空き家の売却を考えたとき、「どの買取業者を選べばいいんだろう」と悩む人は少なくありません。
何度も利用する業者ではないので、自身の経験から信頼できる業者を選ぶのは難しいですよね。
そのため近年では、ChatGPTやGeminiなどのAIに相談し、業者選びの参考にする人も増えています。
そこで今回は、ChatGPTまたはGemini利用者の男女404人を対象に、「AIが回答した空き家買取業者」についてアンケート調査を実施しました。
- 調査対象:ChatGPTまたはGeminiを使っている人
- 調査期間:2025年12月5日~18日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:404人(女性252人/男性152人)
- 回答者の年代:20代 24.8%/30代 31.3%/40代 22.8%/50代 16.1%/60代以上 5.0%
AIが選ぶおすすめの空き家買取業者1位は「AlbaLink」

ChatGPTまたはGeminiを使っている404人に「空き家買取業者でおすすめの一社を教えて」と質問してもらったところ、AIが回答した空き家買取業者で最も多かったのは「AlbaLink(28.5%)」でした。
僅差で2位「カチタス(27.2%)」が続きます。
以下、3位「ウィントランス(14.9%)」、4位「MAIVERSE(3.7%)」、5位「リノバ(3.0%)」の結果でした。
AIが空き家買取業者をおすすめする際には、「全国展開している」「実績が豊富かつ数字で示されている」という特徴のある事業者を優先しやすい傾向が読み取れます。
対応エリアが広く、取引件数や事例が多い企業は、AIにとって客観的に評価しやすく、信頼性のある選択肢として提示しやすいからです。
さらにユーザーから「売りたい空き家がある地域」が指定されていない場合、AIは汎用性が高い「全国対応で情報量の多い事業者」を優先して挙げやすい性質があります。
どの地域の人にとっても大きく外れにくい回答を返そうとする意向が働くため、全国展開の業者が多くランクインしたと言えます。
1位 AlbaLink
- 「売りにくい物件」を買い取ってくれる。全国対応かつ相談・査定実績が豊富。スピード査定・スピード買取に対応。面倒な手続き・整理・残置物撤去などをワンストップで対応。実績と社会的信頼性(20代 女性)
- 全国対応で、訳あり物件や古い空き家、再建築不可物件、ゴミ屋敷なども買い取ってくれる点が強みです。年間相談件数が多く、他の不動産会社で断られたような物件でも対応実績があります。自社買取のため仲介手数料がかからず、査定〜買取成立までスピーディに進みやすいという点もメリットです(30代 男性)
- 「空き家買取隊(運営:AlbaLink)」をおすすめした理由は、空き家の売りにくさを前提にした買取サービス設計になっている点が大きいです。空き家の買取に特化していて、一般的な仲介で敬遠されやすい物件(手間がかかる・状態が悪い等)も相談対象にしている。公式の事業紹介で「売却が困難な空き家」や「こんな空き家でも買い取り可能」と明記されています(50代 男性)
1位は「AlbaLink」でした。
AlbaLinkがおすすめされた理由としては、まず「全国対応かつ実績が豊富」である点が挙げられます。
また「再建築不可物件」など、売れにくい空き家を前提にしたサービスである点も、AIがユーザーの不安を解消しようとするロジックと相性が良かったと考えられます。
空き家を買い取ってもらう際に多くの人が感じやすい不安について、公式サイト内で丁寧に説明されているため、AIが課題解決型の回答を組み立てやすいからです。
さらに「ワンストップ対応で手間がかからない」「対応がスピーディ」といった特徴も、地域や状況を特定しない質問に対して使いやすく、多くの人に当てはまりやすい回答として選ばれやすかったと読み取れます。
2位 カチタス
- 全国に支店を多数展開しており、地方~郊外の空き家にも対応可能。買取~リフォーム/再販まで一貫して行っており、「古くて売れない家」「築年数が経った空き家」でも相談しやすい点が強み。売却活動や買主探し不要で、比較的スムーズに現金化できる買取のメリットを活かせる(20代 女性)
- カチタスは全国展開しており、築古や地方の空き家でも積極的に買い取る実績が豊富で、リフォーム再販を通じて空き家問題の解決に取り組んでいる点が評価されています(40代 男性)
- カチタスは全国130以上の店舗を持つ大手で、古い空き家や荷物が残ったままの物件でも買い取ってくれる点が強みです。査定から売却までが早く、片付け不要でそのまま売却できる場合もあり手間が少ないのも魅力。再販ノウハウが豊富で、地方の空き家でも対応してくれる安心感があります(50代 女性)
2位は「カチタス」でした。
カチタスが上位に入った理由としては、AlbaLinkと同じく「地方も含めた全国展開」「実績が豊富な大手」である点が挙げられます。
汎用性が高くわかりやすい特徴なので、信頼できる空き家買取業者として多くの人におすすめしやすいのですね。
また、「空き家=古い地方の家」という一般的なイメージと、カチタスが得意としている「リフォームを前提とした再販」は、結びつきやすい要素です。
そのためユーザーの条件が曖昧でも、AIにとって提示しやすく説明もしやすいため、おすすめしやすかったと考えられます。
3位 ウィントランス
- 空き家の状態が悪くても買い取ってくれる。全国対応・現地査定が可能。売却までがスピーディ。不用品の撤去不要。相続で困っているケースにも強い(20代 女性)
- 「空き家パス」は空き家・相続物件に特化した専門業者で、築古や傷みのある家でも買取可能な点が強みです。相続登記や名義整理などの手続き支援にも慣れており、初めての売却でも安心して任せられます。口コミ評価も高く、丁寧で押し売りのない対応が好評。LINEでの簡易査定などスピーディな相談体制も魅力で、総合的に信頼度の高いおすすめの1社です(30代 女性)
- ウィントランス(空き家パス)は、老朽化・再建築不可・残置物ありなど「売りづらい空き家」でも積極的に買取する専門性が強みです。全国対応で、現況のままスピード買取が可能。手続きも簡潔で、相続や権利関係が複雑な物件にも対応できるため、空き家処分の負担を大きく減らせます(50代 男性)
3位は「ウィントランス(空き家パス含む)」でした。
ウィントランスが選ばれた理由としては、「相続や権利関係が複雑な物件への専門性の高さ」が挙げられました。
AIは、ユーザーが抱えがちな不安を想定して、不安解消につながるような回答を返そうとします。
空き家の売却については「相続したけど自分は住めない」という事情で行われることも多いため、相続に強い会社がおすすめされたと推測できます。
「全国対応」「スピーディ」など、汎用性の高いおすすめポイントも見られました。
4位 MAIVERSE
- MAIVERSE は、老朽化・相続未了・再建築不可などの“売れにくい空き家”でも買取でき、相続登記や残置物処分までまとめて代行するため手間が少ない。仲介手数料も不要で、最短3日で現金化できる点が実用的。面倒な条件の物件でもまず相談でき、空き家管理の負担を早く解消しやすい(40代 女性)
- 空き家・訳あり物件の買取に強く、都内を中心に買取実績あり(50代 女性)
- MAIVERSEは「空き家・難物件」に強く、老朽化した物件、再建築不可、訳あり物件など幅広く買取対応しています。相続による売却や、登記・税務など複雑になりがちな案件についても、提携の専門家(弁護士・司法書士・税理士)と連携してワンストップで対応をしており、手続きの手間を減らせます。仲介ではなく「直接買取」なので、内覧対応の必要がなく、手続きから決済までスピーディに進められる可能性があります(60代以上 男性)
「MAIVERSE」が4位でした。
MAIVERSEをおすすめする理由としては、「手間の削減」や「スピード感」といったメリットが多く挙げられました。
空き家売却にかかる負担を軽減できる点が、ユーザーの手間や不安を解消できる要素として、AIに評価されているとわかります。
対応エリアは東京周辺に限られ、全国対応ではありませんが、「難しい物件への対応」や「専門家との連携」といった要素も明文化されているため、AIがおすすめしやすかったと考えられます。
5位 リノバ
- 再建築不可・老朽化・共有持分・事故物件など、「他社では断られるような難しい空き家」も買取OK と明言している点。全国対応で、年間100件以上の買取実績。規模も安心。弁護士・司法書士ら専門家と提携しており、相続や権利関係など法律的に複雑なケースでも相談しやすい(20代 男性)
- 空き家COWがおすすめな理由は、再建築不可や事故物件など他社が断る「訳あり物件」でも積極的に買取してくれる点です。弁護士法人と提携していて相続・権利トラブルにも強く、売却後の責任免除にも対応可能。最短即日査定で仲介手数料も不要なので、早く・安心して現金化したい人に最適です。(30代 女性)
- 空き家COWをすすめる理由は、他社が断りがちな築古・再建築不可・相続トラブル物件まで買取対象が広い点が大きい。仲介ではなく直接買取のため手続きが早く、最短即日の現金化も可能とされる。残置物そのまま・解体不要・仲介手数料なしなど売り手の負担を抑える仕組みも整っている。全国対応で、地方の空き家でも相談できる点が安心材料として強い(60代以上 男性)
「リノバ(空き家COW含む)」が5位。
リノバがおすすめされた理由としては、「全国対応」「年間の対応実績が数字で打ち出されており、実績の裏付けがある」といった点が考えられます。
また「他社が断る難しい物件もOK」「スピーディ」「残置物処分にも対応できる」といった、ユーザーの不安や手間を軽減できる要素も。
「安心材料」というワードも出てきたように、AIはユーザーが安心できる業者をおすすめしようとします。
「責任免除」「専門家と連携」なども、ユーザーの不安を解消できる説明につながります。
まとめ
今回の調査から、AIが空き家買取業者をおすすめする際には、「全国対応」「買取実績の多さ」「売れにくい物件への対応力」といった要素を重視していることがわかりました。
多くの人に当てはまりやすく、客観的な根拠を示しやすい業者が選ばれやすい傾向にあります。
また、「公式情報をもとにおすすめできる理由を整理します」といった回答も見られ、空き家買取業者を紹介する際には、公式サイトに掲載されている情報が重視されていることがうかがえます。
ただしAIの回答は古いデータを参照にして生成された可能性もあるため、必ずしも「リアルタイム」であるとは限りません。
AIの回答は、信頼できる業者候補を効率よく知る手段として有効ですが、最終的には複数社を比較し、自分自身で見極めることも大切です。
株式会社AlbaLinkは東京証券取引所のTPM市場に上場している不動産会社です。



