば、高値での買取が期待できます。

一般の買取業者・専門の買取業者の違い

弊社AlbaLinkも、整地していない土地を含めた売れにくい土地を積極的に取り扱う買取業者です。

「軟弱な地盤である」「境界が確定していない」「土壌汚染している」など、あらゆる難のある土地でも、できる限りの高額で買い取りしています。
無料査定は随時行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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土地の整地が面倒な場合はアルバリンクへ売却!

所有している土地の整地が面倒な場合はアルバリンクへ売却しましょう。

弊社アルバリンクは整地していない土地や再建築不可物件などを含めた訳あり不動産専門の買取業者として、他社では断られるような物件なども多数買い取ってきました。

以下は、弊社が実際に「買取を行った再建築不可物件」の事例です。

【買取した再建築不可物件の概要】

物件の所在地 秋田県横手市
物件種別 再建築不可戸建
(前面が建築基準法上の道路ではない)
【お客様の声】
相続してから5年ほどのタイミングで実家の屋根の一部が崩れ、ご近所さんの敷地に落ちて来たとご近所さんから連絡が来ました。幸いにも誰にも怪我はなかったものの本当に怖かったです。
今後も不安なため、地元の買取業者に依頼しましたが、再建築不可ということが発覚し買取拒否されてしまいました。
そんな時、テレビでアルバリンクさんが取り上げられていて問い合わせしたところ、担当者の方がすぐに連絡をしてくれて、不安なく契約まで進めることが出来ました。再建築できないこと以外にも室内が荷物でいっぱいだったりと問題があったのですが、全てクリアして貰い感謝しています。

上記の方以外にも、多くのお客様から感謝のお言葉をいただいております(下記Googleの口コミ参照)。

相馬桂子
相馬桂子
2023-09-29
担当してくれた方がとても優しく 迅速に処理していただけてるので助かっております
 
豊田直子
豊田直子
2023-09-04
役場から空家の適切な管理をお願いしますと通知が来ました。早くどうにかしないとご近所に迷惑がかかると思いネットでアルバリンクさんを検索し相談しました。担当の野間さんが丁寧な対応で「一緒に頑張りましょう」と言って頂き、心強かったです。買取りもスピーディで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
 
山本建夫
山本建夫
2023-09-01
二十数年前に四国(松山市内)の実家を相続しましたが、今後とも活用の予定がなく、処分(売却)する方向で地元(松山市)の不動産業者を中心に処分の相談をしていましたが、立地条件等の関係から話がまとまらず、困っていました。
そんな折、たまたまテレビ(フジテレビ系列)でアルバリンクさんの「空き家処分について」の放映が目に留まりました。早速、相談させていただこうと電話で土地と建物の現状を説明したところ、担当の方(池澤さん)が非常に親切で丁寧にご対応くださり、おかげさまで売買契約の締結に至りました。アルバリンクさんのテレビ放映を見るまでは、もう処分は無理かと諦めていたこともありました。
アルバリンクさん(担当:池澤さん)に出会えて本当に良かったです。感謝しております。ありがとうございました。
 
木村敏子
木村敏子
2023-08-12
このたびは、アルバリンク担当安藤様に大変お世話になりました。父の相続手続きで、一番ネックだったのが、10年近く空き家状態になっていた実家の処遇でした。地元の不動産屋数件にも現地確認に来てもらいましたが買い取りを断られ続け、更地にしてはどうか?と提案されましたが、数百万かけて解体しても、再建築不可の土地のため、売れるはずがないと途方に暮れていました。
そんな時、たまたまネット検索で訳あり物件買取プロがヒットし、安藤さんと数回お電話させていただき、とても親しみやすい方で親身に話を聴いていただいたことを覚えています。しかも、ラインで実家の写真や不動産関係書類を送信するだけで、こういった取り引きが成立することに、まずは驚きました。先祖代々引き継がれた、父母とも過ごした思い出の家でしたが、再建築不可の場所でもアルバリンクさんのおかげで、所有権移転登記することができました。誠に感謝申し上げます。
今回、アルバリンク様のおかげで売却できたこと、お盆のお墓参りで先祖にも報告できましたし、自分自身の気持ちもスッキリ軽くなりました。本当にありがとうございました!!
 
ちゃむ
ちゃむ
2023-07-28
再建築不可(家の側の道は原付が通れる幅しかない)、残置物あり、長年動物を飼育していたため家屋のダメージあり…と地元の不動産会社数件には相手にもされなかった実家の物件を藁にもすがる思いでアルバリンク様に相談させて頂きました。きっと断られるんだろうなと思いましたが、担当の池澤様から前向きな返答を頂きビックリした事を覚えています。
私が体調面で不安を抱えていた事も考慮して下さり、なるべく身体に負担のないようにスムーズに進めて下さいました。
リフォームするとしても数百万かかるだろうし、同じく数百万かけて解体しても使い道がなく税金が跳ね上がるだけの負の遺産を手放せた時には長年の悩みが無くなり肩の荷が下りました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。御丁寧に対応して下さり本当にありがとうございました。
 
森の熊
森の熊
2023-07-21
不動産の悩みは、同業多くあれどAlbaLinkさんは外さない方がいいです。担当者さんが親身で丁寧、LINEでリアルタイムに写真付きでやり取り出来て話も早い。安心して取り引き出来ます、たいへん助かります。
 
おはゆうちゃん
おはゆうちゃん
2023-06-28
再建築不可&傾いた古い家の処分で困ってました。
地元の不動産では相手にもされず、固定資産税の関係で更地にもできず、草抜きや隣家との対応など高年齢が近い夫婦ではとても日頃の管理は重労働でした。
こちらに相談したところ快く買い取っていただき、肩の荷がおりました。本当にありがとうございました。
担当いただいた菊池様の心遣いに感謝しております。
 
ウーティスメチウス
ウーティスメチウス
2023-06-09
横浜在住です。築50年以上の中国地方の再建築不可戸建てを相続し、不動産買取業者に聞いても断られ、処分に困っていました。必死の思いでネットで見つけたアルバリンクさんに査定依頼したところ、すぐに米長さんからご連絡をいただき、親身に相談にのっていただきました。一週間後には売買契約書に署名捺印の運びとなりました。本当に助かりました。
 

また、弊社は2011年に創業以来、2020年から2023年までの間で500件以上の空き家を買い取っている業者で、2023年に上場しています。

査定依頼をいただいても、無理な営業は行いませんので、ぜひ一度弊社の無料買取査定をご利用ください。

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まとめ

今回は、土地の整地費用における勘定科目について詳しく解説しました。

整地費用は土地の取得費に加算されますが、必要経費として減価償却できません。

相続などで所有することになり、売却のために整地を検討している場合は、そのままの状態で売却することをおすすめします。

しかし、所有する土地の立地が悪い場合や、再建築不可物件の場合は通常の売却は難しいため、専門の買取業者に売却しましょう。

専門の不動産買取業者であれば、立地が悪く整地をしていない土地でも1週間から1ヶ月の短期間で現金化することが可能です。

また、再建築不可物件でも買取業者に売却すれば、契約不適合責任を免責して契約できます。

再建築不可物件は築年数が古い場合が多く、把握できていない欠陥や不具合も多いため、契約不適合責任を免責できれば物件の引渡し後も安心です。

なお、弊社アルバリンクも立地が悪く整地していない土地などの訳あり不動産を全国から積極的に買い取っている業者で、「フジテレビ」をはじめとする各メディアにも取り上げられた実績があります。

イットで紹介されました

整地していない土地が売却できずにお困りの方は、査定のみ、相談のみのお問い合わせでも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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監修者
株式会社AlbaLink代表取締役の河田憲二です。同社は地方の空き家などの売れにくい不動産に特化して買取再販を行う不動産業者です。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取ナビ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社です。

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