東京で働きたい憧れのオフィス街1位は「丸の内」
東京で働きたい憧れのオフィス街、堂々の1位は「丸の内(85人)」でした。
2位「有楽町(34人)」、3位「日本橋(31人)」が続き、東京駅周辺のオフィス街が上位を独占しました。
全体としては、昔からある「日本屈指のオフィス街」と、「再開発が進むオフィス街」がランクインしています。
1位 丸の内
- 大手企業のオフィスが多くあり、ビジネスパーソンが多い。街がきれい(20代 女性)
- 騒がしい飲み屋や若者がいなくて、おしゃれなレストランやカフェがあって洗練されており落ち着く。近くに皇居や日比谷公園があって、自然にも触れられる(30代 女性)
- 交通の便が良い。帰りに東京駅の地下でおいしいスイーツが買える(50代以上 男性)
1位は「丸の内」でした。
東京駅と皇居に挟まれたエリアである丸の内は、隣接する「大手町」や「有楽町」とともに、日本屈指のオフィス街を形成しています。
近代的な高層ビルが立ち並びつつも、明治~昭和初期の面影を残す建物も残っているのが、丸の内の魅力。
そのため「街並みがきれい」という声も多くなりました。
少し足を延ばせば皇居や日比谷公園があり、緑に触れられるのも魅力です。
また遠方への外出・出張が多いビジネスパーソンなら、東京駅に近いという交通アクセスの良さは大きなメリットとなります。
2位 有楽町
- ランチに行けるお店が充実していそう。どんなところからでもアクセスが良さそう(20代 女性)
- 古き良き趣ある感じが好ましい(30代 男性)
- 商業施設や映画館なども充実しているから(50代以上 女性)
2位は「有楽町」です。
有楽町には、大手企業や官公庁のオフィスが集まっています。
オフィスだけではなく、「東京国際フォーラム」をはじめとするイベント・文化施設も立地。
そのため「仕事帰りに楽しめそう」「有楽町という街自体が好き」という声も多く聞かれました。
丸の内同様に皇居や日比谷公園に近く、休憩時間を自然の中で過ごせるのも魅力のひとつです。
3位 日本橋
- 日本橋で働いているとかっこいいと思うから(30代 男性)
- 交通の便が良く、知的な雰囲気がある(40代 女性)
- 歴史ある一流の企業が揃っている。交通の便がいい。おいしいお店も揃っている(50代以上 男性)
3位は「日本橋」でした。
東京駅八重洲口から徒歩圏内の日本橋。
古くから「商業の街」として栄えており、現在は銀行など金融系の企業が多く集まる街として知られています。
「歴史ある街」「金融機関が多い街」であるためか、「日本橋で働くのはかっこいい」「知的」といったイメージを抱く人も多いことがわかりました。
4位 新宿
- 百貨店や飲食店が多く、仕事帰りに買い物や食事に寄れて、気分転換になりそうだから(30代 女性)
- 日本で一番活気があると思っている(40代 男性)
- 東京内のどこからでもアクセスが良く、「打ち合わせ」「資料収集」「取材」なども効率的に取り組める。食事や休憩に適したお店が多数あって、気分転換も図りやすい(50代以上 男性)
4位は「新宿」でした。
「歌舞伎町」など繁華街のイメージが強い新宿。
しかし西新宿エリアには東京都庁をはじめとする高層ビルが立ち並び、多くの上場企業がオフィスを構えています。
オフィス街と商業施設がどちらもあり、仕事帰りも充実させられるのが新宿の魅力だと言えそうですね。
新宿駅は「世界一のターミナル駅」と言われており、バスターミナルもあるため、外出や出張に便利な立地でもあります。
5位 新橋
- 「ザ・オフィス街」という感じが好きだから(20代 男性)
- 昔ながらのオフィス街で、落ち着いた雰囲気で働けそうだからす(30代 男性)
- 小洒落すぎていなくて、昔ながらの飲食店が多そうなので(40代 女性)
「新橋」が5位でした。
昔からオフィス街として知られ、「ガード下のリーズナブルな飲食店街」でも有名な新橋。
新橋駅には多くの路線が乗り入れており、空港や新幹線にもアクセスしやすい立地です。
「ちょっと古い」「昭和」といったイメージもありますが、おしゃれすぎない感じが落ち着く人も多いようです。
一方隣接する汐留エリアは再開発が進み、東京湾の景色を楽しめる、洗練された雰囲気のオフィス街になっています。
6位 渋谷
- IT系ベンチャー企業が多く集まるため、ベンチャー企業に興味がある私にぴったり(20代 男性)
- 渋谷は若者やクリエイティブな人々が集まる街として知られています。活気あふれる雰囲気の中で働くことで、新しいアイデアや発想が生まれやすくなると思いました(30代 女性)
- ファッションの中心地のイメージがあり、おしゃれだからです(40代 男性)
「渋谷」が6位でした。
「若者・ファッションの街」「流行の中心地」として知られる渋谷。
実はオフィス街としての再開発が進み、「IT系企業が集まるオフィス街」として知られています。
小規模でデザイン性の高いオフィスやレンタルオフィスも多く、ベンチャー企業にも好まれています。
そのためファッションだけではなくIT企業に興味がある人から「憧れの街」として捉えられているようです。
7位 銀座
- 高級感があり、おしゃれな雰囲気もあるからです。百貨店なども多いので、仕事帰りに自分へのご褒美を買うなど楽しめそうです(30代 女性)
- ブランド力が高く落ち着いたエリアだからです(40代 女性)
- 銀座というだけでステータスを感じます(50代以上 男性)
「銀座」が7位でした。
「百貨店や高級ブランドが軒を連ねる洗練された街」として知名度が高い銀座。
アンケート結果からは、おしゃれで上品な雰囲気に憧れを抱いている人が多いとわかりました。
また銀座は東京駅にも近く、交通利便性の高いエリアでもあります。
都営浅草線の東銀座駅に近いエリアなら、羽田空港・成田空港へのアクセスも良く便利です。
銀座は「利便性とブランド力」を兼ね備えた街だと言えるでしょう。
働きたいオフィス街の特徴1位は「飲食店が充実している」
働きたいオフィス街の特徴を聞いたところ、圧倒的1位は「飲食店が充実している(170人)」でした。
勤務中や勤務後の楽しみである「食事」を重視している人が多いとわかります。
ランチや勤務後の食事会を楽しみに、仕事へのモチベーションを上げる人も多いのでしょう。
2位「街がきれい(97人)」も多くの票を集めました。
3位「交通アクセスがいい(61人)」、4位「オフも楽しめる(55人)」が続きます。
オフィス街で働くビジネスパーソンは、「勤務時間外も含めた、日々の過ごしやすさ」を重視していることがわかります。
長い時間を過ごす場所ですから、少しでも快適に、ちょっとした楽しみももちながら働けたらいいですよね。
1位 飲食店が充実している
- 安い飲食店がありランチに困らない(20代 女性)
- ランチやおしゃれなキッチンカーが充実しているところに憧れます(40代 男性)
- ランチだけでなくディナーもいただけるお店がビル内や付近にある(50代以上 男性)
1位は「飲食店が充実している」でした。
とくに、ランチの選択肢が多いことを重視している人が目立ちます。
おしゃれなお店でリーズナブルにおいしいランチが食べられるオフィス街なら、昼休憩の楽しみが増えそうですね。
反対に飲食店が充実していないと、飲食店が混雑しすぎて待ち時間が長くなったり、焦って食べたりしないといけなくなります。
休憩時間にセカセカしてしまうのは嫌ですよね。
2位 街がきれい
- 道幅が広い。街並みのデザインに統一感がある。雑居ビルが少ない。清潔感がある(20代 女性)
- 冬にイルミネーションが見られるなど、街がきれい(30代 女性)
- 街が整備されていて清潔感がある(50代以上 男性)
2位は「街がきれい」です。
働く場所に、整った街並みやおしゃれな街並みを求めている人も多いとわかります。
街の雰囲気が整然としていて、道行く人もきびきびしていたら、自分の気分もシャキッとする効果がありそうです。
また「夜景が美しい」「季節ごとの飾りつけがされる」といった街なら、気分も上がりそうですね。
3位 交通アクセスがいい
- 交通の便がいい(20代 男性)
- 最寄駅に他の路線も通っていて、アクセスが良い(30代 女性)
- 在来線はもちろん、「車」「飛行機」「新幹線」などへのアクセスが良い(40代 男性)
3位は「交通アクセスがいい」でした。
最寄駅からオフィスまでが近いことはもちろん、「オフィスの最寄駅から営業先への行きやすさ」「主要駅までの乗り換えの少なさ」なども重要です。
出張が多い人なら、空港や新幹線の駅、高速のインターチェンジまでのアクセスも重要になるでしょう。
雨の日でも、最寄駅から濡れずにオフィスまで行けるかどうかも、日々快適に通勤するために大切な要素です。
4位 オフも楽しめる
- オフィス街だけれども商業施設もあり、過ごしやすい(30代 女性)
- 仕事終わりに遊べるところが多い(40代 女性)
- 「ショッピングセンター」「レストラン・カフェ」「エンターテイメント施設」などが充実しているところ(50代以上 男性)
4位は「オフも楽しめる」でした。
劇場、映画館、商業施設、飲食店などが近くにあると、勤務後の楽しみが増えます。
趣味が充実したり、ストレスが発散できたり、新しい刺激を受けられたりするでしょう。
オフィスだけの街だと味気ないと感じてしまう人も多いのかもしれません。
5位 落ち着いた雰囲気
- ほどよく落ち着いた雰囲気がある(20代 女性)
- ガヤガヤしていない(40代 女性)
- 街にいる年齢層が高めで、落ち着いている(50代以上 女性)
「落ち着いた雰囲気」が5位でした。
業種にもよるのでしょうが、「仕事する場所だから、ガヤガヤせず落ち着いた雰囲気であってほしい」と望んでいる人も多いとわかります。
観光客や若者があまりに多い場所だと、落ち着かなさそうですよね。
人が多い街でも、大通りや駅から少し離れると、少し落ち着いた雰囲気になることもあります。
6位 ビルが多く都会的
- オフィスビルが立ち並んでおり、都会的な雰囲気(30代 女性)
- 大きくて高いビルが立ち並んでいて、オフィス街らしさを感じられること。視覚的に気が引き締まります(30代 女性)
- ビルが立ち並び、スーツがとてもよく似合う街(50代以上 男性)
「ビルが多く都会的」が6位でした。
「東京で働いている」と聞いたときに、ビル群の中にあるオフィスをイメージする人も多いのではないでしょうか。
そんな都会的な雰囲気の場所で働きたいと考えている人も多数。
例えば「西新宿」や「丸の内」の高層ビル群は、東京のオフィス街のイメージにぴったりでしょう。
7位 公園・自然がある
- 自然と調和している(20代 女性)
- 公園があり、昼休憩にゆっくり外で過ごせる(40代 女性)
- 自然環境など、リラックスできる癒しの空間がある(50代以上 男性)
「公園・自然がある」が7位でした。
近くに整備された公園があり、休憩時間にリフレッシュできる環境だと、仕事の効率も上がりそうです。
「無機質な感じの街は嫌だな」と感じている人も多いのではないでしょうか。
自然を感じられるオフィス街としては、皇居や日比谷公園に近い「丸の内」「有楽町」などが挙げられます。
また「大手町タワー」のように、敷地内に緑地を設けているビルもあります。
まとめ
働いてみたい憧れのオフィス街としては、東京駅周辺をはじめとする「交通アクセスが良くてブランド力もある街」がランクインしました。
人気のあるオフィス街ではオフィス賃料も高くなりがちですが、「有名なオフィス街に事務所がある」だけで、クライアントにも信頼感を抱いてもらえます。
働く側も「きれいに整備されたオフィス街で働いている」という意識で、気分が良くなる効果もあるでしょう。
東京では古くからあるオフィス街も再開発が進み、今後さらに魅力が高まると期待されます。
ビジネスパーソンが多く集まれば、ランチや食事会の需要を期待して飲食店も集まり、ますます過ごしやすい街になっていくでしょう。