【家で気になる臭いランキング】男女500人アンケート調査

気になる家の臭い アンケート調査

家には「生活臭」がつきもの。

しかし快適に暮らすために、できるだけ不快な臭いはなくしたいですよね。

今回は全国の男女500人にアンケートを実施。

「家で気になる臭い」や「臭い対策」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:全国の男女
  • 調査期間:2023年8月8日~9日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:500人(女性360人/男性140人)
  • 回答者の年代:10代 0.6%/20代 19.0%/30代 37.6%/40代 27.0%/50代 12.2%/60代以上 3.6%

7割以上の人は家の臭いが気になっている

家の臭いが気になるか

男女500人に「家の臭いが気になりますか」と聞いたところ、「まあ気になる」「とても気になる」が合わせて7割を超えました。

家の臭いが気になるとお家時間を気持ちよく過ごせません。

またお客さんが来るときに「臭いと思われたらどうしよう」と心配になることもあるでしょう。

家の臭いで気になるのは「キッチンの料理・生ゴミ臭」

気になる家の臭い

気になる家の臭い1位は「キッチンの料理・生ゴミ臭(165人)」。

2位「トイレの排泄物臭・アンモニア臭(113人)」、3位「靴箱・玄関にこもる臭い(109人)」、4位「お風呂のカビ・下水臭(48人)」と続きます。

「キッチン」「トイレ」「お風呂」「洗面所」など、水回りが気になると答えた人が多くなっています。

水回りは汚れやすく、雑菌が繁殖しやすいからでしょう。

1位 キッチンの料理・生ゴミ臭

  • 魚介類のメニューにした日のキッチン(30代 女性)
  • キッチンの三角コーナー(40代 男性)
  • 使っていない食洗器の排水口から出る悪臭。業者さんに処置してもらったが1ヶ月たっても消えない(50代 女性)

1位は「キッチンの料理・生ゴミ臭」でした。

「三角コーナーやシンクの排水口から嫌な臭いが漂ってくる」というコメントが多数。

キッチンの「生ゴミや水気に繁殖した雑菌」や「油汚れ」は、においの原因になります。

料理の匂いが染み付いて、翌日まで残ってしまうこともあるようです。

2位 トイレの排泄物臭・アンモニア臭

  • トイレに染み付いたアンモニア臭(30代 女性)
  • トイレは少し嫌な臭いがします(40代 男性)

2位は「トイレの排泄物臭・アンモニア臭」でした。

汚れを取りきれていなかったり、壁に飛び散った尿を拭ききれていなかったりすると、トイレに嫌な臭いが発生します。

換気扇にカビが発生し、カビ臭くなることもあります。

3位 靴箱・玄関にこもる臭い

  • 玄関を開けたときの靴や足のニオイ(40代 女性)
  • 玄関の靴箱を開けたときの臭い(50代 女性)
  • 玄関の扉を開けたとき、家特有のにおいが気になります(60代以上 男性)

3位は「靴箱・玄関にこもる臭い」です。

汚れたままや濡れたままの靴をシューズボックスに収納してしまうと、臭いが発生することもあります。

玄関収納に「子どもの部活・スポーツ用品」などを置いている場合、汗の臭いも気になりそうです。

4位 お風呂のカビ・下水臭

  • お風呂場の排水口から下水の臭いがする(20代 女性)
  • お風呂がカビ臭いです(30代 男性)
  • お風呂の排水口の臭いやカビ臭さ(50代 女性)

4位は「お風呂のカビ・下水臭」でした。

お風呂の排水口には髪の毛や石鹸カスが溜まりやすく、下水っぽい臭いの発生源になります。

また湿気が多い場所なので、カビが発生しやすく、カビ臭が気になることも多いでしょう。

壁や床に皮脂などが残っていると、モワッとした臭いがこもることもあります。

5位 ペット由来の臭い

  • 飼い犬が良く寝ているソファーのにおい(30代 女性)
  • 猫のトイレが置いてある場所(40代 男性)
  • 猫が2匹いるので、家全体に猫の匂いがしないか気になる(40代 女性)

「ペット由来の臭い」が5位でした。

「ペットのトイレ周辺が臭う」「ペットそのものの臭いが気になる」という人も多くなっています。

ただ、消臭しすぎるとペットが不安感を抱くこともあるといわれているので、加減が難しいですよね。

犬や猫のほか、魚を飼っている水槽の生臭さが気になるという声もありました。

6位 洗面所のカビ・下水臭

  • 脱衣所。生乾きのような臭いがする(20代 男性)
  • 洗面所がカビ臭い(40代 男性)
  • 洗面所で下水の臭いがする(50代 女性)

6位になったのは「洗面所のカビ・下水臭」。

洗面所も湿気が多いため、臭いが発生しやすい場所です。

また、洗面所に置いてある洗濯機にカビが発生している場合、洗面所全体にカビ臭が充満してしまうこともあります。

7位 リビングに染み付いた臭い

  • リビングの生活臭(30代 女性)
  • 居間で、古い木造家屋のカビっぽい臭いがする(40代 女性)
  • リビングダイニングに仏壇があるので、お線香の臭い(50代 女性)

7位は「リビングに染み付いた臭い」でした。

リビングは人が集まる場所なので、皮脂などが壁や床について臭いの原因になることも。

ライフスタイルによっては、食べ物やヤニの臭いが染み付いてしまうことも考えられます。

また、リビングで使っているエアコンが、臭いの発生源になっている可能性もあります。

家の臭いが最も気になる季節は「夏」

家の臭いが気になる季節

「家の臭いが最も気になる季節はいつですか」という問いには、「夏」と答えた人が圧倒的多数。

気温や湿度が高いため、生ゴミの腐敗や雑菌の繁殖が進みやすいからだと考えられます。

汗をかきやすいことから、靴箱や寝室のベッドなどの臭いも気になるでしょう。

一方、季節は関係なく「常に臭いが気になる」という人も2割ほどいました。

家の臭い対策として行っていることは「換気」

家の臭い対策として行っていること

最後に「家の臭い対策として行っていること」を聞いたところ、最も多かったのは「換気(237人)」でした。

次ぐ2位は「消臭剤・脱臭剤の使用(175人)」、3位「こまめな掃除(159人)」と続きます。

臭い対策には大きく分けて、「出てしまった臭いを軽減する方法」と、「臭いの発生を未然に防ぐ方法」があります。

アンケートでは、臭いの軽減と発生の防止の両方が叶う「換気」と答えた人が最も多くなりました。

また、複数の方法を組みあわせて行っている人も目立ちました。

1位 換気

  • 1日に数回、5分ほど換気をする(20代 女性)
  • 帰宅時に風呂場の換気をしています。入浴後に再度タイマーで1時間ほど換気をしています(40代 男性)
  • 夏場はとにかく窓を開けて換気しています(50代 男性)

1位は「換気」でした。

換気すると、臭いの元になっている成分を外に放出できます。

また、風通しを良くしたり、湿気を逃がしたりすることで、カビや臭いの発生を根本的に防ぐことも期待できます。

窓を開けるだけでは不十分な場合、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。

2位 消臭剤・脱臭剤の使用

  • ゴミ箱用の消臭剤を使用(20代 女性)
  • 消臭剤を置いている(30代 男性)
  • 靴を脱いだら、消臭スプレーをしています。また玄関には無香タイプの消臭剤も置いています(40代 女性)

2位は「消臭剤・脱臭剤の使用」でした。

ゴミ箱や靴箱など、とくに臭いが気になる場所には消臭剤を使っている人も多数。

消臭剤の効果を高めるためには、「臭いの元に近いところ」「空気が循環するところ」「低い位置」に置くのがおすすめです。

3位 こまめな掃除

  • トイレ掃除で常に清潔を保っています(20代 男性)
  • エアコンやキッチンのフィルターをこまめに掃除する(30代 男性)
  • キッチンの排水口をこまめに洗う(40代 女性)

3位は「こまめな掃除」です。

臭いが気になるところをこまめに掃除することで、臭いの元を除去できます。

汚れは放置すると取れにくくなってしまうので、汚れたら早めに掃除しましょう。

4位 芳香剤・アロマの使用

  • 玄関にフレグランスを置いている(20代 女性)
  • アロマを炊いている(30代 女性)
  • 市販されている芳香剤を置いています(40代 男性)

4位は「芳香剤・アロマの使用」でした。

芳香剤は消臭剤と違い、臭いを消す成分は入っていません。

よい香りを放出することで、不快な臭いを感じにくくしてくれる効果があります。

ただし人によっては嫌な臭いと芳香剤・アロマの匂いが混ざって気持ち悪くなるので、注意しましょう。

5位 生ゴミを密閉する

  • 生ゴミを捨てるときは、袋を二重にしている(30代 男性)
  • 生ゴミはなるべく水気を切り、いらないチラシでくるんでから捨てる(40代 男性)

「生ゴミを密閉する」が5位でした。

生ごみを消臭効果のあるビニール袋に入れたり、新聞やチラシでくるんだりしてから捨てる人も多いとわかります。

袋をしばって密閉すれば、臭いがもれにくくなりますね。

小袋に入れてしばり、新聞紙でくるんで捨てると、ゴミ集積場のカラスにも荒らされにくくなります。

6位 こまめにゴミを処理する

  • 生ゴミをすぐに片付ける(30代 女性)
  • まめなごみ捨て。とくに生ゴミは早めに処理する(40代 男性)
  • こまめにゴミを捨てに行く(50代 女性)

6位になったのは「こまめにゴミを処理する」。

いつゴミ出しをしてもいい環境なら、こまめにゴミ捨てして家から生ゴミをなくすことで、臭いの元を減らせます。

ゴミ出し日が決まっている場合でも、生ゴミをこまめに「密閉性の高いゴミ箱」などに移すことで、臭いを軽減できるはずです。

7位 空気清浄機の使用

  • リビングの空気清浄機(30代 女性)
  • 常時イオン入り空気清浄機を回している(40代 女性)

7位は「空気清浄機の使用」でした。

空気清浄機は部屋の空気をキレイにするための家電ですが、脱臭効果もあります。

ただし空気清浄機のフィルターが詰まると、空気清浄機そのものが臭いの発生源になる可能性があるので注意しましょう。

まとめ

人が生活していくうえで、家に発生する「生ゴミ臭」「靴箱にこもる臭い」などは避けられません。

ペットを飼っている場合は、ペット関連の臭いも発生します。

「効率的な換気」「掃除」「消臭・芳香剤の適切な使用」で、できるだけ不快な臭いを軽減したいですね。

臭い対策は、こまめに継続して行うことが大切です。

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