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【賃貸でペットを飼っている人への意識調査】男女413人アンケート

賃貸住宅で飼っているペット アンケート調査

「ペットを飼いたい」と思っても、賃貸だと飼うのが難しくて諦めることも多いでしょう。

しかし「ペット可」や「ペット相談可」の物件はありますし、実際に賃貸でペットを飼育している人もいます。

今回は賃貸物件でペットを飼っている413人にアンケートを実施。

「賃貸でペットを飼うときに同意した条件」や「賃貸でペットを飼う際の悩み」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:賃貸住宅でペットを飼っている人
  • 調査期間:2023年9月29日~10月13日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:413人(女性274人/男性139人)
  • 回答者の年代:10代 1.7%/20代 27.1%/30代 38.8%/40代 21.3%/50代 9.2%/60代以上 1.9%

賃貸で飼っているペット1位は「犬」

賃貸住宅で飼っているペット

賃貸でペットを飼っている413人に「飼っているペット」を聞いたところ、最も多かったのは「犬(173人)」、次ぐ2位は「猫(126人)」でした。

今回のアンケートではペットの大きさは尋ねていませんが、犬種を答えてくれた方からは「ミニチュアダックス」「トイプードル」などの回答が寄せられました。

小型犬も含め、小型の動物を飼っている人が多いと推測されます。

賃貸マンション・アパートだと、大型の動物は飼育不可の物件も多いからでしょう。

ペットを飼うための賃貸契約における条件1位は「初期費用の増額」

ペットを飼うための賃貸契約における条件

続いて「賃貸でペットを飼うときに同意した条件」を聞きました。

その結果、1位になったのは「初期費用の増額(70人)」でした。

次ぐ2位は「家賃の増額(47人)」、3位「退去時の原状回復(15人)」と続きます。

賃貸でペットを飼う場合、金銭面の条件がつくことが多いとわかります。

もちろん物件ごとに「飼育数・種類の制限」などの飼育に関するルールも設けられているでしょう。

一方「ペット可物件だったので、とくに追加の条件はなかった」と答えた人も多く、258人でした。

1位 初期費用の増額

  • 敷金を通常の2倍支払いました(20代 女性 犬)
  • 礼金を増額する(30代 女性 犬)
  • 契約時、敷金とは別に家賃1ヶ月分相当額の契約金を払った(50代 男性 犬)

1位は「初期費用の増額」です。

ペットを飼う場合、「敷金・礼金」「(ペット)保証金」などの初期費用が高くなるケースも多いです。

敷金は退去時の修繕費に充てられるため、「ペットを飼っている部屋は汚れやすいから、最初から多めに預かっておきますね」という意図があります。

ペットを飼育しない場合の敷金は1~2ヶ月分が相場ですが、ペット可物件で「敷金を3ヶ月分払うことになった」という人もいました。

2位 家賃の増額

  • ペット可物件で、1匹までは賃料に含まれるため加算なし。2匹目以降は賃料に加算あり(30代 女性 犬)
  • 月々の家賃に5,000円上乗せ(40代 女性 猫)
  • ペットを飼う場合、家賃がプラス3,000円(60代以上 男性 猫)

2位は「家賃の増額」でした。

ペットを飼う場合は、ペットを飼わない場合に比べて家賃が数千円高くなるケースも多いようです。

物件によりますが「犬より猫の方が高くなる」など、ペットの種類や数によって加算される金額が変わることもあります。

なおペット可物件では、ペット不可物件よりも家賃が高めに設定されていることも。

もともとペットと一緒に暮らすことを想定してつくられている賃貸物件は、足洗い場や防音性能が整えられているからです。

3位 退去時の原状回復

  • 退出するときに壁や床をきちんと補修すること(30代 男性 ハムスター)
  • 壁や床のキズが明らかにペットがつけたものであれば、退去時に修理費を支払うという契約書にサインしました(40代 女性 うさぎ)
  • ペットOKの賃貸でした。床や壁を傷つけた場合、原状回復することが条件です(50代 男性 猫)

「退去時の原状回復」が3位でした。

原状回復とは、賃貸物件からの退去時に「部屋を本来あるべき状態に戻すこと」を指します。

ペットが原因で室内に大きなキズや汚れができてしまった場合、借主が原状回復費用を負担するのが一般的です。

入居時に敷金を多めに払っていても、修繕費が高くなると追加負担が発生します。

またペット可の賃貸物件では、契約に「ペットを飼育する場合、傷みの程度にかかわらず壁紙の張り替え費用を負担する」といった条件(特約)がつくことも珍しくありません。

4位 飼育数・種類の制限

  • 吠えたり家を傷つけたりしないペットなら可(30代 男性 ハムスター)
  • 猫は1匹のみ可能。ペット可賃貸ですが、「猫は1匹まで」「小型犬は2匹」までという条件があります(40代 女性 猫)

4位は「飼育数・種類の制限」でした。

「ペット可」「ペット相談可」の賃貸物件でも、飼育できる動物の種類や数が制限されていることも少なくありません。

「大型の動物は不可」「多頭飼いは不可」という物件が多いですね。

小さな動物でも「うさぎは壁や柱をかじるからダメ」「鳥は鳴き声がうるさいからダメ」といった物件もあり、ルールは大家さんや管理会社の意向によってさまざまです。

5位 ペットの写真・証明書を提出

  • ペットの写真やワクチン証明書を提出した(20代 女性 犬・うさぎ)
  • 入居半年以内の健康診断書とワクチン接種済証明書の提出。またペットの顔・色や模様がわかる写真の提出(40代 女性 猫)

5位は「ペットの写真・証明書を提出」でした。

「法律で定められたワクチンを接種しているか」「小型犬のみOKの物件で、大型犬を飼育していないか」などをチェックするため、写真や証明書の提出を求められるケースもあるようです。

またペット可物件では、認知症になってしまったペットの「共用部での排泄」や「夜鳴き」によるトラブルも起こります。

そのためペットの年齢を知らせなくてはいけなかったり、健康診断書の提出を求められたりすることもあります。

賃貸でペットを飼う際に感じた悩み1位は「騒音トラブルが心配」

賃貸住宅でペットを飼う際に感じた悩み

「賃貸住宅でペットを飼うにあたって感じた悩み」の1位は「騒音トラブルが心配(141人)」でした。

2位「室内にキズや汚れをつけてしまう(89人)」、3位「臭いが気になる(25人)」と続きます。

他の住人とのトラブルを心配している人が多数。

また室内のキズや臭いは、退去費用の増額につながるので心配している人が多いと推測できます。

なお「とくに悩みや問題はない」と答えた人は107人でした。

1位 騒音トラブルが心配

  • ペットに留守番させている間に吠えていないか気になる(20代 男性 犬)
  • 夜中に回し車で遊んでるときに、隣の人に静かにしてほしいと言われました(30代 女性 ハムスター)
  • 犬が走る音。周りに迷惑になってないか、クレームが来るんじゃないかと気になる(40 代 女性 犬)

1位は「騒音トラブルが心配」です。

実際にクレームを言われてしまった人も、「今のところトラブルにはなっていないけど心配」という人もいました。

日中あまり家にいない人なら、留守中に鳴いていないかも心配でしょう。

夜行性の動物を飼育しており、夜中の足音や回し車の音を心配している人も多数いました。

ペットと暮らすことを前提につくられた賃貸なら防音対策がされていますが、心配なら自分でも「防音マット」や「防音シート」の活用といった工夫をするのがおすすめです。

2位 室内にキズや汚れをつけてしまう

  • 木製の扉をかじってしまった(30代 女性 うさぎ)
  • トイレシートに排泄するときに失敗して漏れてしまうことが多々あり、フローリングの色が変わってしまった(40代 女性 犬)
  • 柱や戸板に爪とぎのキズがついた。今のところは何もないけど、退去時は心配(60代以上 男性 猫)

2位は「室内にキズや汚れをつけてしまう」でした。

とくに多かったのは「猫の爪とぎ」です。

爪とぎによって柱や建具、床、壁紙などにキズがついてしまい、退去時の費用を心配している人が多数いました。

またうさぎやハムスターも、ケージから出すと柱などをかじることがあります。

3位 臭いが気になる

  • 臭いが壁などに染みついてしまったので、退去時に苦労しました(20代 男性 ハリネズミ)
  • かごをベランダで掃除するのですが、気づかぬうちに臭いがしているのではないかと不安です(40代 女性 うさぎ)
  • どうしても独特な臭いがしてしまうので、建物の構造によっては異臭騒ぎになることがあります(40代 男性 亀)

「臭いが気になる」が3位でした。

回答は大きく分けて、「臭いが部屋に染みついて退去時に大変そう」と「臭いが周りの迷惑になっていないか」の2パターンありました。

消臭剤や消臭スプレーなどのグッズを使ったとしても、気になる人も多いのだと考えられます。

4位 他の飼い主・ペットが迷惑

  • 他の家の犬が吠えると、「自分の家がうるさいと思われているのではないか」と心配になる(20代 女性 犬)
  • しつけられていない他の部屋の犬がうるさい(40代 女性 犬)
  • エレベーターなど共有スペースでのマナーが悪い飼い主も多い(50代 男性 犬)

4位は「他の飼い主・ペットが迷惑」でした。

「鳴き声」と「共有部の汚れ」に関するコメントが多数。

よく吠える犬がマンション内にいる場合、自分の犬が興奮したり共鳴してしまったりして困ることもありますね。

また共有部の汚れが放置されていると住人に不快感を与えてしまい、ペットを飼っている住人全員が「マナーの悪い人たち」といった目で見られてしまうことも。

お互いが気持ちよく生活するために「ペットのしつけや訓練」「住むうえでのマナー・ルール」はしっかり守りたいですね。

5位 動物嫌いの住人がいる

  • ペット可にもかかわらず、マンション内の犬嫌いな人から「犬を飼っているのは迷惑だ」と文句を言われた(30代 男性 犬)
  • マンション内に犬が苦手な人がいて、「一緒にエレベーターに乗らないでくれ」と言われてしまった(40代 女性 犬)

5位は「動物嫌いの住人がいる」でした。

ペット可物件であっても、すべての世帯がペットを飼っているわけではありませんし、すべての住人が動物好きというわけでもありません。

「動物嫌いならペットOK物件に住まなければいいのに」と思うかもしれませんが、実は空室対策のため大家さんが途中でペット不可からペット可に変えることも。

「ペット不可物件に住んでいたのに、急にペットOKになってビックリ。でも簡単には引っ越せない」という住人もいるというわけです。

室内飼育のペットでも動物病院などに外出することはあるため、「外出時に共有部で動物嫌い・動物アレルギーの住人に会ったらどうしよう」と心配する人も多いようです。

6位 脱走した・脱走しそうで怖い

  • 勝手に隣室のベランダへ移動する。面識や理解のある方でないとトラブルになりかねない(30代 女性 猫)
  • ときどき同じ階にある別の家に上がり込んでしまう。犬を飼っている部屋で、ペット同士が喧嘩になってしまった(50代 男性 猫)

6位は「脱走した・脱走しそうで怖い」でした。

多かったのは「猫がベランダ越しに隣家へ行ってしまう」という体験談。

狭い隙間でも通り抜けてしまうため、「ちょっと窓を開けたすきに脱走され、隣家に迷惑をかけてしまった」という人も。

猫がベランダから地上に落ちてしまう危険性もあるので、十分な注意や対策をしなくてはいけません。

7位 そもそもペット可物件が少ない

  • 賃貸契約をするまでに「犬だったらOKなんだけど」というお断りを何件かいただき、苦労した思い出があります(30代 女性 猫)
  • 新築だとペット不可のことも多く、古い物件にしか住めない。またフェレットは犬猫に比べて一般的ではないためか、「よくわからない」という理由で賃貸契約が結べないこともあるので困った(40代 男性 フェレット)

7位は「そもそもペット可物件が少ない」でした。

「ペットを飼える物件が少ない」「物件探しが難しい」と感じ、入居前から悩んでいる人もいるようです。

やっとペット可の物件を見つけても「猫はダメ」「1匹しかダメ」「珍しいペットだからダメ」などの理由で断られてしまう人もいます。

同率7位 共用部を汚してしまう

  • 共有スペースを汚して怒られたことがあります(20代 男性 犬)
  • ケージに入れて運んでいるときに、共有スペースで粗相してしまった。一度部屋にペットを置いてからすぐに片付けたが、少し遅れて他の住民に発見されてしまうと「放置している」と思われて苦情になるかもしれないと焦った(40代 女性 うさぎ)

同率7位は「共用部を汚してしまう」でした。

ペット可物件では共有部でのトラブルを防ぐため、「共用部では抱っこかキャリーケース使用」というルールが設けられていることも多いです。

ルールを守らない飼い主が多い場合、「ペットはエレベーター禁止」などのルールができて困ることもあるので、共用部利用の際は気をつけたいですね。

しかしルール通りキャリーケースを使っていたのに、廊下やエレベーターを汚してしまい、焦った人もいました。

粗相だけではなく、「外で遊んだ犬がエントランスで身体についた砂をまき散らしてしまう」などもトラブルの元です。

まとめ

賃貸物件でペットを飼育するときには、「初期費用の増額」「家賃の上乗せ」「原状回復や退去費用についての特約」などに同意を求められることがあります。

「ペット可物件で入居後にペットを飼い始めるとき」や「ペットが増えたとき」も家賃や退去費用の取り扱いが変わってくることがあるので、大家さんや管理会社へ連絡しましょう。

なおペット可物件に居住中は、騒音や臭いなどのトラブルが発生することもあります。

「トラブルを起こしたら退去」という条件をつける大家さんもいますので、しつけや共有部でのマナーには十分注意する必要がありますね。

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