サステナビリティ

サステナビリティに関する基本的な考え方や、主な取り組みを掲載しています。

AlbaLinkが目指す「2100年、空き家ゼロ」

弊社は、「2100年、空き家ゼロ」という目標を掲げ、日々事業を展開しています。

空き家問題は、単なる不動産の課題ではなく、地域社会の安全・経済・環境に関わる複合的な社会問題です。我々はこうした課題を「地域再生の出発点」と捉え、空き家の買取・再生・流通・利活用を通じて、社会に新しい循環を生み出します。

空き家を「負の遺産」ではなく「未来の資源」として活かし、自治体・不動産事業者・地域住民の方々と力を合わせて、2100年に空き家のない社会の実現を目指します。

空き家問題の社会的影響

日本では空き家の増加が深刻化しており、野村総合研究所の予測によると、2033年には総住宅の3戸に1戸が空き家になるとされています(出典:野村総合研究所「2030年の住宅市場と課題」)。空き家が長期間放置されると、次のような問題が発生します。

  • 防災・防犯リスクの増大

    老朽化した建物は倒壊や火災の危険性を高めるほか、放火・不法侵入・ごみの不法投棄といった犯罪の温床になる可能性もあります。空き家が点在する地域では、住民の安心感が損なわれ、地域コミュニティの衰退を招くこともあります。

  • 景観悪化や地域の価値低下

    雑草や破損が放置された空き家は、街並みの美観を損ね、地価の下落や新規住民の減少を引き起こす可能性があります。こうした悪循環が続くことで、地域全体の魅力や活力が低下していくこともあります。

  • 行政・社会コストの増大

    所有者不明土地や管理放棄物件の増加は、行政による実態調査や安全対策の負担を重くし、限られた人員・予算を圧迫します。放置された空き家の解体や対策に税金が使われるケースも多く、社会全体にとっての損失につながります。

このように、空き家問題は単に「家が余っている」という現象ではなく、防災・防犯・景観・経済のすべてに波及する社会的な問題といえます。しかし裏を返せば、空き家問題の解決は、日本全国に共通する社会問題の解決にもつながります。AlbaLinkはこの状況を、未来の地域づくりを見据えた「変革のチャンス」と捉えています。

AlbaLinkの取り組み

弊社は「2100年、空き家ゼロ」というビジョンのもと、空き家を「社会の負債」から「社会の資産」へと転換する取り組みを進めています。具体的には、以下の3つを中心に事業を展開しています。

  • 空き家の買取・流通

    老朽化物件や再建築不可物件、事故物件など、一般市場では扱いにくい空き家を直接買い取り、次の活用へとつなげます。所有者の負担を軽減するだけでなく、地域の安全性と景観の改善にも寄与していきます。

    老朽化や再建築不可などで市場では扱いにくい空き家を、AlbaLinkが買取・流通させる取り組みを表す空き家の外観写真
  • 自治体との連携強化

    自治体と協定を結び、空き家相談会や買取サポートを実施しています。地域の制度やネットワークとAlbaLinkの専門ノウハウを組み合わせることで、これまで埋もれていた物件の再生・流通を可能にしています。行政・住民・企業が一体となった持続的な仕組みづくりを目指しています。

    自治体職員と連携し、空き家相談や活用支援について意見交換を行うAlbaLinkの取り組みを示す相談風景
  • 空き家の利活用と地域再生

    単に買取・販売するだけでなく、民泊やお試し移住住宅、地域コミュニティスペースとして再生する取り組みも行っています。空き家の再活用を通じて、新たな雇用や人の流れを生み出し、地方創生にも貢献していきます。

    空き家を住宅や地域の交流拠点として再生し、地域に新たな暮らしや人のつながりを生み出す取り組みを表す写真

社会と環境へのインパクト

環境への波及効果

日本では年々空き家が増え続けており、その放置による影響や解体負担は、環境負荷を伴う深刻な問題です。AlbaLinkの取り組みは、空き家の再生を通じた社会課題の解決にとどまらず、環境への配慮にも取り組んでいきます。

まず、放置された空き家は不法投棄や害虫発生などの温床となり、地域の衛生環境を悪化させるおそれがあります。さらに、老朽化した建物の中にはアスベストなど有害物質を含むものもあり、解体時には健康被害のリスクを伴います。弊社では、豊富な経験と専門知識を活かし、適切な手順で再生を行うことで、こうした環境リスクを最小限に抑えています。

また、空き家の利活用は資源消費の抑制にもつながります。新築建設にはより多くの資材・エネルギーを必要としますが、既存住宅の再生はその負担を軽減します。日本では依然として「新築志向」が根強いものの、空き家を価値ある住まいとして再生することは、循環型社会への重要な一歩といえます。AlbaLinkは、事業を通じて不動産の利活用文化を醸成し、次世代の環境を守る不動産のあり方を追求していきます。

数字で見る社会的インパクト

空き家問題の解決のために、AlbaLinkは全国各地で空き家の相談支援・買取・利活用を展開し、確かな成果を積み重ねています。

不動産事業の実績を示す4つの情報ブロック。
年間不動産相談件数20,000件(2025年1月から12月実績)。所有者からの相談を通じ、活用方法の提案や法的・税務的な支援も行っている。
累計買取件数4,400件以上(2026年1月時点)。活用が難しい物件も含め、適正な価格で買取し、新たな価値を生み出している。
提携自治体数22自治体(2025年1月から12月実績、2026年までに100地域と協定予定)。地域ごとの課題に即した協働体制を築き、社会的インフラとしての役割を強化している。
全国展開拠点数22拠点(2026年1月時点)。各地に根ざした活動を通じ、地域の再生と活性化を継続的に支援している。
不動産事業の実績を示す4つの情報ブロック。
年間不動産相談件数20,000件(2025年1月から12月実績)。所有者からの相談を通じ、活用方法の提案や法的・税務的な支援も行っている。
累計買取件数4,400件以上(2026年1月時点)。活用が難しい物件も含め、適正な価格で買取し、新たな価値を生み出している。
提携自治体数22自治体(2025年1月から12月実績、2026年までに100地域と協定予定)。地域ごとの課題に即した協働体制を築き、社会的インフラとしての役割を強化している。
全国展開拠点数22拠点(2026年1月時点)。各地に根ざした活動を通じ、地域の再生と活性化を継続的に支援している。

これらの実績は、AlbaLinkの取り組みが着実に社会へ浸透し、空き家問題の解決に向けた実効的な変化を生み出していることを示しています。

AlbaLinkの経営姿勢

消費者志向自主宣言

AlbaLinkは、消費者庁が推進する「消費者志向経営」の理念に賛同しています。空き家の再生を通じて、持続可能で安心できる地域社会の実現を目指します。経営陣をはじめとする全社員が社会的責任への意識を持ち、以下の方針のもと事業を推進していきます。

1.経営トップのコミットメント

経営陣が地域住民や関係者との対話を重視し、持続可能な社会づくりを推進しています。トップ自らが理念を体現し、消費者志向経営の文化を全社に浸透させています。

2.ガバナンスと透明性の徹底

空き家所有者や地域住民からの声を丁寧に吸い上げ、サービス設計や仕組みの改善に反映。社会課題と真摯に向き合い、より良い循環を生み出す仕組みを整えています。

3.社会の声の反映

空き家所有者や地域住民からの声を丁寧に吸い上げ、サービス設計や仕組みの改善に反映。社会課題と真摯に向き合い、より良い循環を生み出す仕組みを整えています。

4.従業員の参画と意識向上

定期的な勉強会・研修・全社共有会などを通じて、社員一人ひとりが消費者志向経営の意義を理解し、日々の業務に活かせるよう取り組んでいます。

5.情報発信と双方向の対話

空き家再生事例や社会貢献活動を積極的に発信し、消費者や地域社会との信頼関係を育んでいます。透明性の高い対話を通じ、社会とともに成長する企業を目指しています。

人的資本経営

AlbaLinkは、「社員こそ最大の資産」という考えのもと、人材の成長と挑戦を支える人的資本経営を推進しています。社員が安心して成長し、能力を発揮できる環境づくりを重視し、体系的な育成プログラムを整備しています。

AlbaLinkが社員の成長を支えるために整備している、研修制度や育成プログラムの全体像を示した研修資料の図
研修の一環として、社員がホワイトボードを使いながら知識やノウハウを共有し、実践的な学びを行っている様子

新入社員の育成に際しては、OJTを含め約200時間におよぶ研修プログラムを実施しています。プログラムの中で、自社の歴史・事業理解から、現場実務・営業スキルに至るまで、段階的に習得できる以下のような仕組みを設計しています。

  • 入社初期から事業全体を俯瞰して理解できるように、自社の変遷や事業内容をまとめた約1,000ページのオンボーディング資料を作成。
  • 不動産基礎知識を学ぶ独自の動画コンテンツを用意し、繰り返しの学習を可能に。
  • 実務に即した研修・ロールプレイングを通じて、顧客対応や査定などの実践力を強化。
  • 研修後は明確な到達基準を設定し、成長を定量的に可視化。現場OJTとの連動で実務への定着を促進しています。

今後も社員一人ひとりの成長を支え、組織全体で学び続ける文化を育んでいきます。